さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

戦略に基づく強度の差 カネロ4大王座統一、技巧プラントをTKO

2021-11-08 07:10:03 | 海外ボクシング




ということで昨日はWOWOWの生中継、有り難く拝見したいところでしたが、所用のため、夜になってから、当然、結果を知らずに、じっくり見ました。
簡単に感想。



今回の試合については、4大王座統一を目指すカネロ・アルバレスが、スーパーミドル級標準規格、という感じの体格と、抜群の技巧を持つケイレブ・プラントに対したら、どう立ち回るものか、と思って見ていました。
なまじカラム・スミスほど大柄なら、小回り効かせる側として闘えるでしょうし、自分と同じく下のクラスから上げて来たビリージョー・サンダースなら、基本、パワーで押し込める。
しかし、機動力があり防御が巧く、スピードでもパワーでも互角、という相手と、168ポンド級で対したら?という疑問の答えが見られるとしたら、それはあらゆる面で「規格外」な怪物デビッド・ベナビデス戦ではなく、プラントとの試合なのではないのか、と。



初回、カネロはボディーワークを駆使し、プレスをかけて出るが、あまり打てない。プラントのジャブがヒット。
ただ、プレスは早々からなかなかの「強度」。プラントはプラントで、好きに間合いが取れてはいない。プラント。

2回、プラントはリング中央に布陣したい風だが、思うようにいかず。プラントは左を中心にヒット。カネロは右フックの脇腹打ちが当たる。
このパンチ、背中に近いところにも入る。微妙。レバーの反対側だが、嫌がらせ効果はあり、と見える。互いに好打、それ以外ジャブの数でプラント。


3回、プラントは足使うが、カネロはミスの多い右を捨てて、左ボディなどを当てる。
プラントは体の軸を回して防→攻の動作で打つ、振りの小さい右ショートカウンター。
メイウェザーなどがよく打っていたパンチ。これが決まる。しかしカネロがヒットを増やした分、カネロか。

4回、カネロがプラントにロープを背負わせ、連打するが、ほぼヒットしていない。プラント、細かいジャブ、右ショート。
カネロ、左フック一発だけ当てる。
「絵」としてはこの3分、メイウェザー、カネロ戦の再現という趣。しかしメイウェザーが要所で、彼なりに強打もしたのに対し、プラントは本当に当てるだけ。
この先、当たる確信をもっと強く掴んだら、もう少し打ち込むようになるのか?この回プラント。
5回、似た展開だがプラントの手数が少ない。攻勢でカネロか?微妙。


6回、カネロがフェイントや捨てパンチを使って、左のダブル、トリプルへと繋げて攻勢。右アッパーは躱されるが、左ジャブを当てる。
プラント受け身に回り続ける。クリアにカネロの回。

7回、カネロは頭の位置を変えつつプレス。残り1分くらいで立ち位置入れ替わり、カネロがロープ背負う。
カネロもよく見ているが、プラントもこの構図で攻め口に欠ける。警戒は当然だが、何か打つ手があっても良さそうなもの。最後カネロが左フック。カネロ。
8回、左の応酬。カネロ、頭を動かしつつ、懐入る頻度は高いが、ヒットは互角かやや浅め。右脇腹打ちの効果で、プラントの左を抑えつつあるか?
この回微妙。カネロの攻勢か?


9回、カネロが出るが、プラント際どく芯は外している。しかしジャブが減り、右ショート迎え撃ちはあるが威力に欠ける。
最後、プラント軽い5連打、最後の右は浅く入っている。振るならプラント?

10回、プラントに疲れが見える。カネロは左の軌道を下と見せて上に返すフェイントから、右ヒットに繋げる攻撃が出る。
プラント、体が重く、芯を外せなくなってきている。ボディ攻撃応酬の後、カネロが左フック、アッパーを上に返す。カネロ。

11回、プラント動きが重い。カネロが飛び込んで左フック。プラント止まり、右アッパー、左アッパーと続けて打たれ、ダウン。
立ったが体勢がすぐに崩れてしまうプラントを、カネロが強引に詰めて倒し、TKOとなりました。



全体の流れとしては、カネロがパワーで技巧のプラントを攻略し、詰めて仕留めた、というものでした。
カネロは序盤から、力入れて右を狙うと大半が外されたり、左のダブル、トリプルを駆使しても芯を外され、ガードされ、という具合で、時にメイウェザー戦のイメージが頭に浮かんでくるような回もあり、相当苦しんだようにも見えましたが、プラントが余りにパワーレスで、それに救われたのかもしれません。
加えて、微妙な印象も残った右脇腹打ちの「嫌がらせ」も奏功したか、終盤はプラントの左ジャブを封じ込め、動きを止めて断続的に攻勢をかけ、きっちり攻め落としました。
この辺の、しっかり狙い、戦略を持ち、攻防共に「強度」の高さを維持して、勝負を賭け、その通りに倒しきれるのはカネロならでは、と言えるでしょう。
メキシカン、ヒスパニック系のファンが求めるヒーロー像そのものを、改めて体現した、という勝利でした。



対するプラントですが、試合前に思っていたのと部分的に違ったのは、ハイレベルな技巧に反して、余りにもパワーに欠けたところでした。
一打で倒せるようなパンチはなくとも、せめて相手を「食い止める」「突き放す」くらいの威力がなければ...何も全部でなくても、カネロがプレスを強めて、勝負してくるポイントでしっかり叩ければ、何とかそれで足りたかもしれませんが、本当にほぼ全部が軽打に見えました。
確かに、要所で見せた巧さは、往年のメイウェザーに通じるものがありましたが、このレベルでは、やはり巧さ「だけ」では厳しい。
ある程度の「威力」、倒せずとも相手を脅かすだけのものは、やはり最低限、必要だと。

プラントというボクサーの魅力、良さは出ていた、と見える反面、試合前に思い描いていた、疑問に対する答えは、残念ながら見られなかったかな...という印象が残った試合でした。
慢性的な負傷を抱えていて、思うように強打出来ないらしい、と言われていることも知ってはいましたし、それ故にこれほど見事な技巧を身に付けたのだろう、とわかってもいましたが、それにしてもこれほど極端だとは、と。


もっとも、それでもカネロとここまで闘えるのだから凄い、とも言えますが。
あれこれつべこべ書いておいてナニですが、これほど巧いと、見ていて目に楽しい、というレベルで、試合中、何度も感心し、感嘆させられました。
今回は厳しい結果でしたが、かなうならまた、その闘いぶりを見たいものです。



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一段上の「基準」が生まれた 坪井智也と岡澤セオン、日本初の世界選手権制覇

2021-11-07 00:07:24 | 海外ボクシング




ベオグラードで行われているAIBA世界選手権で、バンタム級坪井智也と、ウェルター級岡澤セオンが、揃って優勝の快挙を達成しました。
世界選手権のメダリストといえば、石井幸喜、川内将嗣、村田諒太と過去三人いましたが、金メダル(優勝)獲得は史上初。
それが一大会にふたりですから、一度に数段飛ばしのステップアップという感じです。びっくりしました。



とりあえず動画はYouTubeにありますんで、ご紹介。
バンタム級決勝、坪井智也vsアフムド・サビルカーン(カザフスタン)。





初回は大柄なサウスポー、サビルカーンのパワーがややまさり、3対2で取られるが、2回から坪井の速いワンツーが決まり、クリアに抑える。
3回、サビルカーンはスイッチなども見せるが、焦ってラフな行為が続く。坪井は巧く捌いて左ヒットなど、リードを保って勝利。

しかし、レフェリーこまめに注意はするが、改まらなくても我関せず、みたいな感じ。
正直、注意する意味あんのかね、と。それがマイナスとして判定に反映される、という風でもないし、この辺は五輪でもそうでしたが、よくわからんところです。



続いてウェルター級決勝、岡澤セオンvsオマリ・ジョーンズ(アメリカ)。







初回から岡澤が足使って外し、少ないながらヒットを狙う。ジョーンズは若干立ち後れか。
2回はジョーンズも挽回するが、3回も岡澤が徹底的に捌いて外し、3対2のスプリットで勝利。

いわゆる「チェス・ゲーム」に徹した岡澤が、自分の信念を貫いて、際どく優勝を勝ち取りました。
これが東京五輪で出来ていたら、なお良かったんでしょうが、それでも目出度いことですね。



プロの試合で元アマチュア世界王者、という肩書きの選手は何人も見てきましたし、それこそ隣国、韓国のボクサーにもそういう人がいましたが、これまでは何というか、どこか他人事、別世界の話でしかありませんでした。
しかし、それが突然(ということもないか)、我が国の出来事になったわけです。
嬉しい驚きであり、これからはこの結果が、日本のボクシングにとって新たな、一段上の「基準」となるでしょう。

もちろん、一年延期して開催された五輪から数ヶ月後の世界選手権ともなれば、普通とはまた違う実情もありはするのでしょう。
しかし、それはそれとして、勝利という結果は、日本のアマチュアボクサーにとり、様々に自信となって、今後のさらなる成長に繋がるはずだと思います。



それにしても、坪井と岡澤、日本ボクシング史上初のアマチュア世界チャンピオンの闘いぶりは、プロのそれとはまた違った趣、面白さがあって、色々と目を引かれるものでした。
たった3ラウンズ9分間に詰め込まれた、目にも止まらぬ高速のパンチ、攻防の切り換えの鋭さなど、よく言われる「短距離走」ならではの魅力が、東京五輪を経て、だんだんわかってきたような気がします。

とりあえずバンタムとウェルターだけチェックしましたが、この動画は他の階級も全部見られるので、そちらも一通り見ておこう、と思います。
坪井や岡澤にその意志はないようですが、他の階級の選手から、今後プロのリングで見ることになる選手も、きっといることでしょうしね。




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ドネアもカシメロもライブで見られるか WOWOW、12月も生中継、配信連発 

2021-11-06 07:28:07 | 海外ボクシング


DAZNの登場で、それに対抗すべく?TV放送の生中継や、オンデマンドのライブ配信がぐっと増えたWOWOWエキサイトマッチですが、今月に続いて来月、12月も、以前の基準ではありえなかったような試合でも、生中継やライブ配信をやる方針のようです。

もちろん、先方の都合や不測の事態(選手の負傷やコロナや不祥事など)で中止や延期はあるかもしれませんが、昨日見たWOWOWエキサイトマッチの放送・配信予定によると、要するに「やれるものは全部やる」という勢いに見えます。
大変良いことです(^^)


今月は、明日のカネロ・アルバレスvsケイレブ・プラント、WOWOWプライム生中継に続き、21日クロフォードvsポーター戦、28日フィゲロアvsフルトン戦がオンデマンドでライブ配信。
色々楽しいなー、と笑顔になっていたところ、来月の予定は以下の通りになっています。


12月6日、月曜(現地の日曜夜にやる興行なんですね)、正午頃にWOWOWオンデマンドで、ジャーボンテイ・デービスvsイサック・クルス。

12月12日、午前5時からWOWOWプライム生中継、ジョンリエル・カシメロvsポール・バトラー。

同日、正午からこれもWOWOWプライム生中継、ノニト・ドネアvsレイマート・ガバリョ。

そしてこれも同日、WOWOWオンデマンドでライブ配信、ワシル・ロマチェンコvsリチャード・コミー。
WOWOWライブでは20日、月曜夜の枠で録画放送。


12日はえらいことになっておりますね。
WOWOWさんも、井上尚弥の王座統一路線、その試合が海外になれば、生中継は当然、今後も全部ウチがやるで!と宣言するかのようです。
仮に国内でも、ドネア戦がそうだったように、別解説(井上本人の登場含む)つけての録画放送をやるつもりでしょう。

しかしその上に、ロマチェンコ再起第二戦も配信するんですから...興行予定がもしこの通りに進むとしたら、当日のWOWOWスタジオは大変でしょうね。



ここのところ、生中継やライブ配信は出来る限りやり、そこで枠に入りきらなかったアンダーの試合などは、月曜夜の録画放送枠で流す、という形になっていて、本当に有り難く楽しんで見ておる次第です。
私にとっては、WOWOWというのは、他のコンテンツ(私の場合は映画、ちょっとだけサッカー)も含めて、あらゆる有料放送・配信の中で、やはり変わることなく一番のお値打ちであり続けています。

ということで、年末の忙しいときではありますが、大いに楽しませていただきます。
とりあえず明日も要注目ですね。カネロが「純正サイズ」(=大きすぎず、小さくない)のスーパーミドル、そして抜群に巧い相手にどう闘うのか、興味津々...。



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丸田陽七太、27日の初防衛戦は「ZAIKO」でライブ配信

2021-11-05 16:35:44 | 関西ボクシング




先月30日、ホールのA-SignとDANGANの合同興行と同様に、今月27日の日本フェザー級タイトルマッチ、丸田陽七太vs日野僚戦もPPV方式でライブ配信されるとのことです。
PPVプラットフォームのZAIKOにて。料金は3000円、BoxingRaise加入者は2000円です。
まだ、ZAIKOのHPに記載はされていませんが、近々記載があることでしょう。
森岡ジムからのお便りに書いてあったんで、間違いないはずです。


この月末はちょっと観戦旅行とはいかず、他にもあれこれ悩ましく(しかし、なかなか発表しませんなー...)、これはBoxingRaiseの配信で、と思っていましたが、こういう形で見られるなら、まあいいかと思います。
ただ、先月の興行に関しても、日本タイトルマッチで王者vs下位ランカー、或いはタイトル未満、というカードでこの金額は、「見に行けないけど、チケット買うより安い」「激励賞のつもりで出せる」というような考えの、ごくごく少数のファンにとってはともかく、世間から見たら「どうなのだろう」と思うもの、でもあります(もっとも、それでも大きな利益が出るわけではないでしょうが)。


これが世界王者クラスの試合とか、日本同級屈指の「これ以上ない」切り札的好カード、というならともかく、このくらいで、というのは、結局は狭い枠内で、広がりのない話を積み重ねた挙げ句、料金だけが上がり、ますます話が狭くなる、という悪循環への着実な歩み、とも見えます。
オンデマンド配信、PPV、と上辺だけは新しい話ですが、現時点では、その内実は相変わらず古いまま、とも言えるでしょうね。


と、ちょっときつい感想を書きましたが、今後、この形態、方式を、より広がりのある話に繋げ、より広く多くに試合を見てもらえるようになれば、リスクを負った好カードを「組み甲斐」のある、そんなボクシング界が実現するかもしれない、という期待も、心の片隅に持っています。
従来の柵や誼を離れたところで、少しずつ、新しい時代のスタンダードが生まれ、色々な好循環を生み出してほしいし、そうしていかねば、と。


そういうわけで今回、「ごくごく少数」民族のひとりとして、ZAIKOにて、PPV視聴をしてみようと思っています。
なんといってもライブで見られるわけですからね。佐川遼戦にて、それがないからホールまで突撃したことを思えば、どうということもありません。

しかし、PPVとなれば、BoxingRaiseよりも良い画質であることを期待しますが...どんな感じなんでしょうかね?



※表題、記事ともに、当初「29日」と誤記していました。27日の間違いでした。訂正します。どうもすみませんでした。




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この日程被りはあまりに悲しい 坂晃典、内藤律樹ダブルメインも12月14日!

2021-11-02 07:07:22 | 関東ボクシング




井上尚弥vsアラン・ディパエン、ウィルフレド・メンデスvs谷口将隆のダブル世界戦が行われる12月14日、後楽園ホールでもダブルOPBFタイトルマッチが行われる、とのことです。

言われて見ればこの辺で、内藤律樹と麻生興一の試合がある、と見たような、ぼんやりした記憶が甦ってきましたが、そこになかなか次戦が決まらなかった関西リングの雄、坂晃典の試合が入ったわけです。
相手は以前から話には聞いていた木村吉光。確か井岡一翔の「志成ジム」に移籍して初戦だったはずです。
大阪での興行だったら、当然見に行くところでしたが...コロナの影響もあり、色々難しかったのでしょうね。


さらに言うなら、もしこのカードが、両国のアンダーに入っていたら、それこそ上京観戦を考えたかもしれません。
しかし内藤の試合共々、この日程被りはあまりにも...悲しい、としか言えませんね。
後から決まったのは井上の方なのでしょう。世界戦ともなれば大規模会場を取らねばならず、TVの都合もあり、思うような日程にはならないのは承知していますが...。


とりあえず、こちらの試合はBoxingRaiseの配信があると信じますが、そうなっても井上の試合、フジの生中継と時間が被りますね。
両方を結果知らずに見るためには、情報遮断は当然のこと、先にRaiseの配信を見て、井上の試合は録画しておっかけ再生、とかしないといけなくなりそうです。
平日夜にこれでは、当日はドタバタですね。いやはや...。




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大晦日来日濃厚?ジェルウィン・アンカハス、井岡一翔戦について語る

2021-11-01 15:24:16 | 井岡一翔




IBFスーパーフライ級チャンピオンのジェルウィン・アンカハスが、杉浦大介氏のインタビューに応えた記事です。
プロモーターのショーン・ギボンズも同席しています。

大晦日、日本で井岡一翔と対戦するのでは、という話が海外報道で出ていたようですが、本人とプロモーターが同席した上で、かなり具体的な話が出ていて、興味深く読みました。


アンカハスのコメントとしては、

現時点で井岡戦は交渉中。契約はしていない。
ロマゴン、エストラーダ、シーサケットは対戦を受けてくれなかったが、井岡からはオファーが来た。
日本へはスパーリングの仕事で滞在したことがあり、快適だった。日本で闘うことに問題はない。
11月に試合予定はなかったが、渡米したのはトレーニング環境が良いから。
ロスのワイルドカードジムで調整を続ける予定。
井岡に勝てたら、バンタム級に上げて井上尚弥と闘いたい。

というところです。


加えてギボンズのコメントとして、

日本入国後の隔離は4日間で済むと聞いている。アンカハスは規律正しく、問題ない。
井上からは数年前、対戦オファーを受けたが、アンカハスには伝えず、自分の判断で断った。
その時点では、アンカハスに向上の余地ありと見た。
20万ドル程度の金額を得るより、時期を待つべきだと判断した。
だが今回、井岡に勝てば、より高額報酬での井上戦も見えてくる。



他にもジョナス・スルタンとの関係性など、色々ありますが、井岡戦については、現実に交渉があって、割と前向きに進んでいるような印象です。
もっとも、数年前に井上戦の20万ドルくらい、というオファーを断ったというから、今回はそれ以上を求めている、と見るなら、簡単には決まらないかも知れません。
それにしても、アンカハスが過去にそれ以上の報酬を得たことがあるかと考えれば...答えはひとつ、とも思えます。



昨年は国内に田中恒成というビッグネームがいたおかげで、大晦日にビッグカードが実現しましたが、今回はさらに色々大変な交渉となっていることでしょう。
もしこのカードが実現すれば、井岡一翔の「独立路線」はいよいよ本物、と証明されることになるでしょうが...はてさて。







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