tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「玉兎清波遊」で何が見えますか?

2014-10-03 20:26:50 | 茶の湯
10月3日(金)
朝から良く晴れ渡りましたが、台風のニュースが気になります。
今日は自宅での稽古です。

   

   花

今日は5種の花を生けました。
タカノハススキ・オケラ・フジバカマ・サクラタデ・シュウメイキクです。

全てが自宅の花ですので、同じような花ばかりになっておりますが、この時期にこれだけの花が咲いていることに感謝です。
どちらの稽古場でも、花だけが心配なようで、集まりがある度にそんな話が聞こえてきます。


   

   軸

軸は「玉兎清波遊」(ぎょくとせいはにあそぶ)で、正眼寺の谷耕月老師に揮毫していただきました。
この軸には思い出がありまして、出来上がり、送られてきた軸を開けて見ると、「玉兎清波遊」でした。私は「玉兎青波遊」とお願いしましたのに・・・。

それで、恐るおそる電話をしたところ、老師は「青より清い方がいいでしょう。ワハハハ・・・」とこんな調子で話しておられました。
そんな思い出のある軸で、この軸を掛けると老師を思い出します。

      
   
   
   床の間

この語句をお願いしたのには訳がありまして、ある茶会に使いたいためのものでした。
物語を趣向にした茶会でしたので、中々思ったような軸がありませんでしたので、老師にお願いしたのでした。

老師は今は遷化されていらっしゃいませんので、この軸を掛けるたびに、あのころの事を思い出します。
あのころは若かったのか、怖いもの知らずでお願いいたしましたが、今だったらとても出来そうもありません。

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