tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

無銘のお菓子は店に並ぶか・・・

2014-10-21 18:40:23 | 茶の湯
10月21日(火)
朝方の雨も日中は上がり、晴れたり曇ったりと云ったお天気でした。何となく蒸していたような・・・
今日は大学のお稽古です。

   

   御園棚

学園祭のためのお稽古も佳境に入り、誰もが出来るようになって来ました。
上級生は何度か経験しておりますから余裕の表情でお稽古をしておりますが、初めて御園棚を経験する子達は真剣そのものです。

   

   花

今日の花は、いつもの事ですが我が家から持って行ったものですので、同じ花ばかりです。
それでも、この時期花が無くて困っている先生方が多いいと伺っておりますので、同じ花でも咲いていて、それを切って使える事に感謝しなければなりません。
フジバカマ・オケラ・リュウノウキクの3種です。

学生たちもオケラが珍しいのかじっと見ておりました。
そう云えば大学には初めて持って行ったかも知れません。

   

   お菓子

このお菓子は、初めて作ったのでまだ名前を決めていないそうです。
餡子を外郎で包んだもので、しっとりとした美味しいお菓子でした。

このお菓子屋さんは、いつもお菓子作り体験の指導してくださるお菓子屋さんですので、今日の反応とみんなの意見を聞いてから店に並べるかを決めたいようです。

何という銘を付けるか楽しみです。
ただ、外郎ですので、懐紙にべったりと貼り付いてしまうので、お茶席では出し方を考えなければならないと思います。
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トーハクの特集 なごみ10月号

2014-10-20 17:37:48 | 日常雑感
10月20日(月)
続いていた爽やかな青空も今日でおしまいらしい・・・すでに雨が降り出しております。

月曜日はストレッチです。今日も行って参りました。
インストラクターもいろいろ考えながらしておりますが、今日はきついメニューでした。
途中で手抜き息抜きをしながら、いい汗をかいてまいりました。

   

   なごみ10月号

10月も中程を過ぎてしまいましたが、なごみの10月号を紹介いたします。
今月号は、「探検!東京国立博物館」と題した特集を組んでおります。

よくトーハクと呼ばれ親しまれておりますが、様々の企画の展示をしておりますので、いつも混んでいるというイメージが植えつけられているような気がいたします。

   

 ようこそトーハク

10月号では、トーハクでしたい六つのことがテーマです。

   1、 茶室で茶の湯「感賞」体験
   2、 お気に入りの展示作品を選ぶ
   3、 展示デザインを見聞する
   4、 保存修復室を見学する
   5、 館長室・副館長室を探訪する
   6、 ミュウジアムショップでお買い物

こんな書き出しですが、私たちには絶対体験できない事がたくさんあります。
修復室や館長室など、よほどの事が無ければ入ることができませんが、この特集では、綺麗な写真で事細やかに紹介しております。

読んでいて楽しい今月号でした。
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実りの秋を感じつつ・・・

2014-10-19 17:43:52 | 日常雑感
10月19日(日)
秋の爽やかな日が続いております。
久しぶりで、いつもの散歩コースを歩いて見ました。

手術以来、制限をされていた訳でもありませんが、何となく家の周りをゆっくり散歩する程度になっておりましたが、爽やかな日曜日に浮かれ出てしまいました。

   

   見慣れない電車

線路わきを歩いておりますから、電車はいつも見慣れてはおりますが、この電車は初めて見ました。
どうも、定期列車ではなさそうです。

   

   ミカン

春に白い花が咲いておりましたが、見事に黄色く実っておりました。さすがに川が堅そうで酸っぱそうです。
果物の酸味に弱い私は、この文章を綴っていても唾が出てきております。
果物が嫌いな訳ではありませんが、あの酸っぱさには閉口してしまいます。

   

   柿

この柿もたわわに生っておりました。
一番てっぺんの実を撮って見ました。
よその家の柿ですから、甘いか渋いか分かりませんが、綺麗に色づいておりました。

栗も柿もリンゴもスーパーに行けば程良い物が手に入りますが、自宅で取って食べられるのは、また格別なものがあるはずです。
私の実家にも、大きな柿の木がありましたから、よく取っては食べたものです。自分で取れる枝がなくなると棒を使い、それも届かなくなると父にせがんで取ってもらう、そんな思い出がたくさんあります。

実りの散歩道でいい汗をかいて来ました。
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中置で一座建立に・・・

2014-10-18 18:30:14 | 茶の湯
10月18日(土)
秋の深まりを感じるこの頃です。
爽やかな一日でした。
今日も自宅でのお稽古で、昨日と同じように大板を使っての「中置」です。

   

   点前座

この季節になりますと、朝晩の冷え込みは厳しさを増すばかりです。
そんな寒さを感じ始めた10月のお稽古は「中置」です。

風炉をお客様に近づけてお点前をしますが、少しでも火の暖かさを感じて頂こうと考えられたお点前です。
僅か数センチだけの移動ですので、暖かさがお客様までは届くかとは思いませんが、お茶室では主客の一体感を味わっていただくのが最高の「おもてなし」になると思います。

主は「少しでも暖かさを」客は「お気使いありがとうございます」という心のやり取りが、「おもてなし」に繋がって行くのだと思います。
と、こんな事を書いておりますが、風炉先が涼しそうでした。残念!

   

   お菓子

今日のお菓子は、「男鹿」という銘のおまんじゅうでした。
今頃のお茶席では良く見かけるお菓子です。割って口に入れると粒あんの甘い歯ごたえが何とも言えない美味しさになっております。

   

   一服

お稽古が終った後に頂く一服です。
今日で、5月からの風炉のお稽古はおわりです。

お稽古の終わった安堵感と開放感を感じながらの一服です。
体の隅々にまで染み渡るような味がいたします。

何日かの休みがありますが、その間にすべての道具の入れ替えです。
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「話尽山雲海月情」で秋の夜長を・・・

2014-10-17 19:52:42 | 茶の湯
10月17日(金)
朝晩の温度差が10度以上もあり、体調の管理には細心の注意が必要です。
強い北風が吹いておりまして、真冬のような虎落笛が聞こえておりました。

今日は自宅でのお稽古でした。
今年最後の風炉でのお稽古です。

   

   花

花はすべて自宅の庭に咲いているもので、この時期にしてはたくさんの花が咲いております。
ミズヒキ・オケラ・シュウメイキク・フジバカマ・ユウガキクの5種です。

今までも生けておりました花々ですが、シュウメイキクは今朝咲いたばかりです。
キクの名前が付いておりますが、キンポーゲ科の多年草で、別名は貴船菊と言われております。京都貴船山に多く自生しているのでそう呼ばれております。

今では、一重咲きの白い花を、シュウメイキクと呼んでしまうほど庭先などで多く見かけます。

   

   軸

話尽山雲海月情(かたり尽くす山雲海月の情)で、山・雲・海・月は一切の心情を表わし、親しき者同士が、胸中の心情や境地そして心境などありったけの気持ちを、腹蔵なく語り尽くすことだと云われております。

秋の夜長を、親しき友人と語り明かせたら幸せだと思います。

   

   床の間

床の間飾りです。

この軸を揮毫されたのは、禅語に関する本を数多く出されて、人間禅教団の師家をつとめておりました芳賀幸四郎師です。
禅語の一行物が有名ですが、禅と茶道に関する本をたくさん執筆されておりました。


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「只一聲」で何を連想するか・・・

2014-10-16 18:02:58 | 日記
10月16日(木)
朝晩の冷え込みが強くなって来ましたが、山々には初冠雪の便りも聞かれ始めております。
今日は明日からのお稽古の準備です。

朝食を済ませてから、道具をしまったり、出したりといつものような木曜日でした。
今月で風炉も終わりですので、やりたいお稽古がたくさんありますが・・・

   

   風炉の灰形

やはり風炉の灰作りが最優先となります。
気持ちを落ち着けて始めないと時間ばかりかかって、綺麗な灰は作れません。

灰形だけは作っておかないと、明日になって大慌てになってしまします。
今日は柔らかな灰形が完成いたしました。


   

   オケラ

二鉢目のオケラが咲きました。
このところの冷え込みで鮮やかな白が浮き上がっております。

この色が山で咲いているオケラの色です。
20枚くらい撮った内の一枚です。綺麗に撮れました。


   
   
   待合の床

月初めに待合に掛けた軸で、今週を最後に再び棚へしまってしまいます。
月に雁の絵が描かれ「只一聲」の賛があります。

「一聲」は茶杓の銘などに使われております。
鶴や雁そして不如帰などを連想させますので、茶会などでも良く聞かれる銘のひとつです。

我が家にも茶杓がありました。何かと便利に使っております。




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目的を持ったお稽古は・・・

2014-10-15 18:05:00 | 茶の湯
10月15日(水)
再び雨模様になって来ました。
今日も大學のお稽古に行って来ました。

こちらでは、1年生がたくさん来ておりましたので、1年生は盆略点前、上級生は御園棚で学園祭のお稽古です。
学園祭も近くなって参りましたので、就職活動でお稽古を離れていた4年生も来ましたので、お茶室が狭く感じられるほどでした。

  
   

   御園棚

今年は2年生が主力になりますので、少し心配しておりましたが、何とか形は整って来ましたので一安心といったところです。
2年生・・・何と云っても、お茶を初めて1年です。
「1年ですべてやりなさい」は無理ですので、多少の事は目をつむらなければなりません。

それでも、彼女たちも真剣ですので、細かい事は言わないつもりでおりますが、どうしても言ってしまうことがあります。
そんな時でも素直に聞く体制を整え聞いて出来るようになろうとする姿勢を見せてくれます。

何でもそうですが、目的を持って励んでいる時の吸収力は絶大です。
これから社会人になってもからも、きっと役に立つ事でしょう。


   

   お菓子

今日のお菓子は「しぐれ」という銘がついておりました。
時雨を辞書で引くと、「秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨」と出ております。
また、松尾芭蕉が10月12日に亡くなっておりますので、「時雨忌」と呼ばれているそうです。

  
   

   一服

丁度3時、しゃべり疲れた頃に、お菓子とお茶を頂きました。
お茶を頂くと、どんなに疲れていても、心も体もリフレッシュいたします。
お茶にはそんな効用が含まれているのかも知れません。




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清風万里秋の掛かるお茶室は・・・

2014-10-14 18:09:22 | 日記
10月14日(火)
台風が日本を縦断して行きましたが、文字通り台風一過で良く晴れた一日でした。
今日は大学へ行って来ました。
良く晴れたためか気温が上がり、お茶室では冷房が入っておりました。

   

   花

花はヤマハッカ・フジバカマの2種です。
ヤマハッカは今が盛りと咲いております。

花を持って行き、挨拶の前に花を渡しますが、自分たちで生けますので、そのままにしております。

   

   短冊

こちらの大学は、床の間がありませんので壁に掛けております。
お茶室と呼んではおりますが、この建物を建てる時には「畳のある部屋を作ります」と言っただけで建設が始まり、あっと云う間に出来上がりました。
10畳と6畳、そして、流し台と収納場所があ利ます。

それでも学生たちにとっては、自分たちの活動拠点が出来たことに大喜びでした。
しかし、エアコンは予算不足とのことで付けてくれませんでした。

そして、4年前にやっと、先輩たちの助けを借りてエアコンが入りました。
そんなお茶室に、「清風万里秋」今にふさわしい語句の短冊が掛けられておりました。

   

   お菓子

今日のお菓子は、「栗衣」で、先日お菓子作り体験の時に作ったお菓子です。
頂きながら、形も自分が作った物とあまり変わらないな~。

などと言いながら食べておりましたが、プロの凄さは、どれを取っても同じ形をしているという事です。
私たちも2個ずつ作りましたが、同じ形にならずにいつまでもいじっていたことを思い出しました。

今日も、学園祭のためのお稽古でしたが、9月からお稽古を続けていた人と、ずっと帰省していた人との差が歴然としてしまいました。
この差を何とか学園祭までに少なくして、当日を迎えたいと思っております。

でも皆さん一生懸命ですから、すぐに追つくと確信しております。
学園祭まであと2週間です。



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禅語 「談玄月明夜」のご縁は・・・

2014-10-13 17:44:27 | 禅語今昔
10月13日(月)体育の日
台風のニュースばかりですが確実に来るようです。

昨日は学生セミナーでお家元訪問に行っておりました学生たちから、夕方に「今終わりました。これから帰ります」という電話があり一安心でした。
そして、9時過ぎには、帰宅した旨の連絡を受けてまた安心いたしました。
何だか自分たちの子供が出かけているような気持でもありました。

   

   軸

談玄月明夜(玄に談ず月明りの夜)、または、(談玄月明りの夜)で、山本玄峰老大師の揮毫された軸ですが、なんと読んだらよいのか、意味はどういったものなのか、全く分からずおりました。

そこで、書を学び、特に中国の筆法や漢詩を探求している友人に尋ねると、何日か後に読み方や意味などを教えてくれました。

   談玄―道を談ずる 清談
   玄――幽遠な道
   幽遠―奥深く遠いい

こんな意味があるという事でした。
「月明りの下で幽玄な話をいたしましょう。」こんな意味だそうです。

   

   床の間

この軸は、玄峰老師の生まれ故郷、和歌山県の湯の峰温泉に旅した時に、出入りの道具屋さんからの連絡で購入したご縁ある軸です。

翌朝、旅館の前でタクシーを待っている時に、碑がありましたので記念写真を撮って来ましたが、現像してからビックリでした。
何とその碑は「玄峰塔」でした。

老師の絶筆と言われている「玄峰塔」にはビックリでした。
この軸を掛けるたびにあの時のご縁の深さを思い出します。

茶掛けと云われている軸の中には、禅語辞典にも載っておらず、文明の利器ともいえるネットでも調べられない語句がたくさんあります。
道具屋さんで扱っている軸は、誰にでもすぐに分かる語句がほとんどですが、墨蹟などを専門に商っているところには、見たことも無い語句の軸がたくさんあります。

そんな軸を手にした時は、解らないながら、嬉しくなってしまいます。
これからも、どんな軸に出会えるかすごく楽しみです。

「千湖有水千江水」の軸を持って来た友人が、今日来まして、軸を持って帰って行きました。
きっと、自宅の茶室に掛けてニンマリとしている事でしょう。


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キジョウロウホトトギスが見事に咲きました。

2014-10-12 18:10:38 | 日常雑感
10月12日(日)
台風の影響なのか雲の多いい一日でした。
午前中にはすべての用事を済ませて、午後はのんびりと、と思っておりましたが、中々そうはさせてくれません。
結局、何やかやと忙しく動き回ってしまうことになりました。

   

   キジョウロウホトトギス

今年も咲きました。
見事に咲いてくれました。

キジョウロウホトトギスは、山野草の愛好家や茶花の好きな方々には憧れにも似た気持ちを抱いている花ともいえます。
我が家にやって来て数十年。毎年多いい少ないは別にして咲いて喜ばせてくれます。

この花も、先のキレンゲショウマと同じく、夜になるとスイッチョンと言われているバッタの仲間がやって来て、花芽を食べてしまいます。
花芽が大きく成るにつれて、消毒の回数が増えてしまいます。
ここ1週間くらいは、夕方の水やりが済むと消毒です。

   

   掛け花入

掛け花入に生けたキジョウロウホトトギスは去年のものです。
今年は、お稽古には間にあいませんでしたので切らずに置きます。

ユリ科の多年草で、姿の良さと美しさのため、やんごとなき雲上人の女人(上臈)という名を冠したといわれております。
掛け花入れに生けると素晴らしい。

   

   ユウガキク

この菊は、田んぼのあぜ道など田舎の道にはどこにでも生えている、ごくごく平凡な花ですが、この時期に茶花としては欠かせない花のひとつです。
ユウガキクは漢字で書くと「柚香菊」と書きます。

雅た名前を付けて貰っているわりには、どこにでも咲いている花です。
キク科の多年草で、茎の先が枝分かれしてそこに花芽を持って咲き、その姿は、素朴な美しさがあり、秋草の憂愁を漂わせております。



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