ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

遍路 (68回)

2009年11月16日 | 思い出話
            平成15年5月11日 (日)
             番外霊場 2番 延命寺



        距離:22K  BH・美空 ~ 延命寺 ~ ろんどん荘

5月11日 0:59  うえきさん  (受)

コンビに弁当は辛いですね「ろんどん荘」の道路を隔てた向かいにある総菜屋さんは美味しい
のでお勧めです。種類も結構あったと思います。僕がお腹いっぱい食べて1000円いかなかった
ような。一度利用してみては如何でしょうか。

11:28  ふじいさん  (送)
久し振りの雨の遍路です。モーニングしています。みかんの白い小さな花が真っ盛りです。
よい匂いで元気づけてくれます。去年在った鯉幟が見当たりません。高知と愛媛のお国柄の
違いでしょうか?

11:35  ふじいさん  (受)
こちらは予報どおりの雨です。少し底冷えがします。何となく面白くないね。足元に良く気をつ
けて、お参りしてください。

11:35  ふじいさん  (送)
西が明るい。昼から上るそうです。後8Kで宿です。今日はお参り無しです。

11:38  かずよ  (受)
今日は朝から雨が降っています。そちらも雨ですか? 風引かないように。

11:46  かずよ  (送)
今、やっとお店を見つけてモーニングしています。足りなくてホットケーキ追加しました。
雨は午後から上るそうです。今日は後8Kだけです。お寺は明日までありません。

11:59  ひろあき  (送)
やっとモーニングしています。遍路道を行くとお店がなく、ひもじさに国道に下りてきました。
又遍路道に戻ります。自動車の音が五月蝿いので。

12:16  かわしまさん  (受)
第3日目:やはり雨が降りました。念力無力。風もあります。歩いてホカホカになりますように。

15:53  かわしまさん  (送)
もう宿についています。時速4.5Kと頑張りましたので、2時に着きました。明日まだ歩かない
と次のお寺に着きません。気の長い話しでしょう。自動車なら2時間掛からないところを、足掛
け3日かけて歩きます。




16:41  しょうま  (受)
修学旅行はバスと電車やで。

16:57  しょうま  (送)
そうなん。先生が大変やね。持って行くお小遣いの額は?

17:06  しょうま  (受)
7000円以下やった。

17:31  しょうま  (送)
ひろあきおじさん2000円おじいちゃん5000円合計7000円メデタシメデタシ。

17:33  しょうま  (受)
一応お兄ちゃんとおじいちゃんに有難うって言っといて。

17:37  しょうま  (送)
解りました。



昨夜の残り物で朝食を済ませて、宿を出ました。暫く国道を歩きましたが、車
の騒音が五月蝿いので、一筋北の遍路道(生活道路)を歩く事にしました。

町に入っても食べ物やさんが在りません。溝浚えをするらしく、スコップを持っ
た奥様が4.5人立ち話をしていましたので「この辺に喫茶店はありませんか?」
と聴いてみましたが「無い」という答えが返ってきました。

暫く行くと工場が在って、昼休みらしくおじさんたちが居ました。そのうちの1人
が「歩きかい? ご苦労さん」と声を掛けてくださいました。「この辺りに食べ物
屋さんはありませんか?」と尋ねてみました。

もう1人のおじさんと相談して「セルフ・サービスのうどんや」安くて美味しい店
が市役所のそばに在ると教えてくれました。此処から北に行ってその筋を戻
るらしい。「戻る」と聴いただけで拒否反応が起こりました。一歩でも前進した
いのです、戻るなんて嫌や!

「二人なら500円になるよ」割安と言う事だろうか。美味しくて安いのは魅力
的ですが「前進を阻む」のはゴメンだわ! お礼を言ってその場を離れまし
た。国道に出ればお店はあるだろうという事で、空腹を満たす為に国道に出
ることにしました。



やっと見つけました。ログハウスばりの割と感じの良いお店です。「ご飯のラ
ンチは出来ないが、サンドイッチならある」と言うので入る事にしました。割
と美しいサンドイッチが出てきたのですが、量が少ないのです。お腹の「何処
へ入った?」と言う感じでしたので、大好きな「ホットケーキ」も注文しました。
太るはずだわ!

此処からは又、国道から家の間を縫うように続く旧道に戻りました。旧道を行
くと1K長くなるそうですが、車の騒音の中を歩くよりましです。

土居町に入った辺りで、家からおばさんが出てこられて「お接待です」と「ポカ
リスエット」と「お茶」をくださいました。私がここを通るのが何故解ったか??
考えましたよ。それは主人と私の距離にあるようです。まず主人の姿が眼に
入ります。「お遍路さんだ!飲み物でも緒接待しよう」と家に駆け込み飲み物
を手に戻られた時、グッドタイミングに私が通りかかるという寸法です。主人
の後姿を眺めたその人が振り返って私の姿を目に止められたのかもしれない。
私も前方におばさんが家に引っ込む姿を見たように思いますから…。

番外霊場 2番 延命寺 に着きました。道を挟んだ向かいに「いざりの松」が
ありましたが、残念ながら枯れていました。その巨大な根と幹の一部の残骸が、
屋根をつけてもらって、横たわっていました。そのそばに小さな東屋が在り、トイ
レもあったのでトイレ休憩させていただきました。この辺で泊まる人が多いのか
遍路宿がポチポチありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする