今年は一日多い。
サラリーマンなら一日損をしたと思うだろうが、自由人なら一日儲けたと思う。
富田林市観光協会が企画した「楠公遺跡巡り」に参加した。
東北大震災で観光事業が落ち込んでいるので全国で企画された旅行計画をコンペし、
よい企画には補助金を出すことになり、富田林市観光協会が応募したところ入選し、
観光庁から補助金が出ることになったそうだ。
補助金が出るので旅費も安く3,980円だ。
9時に富田林駅前に集まった、定員は19名マイクロバス1台だ。
昭和初期に大鉄電車(近鉄、南海)の前身が企画した日帰り旅行だ。
楠正成がこの地で戦った時の戦死者を葬った「寄手塚味方塚」へ向かう。
お墓は高台にあるこの地域の人達を葬っている墓地の中にある。
朝、富田林に着くまで雨が降っていたがそのあとは急激に天気が回復して晴れ間も出てきた。
敵の死者を葬った「寄手塚」。
楠隊の死者を葬った「味方塚」。
心の優しい正成らしく敵の「寄手塚」の方が大きい。
正成は後醍醐天皇の挙兵に応じてこの下赤坂城で挙兵し、河内の上赤坂城や金剛山中腹に築いた
山城、千早赤阪城に籠城してゲリラ戦法を繰り返し幕府の大軍を相手に奮戦した。
下赤坂城の上にある棚田。
日本棚田100選にも選ばれた見事な棚田だ。
今日のツアーに参加した最大の目的は千早城址・千早神社へ行くことであったが、
千早城址へ登る500段の階段に雪が積もり上がれないと言う。
ここから引き返して嶽山温泉「かんぽの宿富田林」で昼食になった。
嶽山温泉かんぽの宿。
昼食はボリュームたっぷりなお弁当で味噌汁、茶わん蒸しが付いて美味しかった。
昼食のあと温泉に入った。
温泉には露天風呂があり、山の上から見下ろす景色は絶景であった。
ここにも正成の山城、龍泉寺城跡がある。
かんぽの宿を出て河内長野の観心寺へ向かった。
ここには楠正成の銅像がある。
皇居外苑にある銅像とよく似ている。
これは正成の首塚である。
今回はここまで、富田林駅まで戻った。
あと希望者は富田林の寺内町を案内すると言うので参加した。
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