さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

小松則幸KO負け

2006-07-01 00:46:03 | 小松則幸
ファン注目の大一番、小松×内藤、ジータスで翌日放送がありまして、見ました。

立ち上がりに内藤の左フックが決まり、小松の動きががくんと落ちて、
それ以降、丁寧に狙い打ちする内藤に、小松はほとんど反撃らしい反撃がないまま。
6R、内藤の右アッパーが浅く当たる。直後、追撃の右フックが見事なカウンターで決まり
小松が糸の切れた人形のようにダウン。立ちましたが内藤が連打でストップ。
史上初のOPBFと日本チャンピオンのダブルタイトルマッチはは、
日本チャンピオン内藤大助が勝利しました。


結果知って、そういう目で見ているからかもしれませんが、
試合前からいつものエネルギッシュな小松とは別人に見えました。
足のバネが切れているというか、身体全体に力が入ってないというか...。
正直言って、勝ち負け以前に内容が納得できないままです。
小松贔屓の私ならではの、いかにも勝手な感想ですが...。

ファンの多大な好感、期待を集めた一戦でのあの闘いぶりは、
プロボクサー小松にとって生涯最大の痛恨事かもしれません。
減量失敗だけが原因ならば、ある意味、救われるのですが。

試合前日、計量を終えた小松の写真を、某ジムのHPにて見ました。
いつも、過剰なまでに闘うことへの渇望がほの見える、
ギラギラした顔つきが常の小松が、なんだか優しい表情に見えました。

今後の彼がどうなるかわかりませんが、
エネルギッシュでチャーミングな、ナニワのイケメンファイター、
小松則幸のキャリアが、重大な岐路にさしかかったことだけは間違いないようです。


対する内藤大助ですが、ほんとに見事な強さでした。
小松の体調云々とは、まったく別の次元の話で、強かったです。
パンチの長短の切り替え、アッパーとストレートの組み合わせ、
巧みなフェイントで、確実に小松を切り崩していく様は、
さすが世界戦以外無敗の実力者、と思わせました。

サバイバルマッチを見事勝った内藤を、今日V15達成のポンサクレック陣営は
内藤陣営の都合を知ってか知らずか、次の防衛戦の相手にリストアップしたそうです。

はてさて、どーなるんでしょうか。
またポンサクレックとやらないかんというのは、内藤本人の心情はさておき、
やはり辛い話ではないかと思うのですが...。

コメント (2)
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