残念ながら次の日曜、無観客で開催される予定だった新人王予選も中止になりましたが、新人王運営委員長の横浜光ジム、石井一太郎会長はあくまで前向きに、現状で出来ることは何か、ということを、伊藤雅雪との対話形式の動画で語っています。
具体的には新人王大会のリスケや、興行の準備、YouTubeのライブ配信などに積極的に取り組むことなど、ですが、ボクシング界もやっと、業界の中からこうした方向性を打ち出せる人が現れたなあ、と嬉しく思います。
もちろん、YouTubeで試合を配信して、その視聴回数や視聴時間から得られる収入が大きなものになる、というレベルには遠いでしょうが、それでもまず、一歩目を踏み出さないと何も始まりません。
どんな試合でもそうですが、まずは多くの目に触れる機会を、何らかの形で作ることが大事です。
その積み重ねの先に、本当の好カードや大きな試合、どこに出しても「見もの」として通る試合を実現しうる状況、環境の構築があるのだ、と思います。
この苦境の先に、石井一太郎会長始め、新世代を担う関係者諸氏の挑戦が、何らかの形で実ることを祈りたいですね。
ところでDAZNのボクシングコンテンツですが、デラホーヤvsガッティの「エピソード2」というのは、デラホーヤがコメンタリーとして出演し、自らが試合映像を見て振り返る、という形での配信でした。
ただ、なんといっても英語そのまんま。同時通訳などあるはずもなく、字幕つける暇もない。
緊急に作られた、あり合わせのコンテンツなんで、仕方ないんですけど、これではなあ(以下略)というところ、でした...。
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ということで、一曲。
The Beatles “Revolution” Thompson Twins によるカバーです。
ビートの連載にて語られている現役時代の話を読むと、受けた指導を反映した闘いぶり、ということだったみたいですね。その「激動」を乗り越えた経験も含めて、いろいろと期待したくなる人材だと、それだけは確かなことだと思います。