率直に言って気分の良くない話題に囚われていましたが、
まあそれ以外にも色々とあります。
気を取り直して、まずは名城信男再起戦決定について。
相手はWBCバンタム級の14位にランクされるタイ人、ヨドチャンチャイ。
一階級上で、19勝(16KO)2敗となっていますが、対戦相手に強豪の名は無し。
タイのボクサーとの対戦、というのは想像していましたが、
今回はナコンルアンプロモーションの選手ということで、たぶんWBC系列の方ですね。
バンタム級で闘う名城を見てみたいと思っていたファンのひとりとしては、
ある意味で、待望の一戦だったりもします。
実際にこの先、どちらの階級で闘うかは不明ですが、もうそろそろ転級があって良いと
かねてから思っていたので、そういうことで話を進めます。
陣営が、大晦日に戴冠した河野公平に対し、年明け早々オファーをした、なんて話を聞くと
またも「組めたら組むで、世界戦」なのかと思ってちょっとがっかりしましたが、
まあ考えてみれば右から左に組めるものでもないですし、
こういう、ちょっと難しめ?の試合からやり直す、というのは良いと思います。
私の個人的な希望を言うと、この試合を良い内容で勝ってもらって、
その後はバンタムで、大場浩平vsジェロッピの勝者と対戦してほしいところです。
せっかく近場に日本王者が生まれるんですから、是非やってもらいたいです。
このカードなら、昨夏、世界戦をやった住吉の大きい方の会場でも、けっこう客が来ると思いますけどね。
なんなら、神戸の大倉山の会場へ乗り込む、お出かけアウェー挑戦でもいいじゃないですか。
ご近所同士の遠慮なんて、ファンの勝手を敢えて言いますが、クソ喰らえであります(^^)
せめてこういうのを経てから、世界再挑戦へ、という形であれば、
もちろん内容と結果によりますが、基本的にはファンの納得度の高い挑戦になるし、
何より名城本人の士気というか、気合いの乗りも出てくるんやないかなぁ、と思います。
昨夏の試合、評価は人によりさまざまなれど、心情的な面も含めて言えば、
名城の闘いぶりは称えられて然るべきものだったと思います。
しかし彼が重ねてきた熾烈な闘いを経て、彼が何を得て、何を失ったのかを考えれば、
あの闘いぶりは「懸命」ではあっても「賢明」とは言えないのではないか。
届かなかった、足りなかったものを掴むためには、あと一歩の頑張りを心する、だけでなく、
最初から、今の名城信男のボクシングの全体像を見直し、組み立て直せないだろうか。
そのように思うのもまた、事実です。
一昨年の、WBO8位のレイ・ペレス戦や、敵地でのスリヤン戦あたりには、
名城のそうした「刷新」の方向性が見えたようにも感じられました。
今回の試合にも、そうした前向きな何ごとかが見られることを、まずは期待しています。
...とかなんとか、偉そうにあれこれ書いといて何なんですが、
私、この日は諸事情あって、観戦出来ないことがすでに決定的になっております。
何やねんお前、そらないやろが、と言われても、返す言葉もありません(^^;)
なんとか、スカイAさんで放送されることを、今はひたすら祈っておる次第であります...。