さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

共に「後半」勝負?/互いに万全/ヒットマン引退/こちらは狙撃手

2016-08-27 20:39:01 | 関東ボクシング


ということで来月16日の府立ダブルをゴールとして、色々注目試合や話題など。


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河野公平とルイス・コンセプション、激突は来週水曜日です。
まあ、世界戦といえばこのくらいの試合が年に一回くらい無いと嘘ですから、
取り立てて「よく組んだ」「よくぞ受けた」と褒めるのも却って失礼なのやもしれませんが。

さすがに月末平日に上京は難しく、まあ田口の方がペタルコリンでなくなったこともあり、
ディレイのTV放送で見るとしますが、楽しみは楽しみです。

さて、河野は「後半勝負に持ち込む」と語り
コンセプションはというと、動画で河野を見た上での「分析」を語っています

厳しく言えば河野が語ったのは自信で、コンセプションは分析を語っているわけです。
いずれにせよ、実際にそれを試合の中で具体化し、実現する能力は、また別物なのも事実です。
結局はその能力が勝敗を分けることでしょう。

私は、コンセプションは序盤から叩きに来るものだとばかり思っていて、
それを凌がないと河野には勝ち目がない、という先入観がありましたが、
実際コンセプションはどんな立ち上がりを見せるんでしょうかね。
この辺は非常に面白いというか、興味深いところです。

あと、勝敗を分けるのはやはり防御でしょうか。
河野は悪いですが雑で、ある程度打たれるのを込みで闘うようなところがあります。
コンセプションは強打で相手を押さえ込めず打たれるとき、非常に悪い打たれ方をします。
身体を逃さず、無防備なまま「芯」で喰ってしまう、というか。
この辺の粗を、どれだけ出さずに済むかどうか。その差が明暗を分けるでしょうね。


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田口良一宮崎亮ともに、コンディション万全とアピールしています。

共に万全、なおかつ「良いとき」の比較をすれば宮崎が勝つ...と思ったりもしますが、
そういう前提には意味は無く、結局は現状の力が全てです。
苦しい展開もありながら、一定以上の相手と闘い続け、勝っている田口の方が、やはり有利なはずです。
逆に言えばこの試合に宮崎が勝つなら、それは相当高く評価され、称えられるべきことでしょう。

この試合は、指名試合としては、残念ながら一定の水準に達していない一戦ではあります。
しかし、カードとしてはそれなりに興味深く、また宮崎亮というボクサーの魅力に、
かつて大いに惹き付けられていた者としては、やはり見逃せない一戦です。

勝敗は知らず、言葉通りの「万全」が見られることを、何よりもまず願っています。


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京都のヒットマン、徳永幸大引退表明

体格と強打を武器に、真っ向から相手と切り結んでいく数々の試合は、どれも強烈な印象が残るものでした。
日本上位との試合が多く、その内容の濃いキャリアと、京都のジムからの王座奪取は、大いに称えたい業績でした。

今後は大森将平のサポートに回る、と記事にありますが、こちらでも健闘を祈りたいと思います。


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ヒットマンの次は、スナイパー、狙撃手の話題。

9月4日、座間のセミファイナルについては、以前も少し触れました
その追加というか、井上拓真の対戦相手、フロイラン・サルダールの動画を貼っておきます。

アローヨ戦以降の動画が見つからず、最近の様子がよくわからないのが残念なんですが、
かつて次期世界王者候補と目されたころの、何とも派手なノックアウトをいくつか紹介します。


まず2010年11月23日、レミュエル・オビドス(と読むんでしょうか)戦。
WBOアジアパシフィック、ユースのフライ級王座決定戦。10戦目。
迷彩?柄のトランクスがサルダール。初回、見事なワンツーで強烈なKO。





続いて2011年5月28日、ジャック・アミサ戦。手撮り映像。
これも初回、フックかアッパーかわからんような右で初回KO。
力量差が大きく見える。最後は世に言う「ディレイド・リアクション」か、
それとも単なる嫌倒れか。





2011年12月23日、ネルソン・ラノス、でいいんでしょうか。これまた初回。






こうして見ていると、なんならこの選手がメインでお兄さんに挑戦したって良さそうなものですね。
勝っている試合での様子は、そんなことまで思うほどの強烈な強さです。
しかし...。

2014年6月19日、プエルトリコのバヤモンに遠征。
当時のIBF王者アムナット・ルエンロエンへの挑戦権を賭けて、
マックウィリアムス・アローヨと激突。





若手の頃よりも上体が大きくなっている。
大きく動いて距離で外し、ロングのパンチを打ち込むスタイルだが、
その分構えが低くなっていて、胸を張り気味にも見える。
強打アローヨと闘うにはいかにも危険、自信過剰。

2回、右ダブルの後に左フックを打たれ、直後に距離が詰まったところにもう一発。
顔の真ん中に拳の芯が入った、見た目以上に強烈な一撃。立てず、KO負け。



この後、4連勝ながら、昨年9月9日を最後にブランク中。
今度の試合がほぼ一年ぶりの試合ですね。何があったのかは知りませんが。

しかし、もし状態が良ければ、今時の世界戦なら充分、強豪挑戦者と目されるレベルです。
今回はメインの挑戦者がアレなこともあり、この試合こそ要注目、ですね。
大いに楽しみな一戦です。TVの放送枠にも入れて欲しいですね。


コメント (5)
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