ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

細川護煕・美の軌跡展

2011年06月06日 | 一寸そこまで

               ↑  チケット        ↓   パンフレットの裏側


細川元首相が議員を引退されてから、「陶芸」を趣味に「晴耕雨読」の生活に入
られたことは知っていました。しかし個展を開くまでにお上手だとは知りませんで
したし、初めての個展がパリだとは勿論知りませんでした。

「陶芸」だけだと思っていましたが、「書」も嗜まれて、こちらもお見事でした。私は
大好きな字でした。大作が多くて、大方が「条福」の作品でした。「半紙」がお好
きなようで「色紙」は見あたらなかったように思います。

普通「陶芸」は一つの窯に魅せられて、「XX窯を好み…」と言うものだと思って
いましたが、細川さんは違っていました。「XX窯」にはこだわらず、複数の窯の
作品を焼かれるようでした。高麗の作品を模す時は、高麗の土を輸入するか、時
には現地に飛んで焼く。と言うことのようです。「茶器」だけではありません。壷、
置物、掛け軸等々多岐に渡っていました。

壊れた大きな壷は花器に使われていましたよ。「花」といえば作品に花が添えられ
てあるのですが、(勿論日本の野に咲く楚々とした花)すべて名前が添えられてお
りまして、こんな親切な展示は初めてだと、花が大好きな私にとっては嬉しいこと
でした。

会場には湯河原にあるお茶室の実物大の模型が在ったのですが(パリにも持って
いかれたようです)「お茶の炉」は四角と決まっていると思っていましたが、丸いの
には驚きました。発想の転換がお好きなようです。

すばらしい作品とその意外な使い方の考えに感心しました。

お金持ちでないと出来ない生活だな~と言うのと、もう一つ感じたことがあります。
鳩山さんとの比較です。

同じように不自由のない家に生まれ、二世議員でもあり、総理経験者でもあります。
細川さんはすっぱりと議員生活に別れを告げ、一生の趣味を見つけ、その立場でも
大成しつつあります。

片や鳩山さんは一度は「やめた」と言いながら、前言取り消して、居座っています。
それだけならまだしも、コロコロと寝返って廻りに禍を撒き散らしています。

細川さんは人と付かず離れず趣味に生きる、鳩山さんは権力と、人の集まりが好き
で、周りの迷惑考えない生き方。貴方ならどちらに軍配を揚げますか?  



    名前は判りませんが、芝で咲いていたので 可愛いので鉢揚げしてやりました(11-6-6)
コメント
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