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さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

一歩前進、といえる僅差とKO 中垣龍汰朗、松本圭佑揃って勝つ

2022-09-16 05:58:57 | 関東ボクシング



一日空きましたが、FODプレミアムのアンダー感想文です。


前回、負けに等しいドローに終わった中垣龍汰朗、短い間隔で8回戦、契約体重53キロ、という条件での今回の試合、相手はこれもアマ歴があってB級デビュー2戦2勝で3戦目の吉田京太郎。
今回、楽な相手当てるのかと思ったら違って、大柄でリーチがあり、積極的に攻めてくる、なかなかの強敵でした。

内容としては中垣がこれまでよりも踏み留まって、しっかり打ち込み、打ち合う意識が見えるもの。
それゆえに、要所では間合いで外す巧さも見える反面、ヒットを喫する場面も目に付く。
やはり良し悪しあるというか、打ちつ打たれつ、という感じでもあり。

終盤の左ボディブローの効果でもって、僅かに抜け出したか、ドローか?という印象で、採点は2-0で中垣。
これで戦績は3勝2分となりましたが、中身としては濃いものです。
ひとまず、前回のドローから一歩前進、とは言えるでしょう。

ただ、体格的にバンタムでやっていくには細いか。
打ち込みに行くスタイルに徹するフレームではないように見える。
また、そういうバランスに振り切ってしまうと、本来の良さが出るとも思えません。
どこにベストバランスを見出すか、階級やスタイルの選択などなど、その試行錯誤はしばらく続くかもしれません。



ミライモンスター松本圭佑は、6戦目もKO勝ち。
元ランカー石田凌太を2回、左カウンターで効かせ、厳しい詰めで即座のレフェリーストップ。
一発右クロス食ったのだけがマイナスでしたが、いよいよ身体が出来てきたか、フェザー級で抜群の体格と柔軟性、そして強打を持つ、本格派ホープへの道が見えてきた感じです。

前回はもう、ボクサーとしての闘志や技術や耐性を何も持たない、何者かわからない「お相手」を開始早々打ち込んで終わり、という、見ているこちらとしては、見た内に入らんような試合でしたが、今回は松本の強さ、鋭さがしっかり見えた、きちんとした試合、そして戦慄的なKOでした。




大橋ジムのホープ二人、それぞれに前回とは内容的に違ったものを残した試合だったと思います。
フィリピン1位のダンリック・スマボンと引き分けた、仲里ジムの重里侃大朗も、「ホンマ」の相手に好ファイトを繰り広げましたし、今回の興行は変な試合はひとつもない、見応え充分なものでした。
重里は勝てず残念でしたが、こういう相手と闘っていき、勝ち抜いて行ければ、その先に本当の大成と言える未来が待っている、と思います。


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