秋を感じさせる爽やかな一日となりました。このまま日一日と秋が深くなってゆくのでしょうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」よく言ったものです。正にその通りになってまいりました。18日から秋の彼岸ですが、私にとっては、彼岸というこの時期は、春の彼岸に父を、秋の彼岸に母を亡くしておりますので、彼岸は忘れえぬ時でもあります。
今日は自宅でのお稽古です。昨日の出稽古で出来なかった準備を朝から済ませ午後に備えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/e9/0da9489f423fbc300bf857c139c4a8c8.jpg)
夢 ニューヨーク大菩薩禅堂 榮道老師筆
私達お茶を嗜んでいるすべての人が思い込んでいる不思議な禅語でもあります。
この「夢」という軸の解釈は専門的で難しいので、ごく一般的なことを書いて見ます。
私が聞いた範囲では、沢庵禅師が死を前にして、この「夢」を揮毫し終わるとその筆を天井に投げ息を引取ったという逸話が残されております。
この話から、「沢庵さんが夢を書いてなくなった」ということで追善の茶会に使われだしたのが、今日まで伝承されているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/51/c85ba0cbceba5539df11f547f61e7ab6.jpg)
経筒の花入にタカノハススキ・ミズヒキ・サクラタデ・シュウメイギク・ヤブミョウガの5種を生けました。
花入の経筒は、お経を納めるために作られた筒で、唐銅や焼き物で作られたそうですが、今では、花入として現代の作家達が盛んに作っております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/57/6937d4f180d51750a92af8eb486ff69a.jpg)
この秋の彼岸24日が母の命日でもありましたので、夢の軸を掛け、経筒に我が家で咲いているすべての花を生けて、亡き母にお供えいたしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/ac8a0eda5ab6c8f4e83d6349c6175f72.jpg)
おはぎ
もちろん今日のお菓子は「おはぎ」です。
「ぼたもち」ともいいますが、どちらが正しいのでしょうか。
お菓子屋さんの「おはぎ」はさすがに形よく作られ、食べやすい大きさです。楊枝で切って二口三口で食べられます。
つぶ餡とこし餡とありましたが、最後に残ったのがこし餡のものでした。
私はつぶ餡のほうが好きなんですけど・・・・。
「暑さ寒さも彼岸まで」よく言ったものです。正にその通りになってまいりました。18日から秋の彼岸ですが、私にとっては、彼岸というこの時期は、春の彼岸に父を、秋の彼岸に母を亡くしておりますので、彼岸は忘れえぬ時でもあります。
今日は自宅でのお稽古です。昨日の出稽古で出来なかった準備を朝から済ませ午後に備えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/e9/0da9489f423fbc300bf857c139c4a8c8.jpg)
夢 ニューヨーク大菩薩禅堂 榮道老師筆
私達お茶を嗜んでいるすべての人が思い込んでいる不思議な禅語でもあります。
この「夢」という軸の解釈は専門的で難しいので、ごく一般的なことを書いて見ます。
私が聞いた範囲では、沢庵禅師が死を前にして、この「夢」を揮毫し終わるとその筆を天井に投げ息を引取ったという逸話が残されております。
この話から、「沢庵さんが夢を書いてなくなった」ということで追善の茶会に使われだしたのが、今日まで伝承されているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/51/c85ba0cbceba5539df11f547f61e7ab6.jpg)
経筒の花入にタカノハススキ・ミズヒキ・サクラタデ・シュウメイギク・ヤブミョウガの5種を生けました。
花入の経筒は、お経を納めるために作られた筒で、唐銅や焼き物で作られたそうですが、今では、花入として現代の作家達が盛んに作っております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/57/6937d4f180d51750a92af8eb486ff69a.jpg)
この秋の彼岸24日が母の命日でもありましたので、夢の軸を掛け、経筒に我が家で咲いているすべての花を生けて、亡き母にお供えいたしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/ac8a0eda5ab6c8f4e83d6349c6175f72.jpg)
おはぎ
もちろん今日のお菓子は「おはぎ」です。
「ぼたもち」ともいいますが、どちらが正しいのでしょうか。
お菓子屋さんの「おはぎ」はさすがに形よく作られ、食べやすい大きさです。楊枝で切って二口三口で食べられます。
つぶ餡とこし餡とありましたが、最後に残ったのがこし餡のものでした。
私はつぶ餡のほうが好きなんですけど・・・・。
先日、一年間渡米していました友人に会いました所、ホームシックの時にこちらのサイトを覗いては心を慰めていたと聞きましたよ。
さて、おはぎとぼたもちの違いについて、
春のお彼岸では「牡丹餅」
秋のお彼岸では「お萩」
と言い分けていると何かの本で読みました。
同じものが季節によって名前が違うとは面白いなと印象に残っていますが、本当でしょうか?
(私もつぶ餡派です!)
嬉しいコメントありがとうございます。
そう云って頂けますと本当に嬉しいです。
おはぎとぼたもちの違いやっと理解できました。
良い勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。
「おはぎ」と「ぼたもち」についてもう少し。
春のお彼岸では牡丹の花に見立てて大きめに作り、
秋のお彼岸では萩の花に見立てて小さめに作ると聞きました。
またつぶ餡で作ったものを「おはぎ」、
漉し餡で作ったものを「ぼたもち」、
と使い分ける呼び方もあるそうです。
というのも、秋の小豆は収穫したばかりなので皮が柔らかいのでつぶ餡にできる。
でも、春の小豆は皮が硬くなってしまっているのでつぶ餡よりは漉し餡向きだからなのだそうです。
そんなことから、私は春のお彼岸には漉し餡で大きめに、秋のお彼岸はつぶ餡で小さめに作るようにしています。
でも呼び方は通年「おはぎ」です。
また夏と冬でも異なった呼び方があるとか。
おはぎはお餅とは違いペッタンペッタンと音がしないので、いつ搗いたかわからないことから→搗き知らず(つきしらず)
(夏)
搗き知らず → 着き知らず、となり
夜は船がいつ着いたのか分からないことから「夜船」
(冬)
搗き知らず → 月知らず、となり
月の見えないのは、北の窓であることから「北窓」
おはぎのように、一つのものを季節に応じて呼び分けるのはとても珍しいものだと思います。
またこうしたことを知ると、つくづく
「小さな変化を呼び分ける日本語らしい。言葉が豊富でよかったな。」
と感じるのです。
ありがとうございます。
外国の人がどうしても理解できない日本語。
それだけ、内に秘めた複雑な気持ちを、外国語のように端的に表現できない独特な物があります。
日本語の美しさを大事にしたいですね。
ありがとうございました。