ノカンゾウ
(皇居東御苑 07-6-26)
雨上がりの水玉を一杯載せて
昨夜、会館から出た時は雲の裏側で存在だけを示して、月は隠れていました。「お月さんあそこなのにね~、顔出さないかしらね~」と話していると、あら不思議、まん丸お月さんが顔を見せました。「出た出た!言葉が通じた!」と喜んでいましたら、数秒後には「もういいでしょう?」と言うように雲の彼方に消えてしまいました。家の側まできたとき空を見上げると、お月さんは真ん丸いお顔を見せていました。昨夜のお月様が一番真ん丸いそうですね。
NHKの金曜日の朝「この人にトキメキつ!」と言う番組が面白いと教えてくださった。色んな分野でご活躍の人を男女2人のアナウンサーがインタビューする番組である。リアルタイムに見れない時間なのでビデオ撮りして見る事にしている。
俳優の三国連太郎さんのたっての希望で日野原重明先生と対談形式になっていた。
日野原先生が96歳、三国さんが84歳、同じ亥年。その又一回り下が指揮者の小沢征爾さん。私は小沢さんと誕生年月日が同じ亥年。日野原先生は生かされている事に感謝して、100歳の年に小沢さんと2人で平和をアピールする音楽会をしようと思っておられるそうです。
日野原先生は5年先の予定の仕事の資料の用意(必要なものをファイル)をしておられます。用意は早くからするそうです。「生きる活力は目的を持って、勇気を持って行動する事。達成すると、その達成感がエネルギーになる」。
三国さんは後世に戦争体験を伝えたいと言われる。沖縄戦争の事を書き続けて10年になるそうで、それを脚本に書き上げて映画にしたいと言われます。
お2人の洋々たる展望に圧倒されます。二人は大きな夢を淡々と語られます。三国さんがインタビュアーなので日野原先生のお話が多くなります。
日野原先生はホスピスの院長でもあるので、後何ヶ月と言う患者さんに接するわけですが、患者さんと机を挟んで対峙するというような位置には座らないそうだ。横に座り、軽く手に触れ、時には頭に触れながら(先生はこの状態を8の字と言われた)話される。
その人がしたい事を勧める。「痛ければモルヒネでとりますよ、息苦しけてば苦しくないように処置をしますよ、何にも心配は要りませんよ」と言われるそうです、そうすると患者さんは安心して絵を描いたり、詩を作ったりし始めるそうです。皆の死に対する恐怖を取り除いてあげると、生活する中で自然に死を迎えるそうです。
そうですね。死を考える時、人間誰でも逃れられない道であることは知っていますから死が恐ろしいのではなく、その過程の苦しみや痛みが怖いのです。その不安を取り除いてくださる日野原先生の患者さんはいい最後を迎える運命を持って生まれた人なんですね。
先生は言われます「若い人は成長するが、老齢者は成熟するのである」老いるばかりと嘆く必要はないのです。成長はないが成熟期に入ったのです。長年生きた経験が成熟する事なら助けてくれると思います。
心配事のある人は体を動かすと良いと言われます。体を動かしていると無心になれる、其れが精神面にも良いようです。
こうも言われます「何か嫌な仕打ちを受けても、仕返しはしない。流すと言う淡白な気持ちになると気分が冴える」。これに似たことを私も考えます。嫌な態度を取られ腹が立っても、年上の私が折れる方が良いのだと自分に言い聞かせます。そう思えば気持ちが楽になります。
(皇居東御苑 07-6-26)
雨上がりの水玉を一杯載せて
昨夜、会館から出た時は雲の裏側で存在だけを示して、月は隠れていました。「お月さんあそこなのにね~、顔出さないかしらね~」と話していると、あら不思議、まん丸お月さんが顔を見せました。「出た出た!言葉が通じた!」と喜んでいましたら、数秒後には「もういいでしょう?」と言うように雲の彼方に消えてしまいました。家の側まできたとき空を見上げると、お月さんは真ん丸いお顔を見せていました。昨夜のお月様が一番真ん丸いそうですね。
NHKの金曜日の朝「この人にトキメキつ!」と言う番組が面白いと教えてくださった。色んな分野でご活躍の人を男女2人のアナウンサーがインタビューする番組である。リアルタイムに見れない時間なのでビデオ撮りして見る事にしている。
俳優の三国連太郎さんのたっての希望で日野原重明先生と対談形式になっていた。
日野原先生が96歳、三国さんが84歳、同じ亥年。その又一回り下が指揮者の小沢征爾さん。私は小沢さんと誕生年月日が同じ亥年。日野原先生は生かされている事に感謝して、100歳の年に小沢さんと2人で平和をアピールする音楽会をしようと思っておられるそうです。
日野原先生は5年先の予定の仕事の資料の用意(必要なものをファイル)をしておられます。用意は早くからするそうです。「生きる活力は目的を持って、勇気を持って行動する事。達成すると、その達成感がエネルギーになる」。
三国さんは後世に戦争体験を伝えたいと言われる。沖縄戦争の事を書き続けて10年になるそうで、それを脚本に書き上げて映画にしたいと言われます。
お2人の洋々たる展望に圧倒されます。二人は大きな夢を淡々と語られます。三国さんがインタビュアーなので日野原先生のお話が多くなります。
日野原先生はホスピスの院長でもあるので、後何ヶ月と言う患者さんに接するわけですが、患者さんと机を挟んで対峙するというような位置には座らないそうだ。横に座り、軽く手に触れ、時には頭に触れながら(先生はこの状態を8の字と言われた)話される。
その人がしたい事を勧める。「痛ければモルヒネでとりますよ、息苦しけてば苦しくないように処置をしますよ、何にも心配は要りませんよ」と言われるそうです、そうすると患者さんは安心して絵を描いたり、詩を作ったりし始めるそうです。皆の死に対する恐怖を取り除いてあげると、生活する中で自然に死を迎えるそうです。
そうですね。死を考える時、人間誰でも逃れられない道であることは知っていますから死が恐ろしいのではなく、その過程の苦しみや痛みが怖いのです。その不安を取り除いてくださる日野原先生の患者さんはいい最後を迎える運命を持って生まれた人なんですね。
先生は言われます「若い人は成長するが、老齢者は成熟するのである」老いるばかりと嘆く必要はないのです。成長はないが成熟期に入ったのです。長年生きた経験が成熟する事なら助けてくれると思います。
心配事のある人は体を動かすと良いと言われます。体を動かしていると無心になれる、其れが精神面にも良いようです。
こうも言われます「何か嫌な仕打ちを受けても、仕返しはしない。流すと言う淡白な気持ちになると気分が冴える」。これに似たことを私も考えます。嫌な態度を取られ腹が立っても、年上の私が折れる方が良いのだと自分に言い聞かせます。そう思えば気持ちが楽になります。