図書館の新刊のコーナーにポツンと残っていた
人は、病院で死に、葬儀場で棺桶に入り、火葬場で焼かれ、墓地に埋葬される
亡くなった人の「からだ」とお別れする機会を私たちは、失っていた
病院で亡くなった父親の納棺を納棺師のリードで弟と一緒に手伝う話
当人は大学教授でジャーナリスト
要は病院から戻ってきた父親に生前の衣装を着せながらお別れをする話
コロナであったからできた体験でもあるだろう
1900年生まれの私の父親は、19997年12月29日
あと3日で白寿という日に亡くなった
病院から家に戻ってきた父親
お正月も何もかも吹っ飛んでしまった突然の葬儀
遠方の親戚も忙しい中を駆けつけてくれたが
葬儀はすべて葬儀屋に任せて年内に何とか全て終わらせた
今回この本を読んで今後(コロナが収まった後も)葬儀の進行形式も
リモートを利用すれば親戚その他大勢が葬儀場に集まる必要もなく
納棺から焼き場まで身近な親族だけで心のこもった葬儀が出来るのではないだろうか