さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

状況は整理された/グラスゴーの後に/大学で再起/左冴える/究極対決?/今週末のライブ配信(再度追記)

2019-03-29 08:17:58 | 井岡一翔




井岡一翔、国内復帰、と数日前に一社だけ記事が出ましたが、正式に会見あり。
Reason大貴ジムに移籍し、JBCライセンス取得、TBS放送で6月にも東京で世界戦。
状況は着々と整理されていて、この辺の段取りはなるほど...と思う話ばかり、ですね。

昨年大晦日の判定負けから、再度、決定戦出場の流れですから、
本人が言うように、海外での試合を軸に、ということには、当面はならないかもしれません。
パリクテに勝てたとしても、義務づけられる試合があり、TBSが主導する流れの上で、
大晦日に統一戦だの、或いは田中恒成戦?などが持ち上がるとしたら、なおさらでしょうね。

しかし、とりあえず昨年やった二試合で、どこに出ても充分闘えることは証明したのだし、
従来の路線よりは特別な試合が組まれるのであれば、それは良しとすべき、でしょう。
その先にまた、改めて広がりのある話も見えてくる...かどうかは、何とも言えませんが、
経済面最優先、というに留まらず、然るべき試合を全部、蹴手繰りにして突き進む、
傍目には「もう知らんわ」としか言えなかった、かつての姿が再現されはしないでしょうし。


さて、6月開催のパリクテ戦は東京ということですが、集客力はどのくらいあるものなんでしょうかね。
ちょっと読めませんが、大田区あたりでやるのでしょうか。
時期的に、京口紘人とのダブルとかいう可能性もありそうですね。
こちらも良いカードが組まれるならば、ちょっと考えねば(何をや)と思っていたりします(^^)


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日本時間の5月19日といえば、早朝、グラスゴー決戦があるわけですが、
その後に、神戸ポートピアホテルで小西伶弥が世界再挑戦
井岡一翔に挑んだ大柄な強打者、IBF王者フェリックス・アルバラードと対戦します。

井岡が技術面で質の高さを発揮した、その最たる試合の相手として記憶に残る選手ですが、
敵地フィリピンで、ランディ・ペタルコリンを沈めての戴冠を経て、初防衛戦で再来日。
ペタルコリン戦を見ると、相変わらず器用ではないが、粘り強さと強打は健在でした。

ファイタースタイルの小西が、攻めながら機動力でまさり、手数でポイントを奪い、
ボディ攻撃で体力を削る、という展開を作れるかどうか、ですね。
あと、技量力量とは別に、小西の傷は心配ですが...。

この興行はセミに堀川謙一も出て、TI山形ジムの多田雅と日本タイトル防衛戦です。
先の日本王座再獲得試合は、専門誌でも高く評価されていましたし、
大ベテランとなってなお、意気軒昂な模様。多田も好選手ですし、楽しみです。

しかし、ポートピアホテル内の狭い会場となると、観戦は色々と...
TVはどこでやるんでしょうかね。CSフジ?
民放BSなら、さらに有り難いですが...。


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昨年大晦日、ムサラネ戦からの再起となる坂本真宏は、阪下優友と対戦
タイトル云々以前に、けっこう厳しい相手かな、と思います。

阪下は新人王の頃も見たし、王者クラスに挑んだ試合や、近いとこでは粉川戦なども。
引き分けですが好ファイトでした。思い返せば、けっこう数を見ている選手です。
直近の試合では元OPBF王者中山をTKOしたそうですし、
王者クラスへの再挑戦に向け、再浮上してきた、というところです。

出身大学構内の体育館に迎え撃つには、なかなかの強敵だと言えます。
少なくとも、勝って当然、予定調和の試合では、まったくありません。
こういう試合は、見るべき価値のある、本当の勝負だと思います。
両選手の健闘を期待します。


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一昨日はBoxingRaiseにて、三代大訓vs渡邊卓也のライブ配信を見ていました。

三代が、無駄に動かず、最短距離で当てる左ジャブのヒット数で、ペースを握りました。
渡邊は果敢に反撃するものの、ジャブで間を埋められ、追撃の右アッパーを打たれる。
さらに、右フックの「巻き」、時にインサイドへストレート、という具合に、
よく見て適切なパンチを選択し、当てていく三代が、クリアな勝利を収めました。

三代は強打こそありませんが、それでも時に力を入れ、時に飛び込みざまに打つ
アッパーやフックの右を打ち分け、4回、6回、9回、11回などは
渡邊が少し足取りを乱したり、後退したりも。狙いの見える、巧みな攻め口を見せました。

一見地味というか、スピードやパワーなどに、見目鮮やかなものはないのですが、
よく左が出て、それが正確で、小さい防御動作やフェイントの巧さも相まって、
相手のリズムを断ち、ペースを掴む巧さがあり、この辺は見ていて感心。
伊藤雅雪が世界に行ったあとの、国内の130ポンド上位の一員として、十分な実力を持っています。

もう少しパワーアップして、一打の威力を増し、好機の追撃に鋭さが加われば、
ベースとしては、さらに上を期待していい素養がある、と思います。
本人の言のとおり、国内で闘うべき相手との試合で、さらに成長を見せてほしいですね。


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最後に、狼藉者の話題

井上尚弥との対戦が、究極対決、と目されるというのはどんなものかなと、疑問です。
ちょっと過大に見過ぎじゃないでしょうかね。
先の試合も、確かに完勝でしたが、体格、パワーで押し切れる相手だと、
えらく強く見える選手だというのは、以前からそうだったわけですから。

今後、ウーバーリと井上拓真戦の勝者との対戦になるのか、
それとも先にウーバーリに挑むのかは不明ですが、その試合が試金石になるでしょう。
体格で劣らない、純正バンタムの世界上位相手に、普通の計量を経て闘って、
動きで外されて狙われる、という展開に直面したネリーが、どう闘えるものか。
それを見ないと、何とも言えないように思います。
まあ、別にそれを見てみたいとは、全然思っていないわけ、ですが...。


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記事追加。
次の日曜、31日には、BoxingRaiseで小浦翼の試合がライブ配信されます。
第一試合開始は午後4時半の予定です。

そしてDAZNも同日、ライブ配信あり。こちらは午前10時頃からか。
デラホーヤの再来という触れ込みのライアン・ガルシアvsホセ・ロペス。
田中恒成との死闘で知られる、小型ゴメスことアンヘル・アコスタが、
これまた日本でお馴染みガニガン・ロペスを迎え、WBO王座の防衛戦。
けっこう面白そうなカードですね。

日曜は用事もあって、ライブでは見られそうにありませんが、見逃し配信でチェックします。
もう少し早めに予定出してもらえたら良いんですが...。

※さらに追記。今夜、木村翔の試合がライブ配信ありと、こちらの記事に。
見やすいものであってくれたら幸いです。これも何とか見たいものです。


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そんなことで、一曲。
amazarashi「それを言葉という」。






コメント (4)
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