さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

長谷川、フェザー級転向へ?

2010-01-20 19:24:14 | 長谷川穂積
内山と細野のダブル世界戦ですが、BSジャパンでの放送はアンダーカードの放送に
比重を置いた構成になっておりまして、それはそれで大変ありがたいんですけども、
やはりあれだけカットが多い放送ではなかなか試合を語り得ないというところで、
友人にDVDを送ってもらって、それを見てから書こうということで、更新が延び延びになっております。
15日に何か書くとうそぶいていながら申し訳ありません。
新年早々これでは先が思いやられます...。


さて、長谷川穂積の次戦は、4月、関東で西岡利晃とダブルメインイベント、
バンタム11度目の防衛戦か、或いはWBCフェザー級上位との転級初戦、
うまくいけば次期挑戦者決定戦となるかも、という報道がされています。

一番現実的で、実現の可能性があるのかと思ったWBAスーパーバンタム級王者、プーンサワット戦は
実現の可能性がゼロということです。
つまりバンタム級にとどまるか、或いはフェザー級転向かの選択になるということですね。
傍目に見ると、えらい極端な話やね、と見えるんですが、長谷川本人の希望と、
現実のビジネスの折り合いをつけた結果が、こういう話になったのでしょう。

いかにバンタム級で無敵の長谷川とはいえ、スーパーバンタム級をパスして一気にフェザーへ、という
誰の目にも困難を伴うであろうと見える一段飛ばしの転級を成功させることが出来るのか。
確かに心配ではあります。
しかし反面、長谷川穂積ならばこのくらいの難事に挑むくらいでないと、という
ファンとしての勝手な期待も同時にありますね。

こうなれば4月の試合は、是非、フェザー級の強豪相手に転向第一戦、といってほしいですね。
相手はWBC2位、ファン・カルロス・ブルゴスなら文句なしですが、こちらは先日試合したばかりで、
「ほな次、日本行きますわ」とほいほい来てくれるものかどうか...よくわかりません。
しかし、仮に他の選手になったとて、相手次第で充分、楽しみな試合になりそうです。

何より彼自身が言う「クラスを上げたらもっといいパフォーマンスが見せられる」という言葉が
フェザー級において、いつか実現されるならば、その過程として、これからの試合は
どれもこれもが注目の試合になるでしょう。
4月、西岡利晃との夢のダブルメインイベント興行、今から楽しみですね。

相手はいっそ、クリス・ジョンでもいいですねー。なんなら西岡との対戦でも良いんですけど...(^^)

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明日のダブル世界戦ですが | トップ | やっと見ましたダブル世界戦 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やはり長谷川さん (アラサーファン)
2010-01-20 20:52:11
プーンサワットとやらないという事で色々いう輩がいますが日テレとの関係、プロモートする帝拳との関係(近辺の階級に下田君や松田さんいますし)、手放したくないWBCとの関係を考えると難しいのでしょうね。本人も山下会長も言いたくても言えない事情もあるでしょうから。私はフェザーの長谷川さん見たいです。
内山さんの試合は地上波で全て見たのですが後でBSで見てがっかりでした。アンダーカード全部する必要どこにあったんでしょうね。しかもしょーもない選手紹介の映像つき。ファンが一番見たいのは何かわかってないなあと思いました。
返信する
Unknown (ポン)
2010-01-22 11:44:08
長谷川選手は体重苦が厳しいみたいですね
バンタムで具志堅さんの記録を抜いて欲しいと言う希望もあるけど是非頑張って欲しいです
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2010-01-23 21:24:46
>アラサーファンさん

長谷川の転級に関しては、あれこれ事情もあり、長谷川の希望もあり、そして相手のあることでもあり、という当たり前の理解ができれば、とやかく言うことでもないと思うんですけど、ちょっと短絡的な批判が一部にはあるようですね。フェザー級への一段飛ばしについては、心配は心配ですが、長谷川ならば...という期待もあります。あと、彼はスーパーバンタムへの転級による「普通の二階級制覇」に、あまり魅力を感じていないのかもしれませんね。そこが長谷川の秘めたるプライド、名誉欲なのかもしれません。

>ポンさん

長谷川の減量苦の度合いは、かなり厳しいものだと初めて知ったのは、V9戦の前でしたか、試合まで3週間くらいで、もうあとどこ削るの、という体付きで秤に乗ってフェザー級ジャストだったのを見た時でした。あと4キロ、どうすんの、あとどこ減らすとこあんの、という感じで、これはいかんなぁと思った次第です。あの映像を見ているから、フェザー級まで一気にあげるというのも、あり得る話なんだなぁと思っています。

具志堅さんの記録というのは、こと日本国内においての話題性、価値という面で、長谷川にとっては大きなメリットですね。コンディションが許せば、新記録を目指してほしいところではあったんですが...。
返信する
Unknown (とみー)
2010-01-27 16:50:54
 コメント、前後しますが…。

 僕は長谷川のフェザーへの転級を押します。
最近の防衛戦の前に、名城とのスパーの映像を見たんですが、長谷川が減量中盤とはいえ、その体格差はフライとフェザーぐらい違うように見えました。とても1階級違いのチャンピオン同士には見えませんでした。

 あと、前回の防衛戦の試合時の顔面のむくみ。今までの長谷川の試合時の顔貌とちょっと違った印象を受けました。
 あれは、たぶん脱水状態から急激に多量の水分を摂取した影響ではないか、と思いました。
 
 これまでの試合を見ると、バンタムの体重が作れれば、なんとか勝つことはできるだろうと思います。
 しかし、無理をして、網膜はく離なんてこととかにならないといいなって思ったり…。
 パンチじゃなくて、バッティングとかで思わぬケガとかもあるでしょうからね。

 いろんな構想が、早くやらなかったばっかりに…って事は今までさんざんあったじゃないですか。
 僕はそんなことが心配です。
返信する
Unknown (SATOYAMA)
2010-01-27 20:25:00
こんばんは。
長谷川ですが、バンタムに留まる事を表明しましたね。フェザーに上がるものだと思っていただけに、この決断には驚きました。
長谷川いわく「まだベストパフォーマンスを見せられていないので、バンタム級でやりたい。」
長谷川の志の高さは周知の事実ですが、ちょっと可哀そうになります。もう、あの体は
バンタムじゃないですよ。クリス・ジョンも少し落ちてきているし、充分通用すると思っていたのですが・・・

先日、深夜に「あしたのジョー2」が放送されていました。ジョーが、金竜飛戦の前の、壮絶な減量苦が描かれていました。結局リミットまで落ちず、最後は血液まで抜いて計量をパス。
同じバンタムという事もあり、観ていて長谷川がオーバーラップしました。
「ない袖は振れない」という言葉がありますが、削れるところがないものを、どうやって削ればいいのか。
とにかく、長谷川陣営がそう決断したのですから、我々は信じるほかないんですけどね。
返信する
時々は図書館で (類人猿)
2010-01-28 09:38:44
大昔のボクシング入門書(図書館で読みました)が減量を批判していました。体重制は、元々無理なく戦わせるためのものなのに!!と言って。その本が最初に出てから(ずいぶん版を重ねていました)四十数年たっているのですが・・・・・

長谷川選手、大丈夫でしょうか。減量さえなければ!!とファンに溜息つかせるようなことにならなければ良いのですが。
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2010-01-29 10:37:39
>とみーさん

最近は減量苦の影響が顔に出てますね。試合前の入場時に、もうそれとわかります。心身共に、かなり疲弊してる面があるはずです。
古くは具志堅のカント挑戦から、二郎さんのダビラ挑戦、ちょっと矮小な話(失礼ながら)では井岡弘樹の金容江挑戦、他にもあるかも知れませんが今思いついただけでも、、あとから見て「やっときゃよかったのに」と思う幻の転級挑戦話ってありますね。今回の長谷川も、フェザー級上位との対戦が可能なら良かったんですが。

>SATOYAMAさん、類人猿さん

転級の是非については、単に本人の希望やファンの期待通りにいくわけもない、無理なものは無理だということでしょう。本人のコメントは、実に潔いものだと、私は理解します。
しかし、それでも私は思います。どんな名王者とていつか敗れる日が来るもので、長谷川とてその例外ではあり得ない。その時、相手に負けた、時の流れに負けた、というならまだしも、自分の体調に負けた、なんていうことだけにはなってほしくないし、そんな試合を見たくもない、と。

しかし、これだけのボクサーが未だ、国際的知名度や興行価値を持ち得ず、それらを獲得する機会すら持てない。故にしかるべき試合が組めず、そのしわ寄せはボクサー本人が全部背負うことになる...日本のボクシング界はいつまでも、ボクサーを幸福にしないシステムのままですね。
返信する

コメントを投稿

長谷川穂積」カテゴリの最新記事