ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

何処も同じ…

2011年06月10日 | 気にかかる

   「スミレ」 1cmほどの小さなものです かすかに良い香りがします 今年初めて我家に来ました


昨日、宮城の南三陸町の仮設入居辞退者が多いと書きました。他の県は如何な
んでしょうとも書きました。日経の朝刊に宮城県、のことが乗っていました。福島
県のことが載っていました。日経は経済紙ゆえに、こういう一般問題は、何時も1
日遅れるようです。

福島県の担当者は仮設住宅希望が少ないのは「民間借り上げ住宅が人気な面が
ある」と言っています。そうでしょうね。仮設は仮設でしかありませんが、一般住宅
は普通の住宅ですものね。独立したい、前進したいと言う人には良いに決まってい
ます。

メインは宮城県と同じ「食事や生活物資の支援が無くなり、被災生活で経費がかさ
むこと」を理由に挙げています。

しかし国交省は「完成から入居まで手続きに時間が掛かる」のが原因だと言ってい
ます。そうでしょうか? ニーズが汲み取れていないように思いますが。皮肉なこ
とに手続きも厭わない仮設に入りたいと言う人には当たらす、不便な場所の仮設で
は食事も通院もままならないと言う人に当たっているのではないですか? 募集の
時の説明不足だと思いますよ。「手続きに時間が掛かる」と言うなら、この際です、
簡素化すればいいのではないですか。このまま、仮設を作っても条件は同じだと思
います。

何処の避難所だか忘れましたが、そこに派遣された、神戸大震災の経験者のNPO
の方は4月から、づ~っと生活を共にしているのですが、何時までもボランティア
に何でも頼っていてはいけないと言うので、まず、班に分けて、朝、全員で避難所
の掃除を始めたそうですよ。次に食事のしたくもボランティアに頼っていたのを、
分担を決めて自分達でする、そうすると人と人との会話も弾み、仲間意識が強まっ
て居るそうですよ。

この話をテレビで見て、リーダーの良し悪しで、その生活に張りが出るのではない
かと思いました。

もう一つ良いリーダー・南三陸町旭地区の区長さんです。区長さんのお話では、週
に1度、水や支援物資の配給を受け取りに来る皆の顔が暗い、どうにかして笑顔が
取り戻せないかと始めたのが「川柳」です。皆さん川柳を作るのは初めてだそうで
すが、支援物資の配給を受け取りに来た時に区長さんの選んだ句が発表され、住民
の顔に笑顔が戻ったそうです。こんな「川柳」ですよ。

     大津波 みんな流して バカヤロウ

     大津波 ババのヘソクリ 泥の中

     水くみと 物資もらいで 今日もくれ

     流された 家より惜しい みそのタル

     災害が 冷えた夫婦の よりもどす

     千年に 一度の津波 何故ここに

 4月半ばに電気が通じたそうです、そこで女心が…

     電気つき 亭主驚く ノーメイク

     スッピンで 外に出る日が あるなんて


     
                 2株のうち1株はきえてしまったようです
コメント (2)
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