さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

高山快勝!

2006-11-08 09:51:53 | 高山勝成
いやー、見事な王座奪取でしたね(^^)v

どうもここのところ、良い話題が少ないボクシング界ですが、
そういういやな空気をスカッと吹き飛ばすような試合でした。

高山は、肉体改造により身体が強くなっただけでなく、それによって
さらに自らのスタイルに自信を深めているように見えました。
初回早々から、鋭い踏み込みと右ストレートで先手を取り、
精度と威力を増した左ジャブとボディブローでメロを苦しめ、
丁寧なサイドステップとヘッドスリップなどで反撃を封じる。
その試合展開の見事さに、ほれぼれしました。

メロはパンチの切れや身のこなしを見る限り、決して弱い選手ではなく
むしろ劣勢の中でさえ、怖さを感じる選手でしたが、
この日のリングで、メロには都合の良いことが何一つ起こりませんでした。
高山はメロの勝利の芽をことごとく摘んでしまっていました。

この試合は、高山の志向する、攻防一体のリズムボクシングが
徐々に完成に近づいていると感じさせてくれました。
バッティングで試合が終わったのは残念でしたし、
もう少しパワーアップを...とも思うのですが、
それは次への楽しみとして残しておきましょう。


それにしても、こういう良いボクシングを見せてもらえると、
タイトルが暫定だからどうとかいう、細かい話はどうでも良くなりますね。

もちろん、世界王者7人目という記録についての話題や、
暫定王座制度についての是非論もあっていいとは思います。
しかし、この日の試合後に、まず第一に語られるべきは、
高山のボクシングの素晴らしさです。そうあってほしいと思います。

昨今の徳山騒動やカメ問題を見てもわかるとおり、
肝心のボクシングをそっちのけにされては、
結局、選手が不幸になるだけですから。

コメント (2)
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