tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

彼岸をお稽古で・・・

2012-09-21 17:02:24 | 茶の湯
秋を感じさせる爽やかな一日となりました。このまま日一日と秋が深くなってゆくのでしょうか。

「暑さ寒さも彼岸まで」よく言ったものです。正にその通りになってまいりました。18日から秋の彼岸ですが、私にとっては、彼岸というこの時期は、春の彼岸に父を、秋の彼岸に母を亡くしておりますので、彼岸は忘れえぬ時でもあります。

今日は自宅でのお稽古です。昨日の出稽古で出来なかった準備を朝から済ませ午後に備えました。



夢 ニューヨーク大菩薩禅堂 榮道老師筆

私達お茶を嗜んでいるすべての人が思い込んでいる不思議な禅語でもあります。

この「夢」という軸の解釈は専門的で難しいので、ごく一般的なことを書いて見ます。
私が聞いた範囲では、沢庵禅師が死を前にして、この「夢」を揮毫し終わるとその筆を天井に投げ息を引取ったという逸話が残されております。
この話から、「沢庵さんが夢を書いてなくなった」ということで追善の茶会に使われだしたのが、今日まで伝承されているようです。



経筒の花入にタカノハススキ・ミズヒキ・サクラタデ・シュウメイギク・ヤブミョウガの5種を生けました。

花入の経筒は、お経を納めるために作られた筒で、唐銅や焼き物で作られたそうですが、今では、花入として現代の作家達が盛んに作っております。



この秋の彼岸24日が母の命日でもありましたので、夢の軸を掛け、経筒に我が家で咲いているすべての花を生けて、亡き母にお供えいたしました。



おはぎ

もちろん今日のお菓子は「おはぎ」です。

「ぼたもち」ともいいますが、どちらが正しいのでしょうか。
お菓子屋さんの「おはぎ」はさすがに形よく作られ、食べやすい大きさです。楊枝で切って二口三口で食べられます。

つぶ餡とこし餡とありましたが、最後に残ったのがこし餡のものでした。

私はつぶ餡のほうが好きなんですけど・・・・。



コメント (4)
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