いまだ正式に発表はない井上尚弥の次戦と、さらにその次ですが、何か決まったような情報が海外からは出ています。
The September fight is not in Tokyo. https://t.co/0f0Q2os4hm
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) March 6, 2025
サウジ資本に買収された結果、報道と興行の境界があやふやになっていて、でもお金が大きいから誰もそれを指摘もせず、気にもしていない状況が、傍目には実に据わりの悪いリング誌の「取材」による、とのことです。
5月4日、ベガスのTモバイルアリーナでラモン・カルデナスと闘い、その次は9月14日に東京でムロジョン・アフマダリエフと闘う、のだそうで。
5月の方は、このカードメインでTモバイルアリーナはどうかいな、と。9月に関しては、日本でやるとしたら日曜日の開催は滅多にない、という点が疑問ですね。
アラン・ピカソは蚊帳の外から声を上げる以外、出来ることがないらしい、ということだけは確かなようです。
しかしお馴染み杉浦大介氏は、9月の試合について「東京ではない」と投稿しています。
MJ戦はサウジか、或いは9月と言えばカネロ、クロフォード戦のアンダー?と、色々想像が膨らむところです。
まあ、次の試合に勝ったわけでもないのに、そんな先の話してる場合か、と...普通なら思うところですね。井上尚弥は明らかに「普通」ではないから、こういう話になるのが常ですが。
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で、サウジ興行と言えば当然DAZN配信になると思うところですが、そうとも限らない?ような話も、ちらり。
Massive! pic.twitter.com/slfgrx4WyG
— Dan Canobbio (@DanCanobbio) March 6, 2025
7月11日にマジソン・スクエア・ガーデン!で決定した、ケイティ・テイラーvsアマンダ・セラノのラバーマッチ(でしたよね)ですが、配信がNETFLIXになる模様。
昨年のタイソン、ジェイク・ポールは、イベントや配信コンテンツとしては史上屈指の規模でしたが、NETFLIXがその次に手がけるボクシングが、女子ボクシング(しかし、他に何か良い名称はないものですかね)のビッグマッチになりました。
それは良いことですが、NETFLIXにまつわる話で、気になるものも。
Netflix is aggressively moving into boxing's big event space. Taylor-Serrano is one. Two other fights very much on Netflix's radar, per sources: A planned Canelo-Crawford matchup and a hoped-for showdown between Anthony Joshua and Tyson Fury. https://t.co/YVtUEPfwMU
— Chris Mannix (@SIChrisMannix) March 6, 2025
クリス・マニックスというのは、米スポーツ・イラストレイテッド誌のライターだそうです。
彼によると、NETFLIXはこのテイラー、セラノ戦のみならず、カネロ、クロフォード戦と、アンソニー・ジョシュアvsタイソン・フューリーの対決について、注目している、とのことですね。
サウジ資本から10億ドルほどの資金投入がされているDAZNが、いわば中東資本の影響下にあるとするなら、NETFLIXはアメリカ資本の代表格と見るべき存在です。
カネロ・アルバレスはNETFLIXが企図していたというジェイク・ポール戦を選択せず、サウジと契約してウィリアム・スクル、その次にクロフォードと闘う運びになっているようです。この辺の話の運びは、井上尚弥とも通じます。
しかし、もしNETFLIXが、サウジとDAZN連合?以上の条件を提示出来るのなら、カネロにせよフューリー、ジョシュアにせよ、そちらに転じる判断をして、何の不思議もないでしょうね。
或いはサウジ娯楽庁自体が、NETFLIXとのビジネスに踏み切る可能性も、ないことはないのかもしれませんし。
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そのサウジ娯楽庁ですが、UFCのダナ・ホワイトらと組んで、新たなボクシングプロモーションを設立へ、という記事です。
【ボクシング】サウジ総合娯楽庁長官のアルシェイク氏、TKOなどと新プロモーション立ち上げ ボクシングにUFCモデル導入か? - サンスポ https://t.co/tx6P707eTg @SANSPOCOMから
— 尾﨑 陽介(サンスポ)/Yosuke Osaki (@mrqis10i6ho) March 6, 2025
UFCという格闘技のプロモーション会社が、MMAという競技そのもの全てと誤解されるレベルで、広範に認知される現状ですが、ひとつの会社内の話とはいえ、それ故に統率が取れ、常に最上位同士のカードが組まれているらしい、という話を聞く度に、ボクシングではこうはいかんだろうが、ちょっと羨ましい気もしていました。
その「モデル」導入、というのが具体的に何を意味するのか、気になるところですが...「会社」の範疇を超えた何物か、つまり「団体」の意味合いがないと、UFCモデル、という言葉にはならないのでは?という印象です。
それこそ新たにベルト作る、みたいな話になりゃせんか、と。まあ、それはリングマガジンベルトで代用するのでしょうかね。その際に物を言う「権威」の風味が欲しいがための、リング誌買収でもあったのでしょうし。
今の四団体時代にまつわる様々な弊害に飽き飽きしている身としては、いっそのこと全部潰してひとつにまとめてくれるなら、どんな後ろ暗い資本の手によるものであろうとも、既存のものと比べて五十歩百歩も違わんわ、五十歩五十一歩くらいやし、全然OK...と、極めて乱暴に思ったりもするんですが(笑)。はてさて、どうなりますやら。
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