ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

朗読劇

2007年09月27日 | 今日この頃
             ナデシコ
         (皇居東御苑 07-6-26)
      幼稚園の年少さんで私はナデシコ組だった

吹田の文化会館メイシアターで朗読劇「きんこんかん」~赤いリボンで結ばれた愛の物語~を見に行った。

1週間ほど前、「行きませんか?」と声をかけて頂いて、「7時からなので、大阪で少しお腹につめて・・・」と言う。「お好み焼きが食べたいのですが?」「そうしましょう」と言う事で3人で集まる事になった。

お好み焼きやさんは私の知ってるお店。お2人とも美味しいと気に入っていただいてほっとした。私は以前は昼時に行ったので、満員だったけれど、今日は4時と言う中途半端な時間ゆえ空いていた。一寸長居をさせてもらったが、「熱いコーヒーを飲みたい」と言うので2件置いて隣の喫茶店に移動した。

2軒のお勘定なんですが、幸せと言うか、厚かましいと言うか、友人が全て支払ってくださった。其れが事の起こりは、今日家を出る少し前、彼女が書類の整理をしていたそうです。間に挟まっていた封筒を捨てる方に一旦置いたそうですが、一応中身を・・・と出してみると驚いた。十万円に近いお札が出てきたんだそうです。
所属している会の会計をしていて、立替分を貰ったのをすっかり忘れていたのだそうです。思い返せば約半年前の事だそうです。

そういうわけで大金が出てきたので嬉しいような、暢気な自分に呆れるやらと言う事で、「今日は私が奢る」となったわけです。見つかるのが数日前ではなく、又明日でもなく、今日見つかった事で、私達2人は奢っていただく幸せにありついたのです。ご主人には言わないそうです。お医者さんの奥さんだし、年金も貰っているから、お金が潤沢だから、こんなことが起こるんですね。

もう1人の彼女は「昨日お月さん見た?」「見たよ」「もう一度見て!」何かと思えば、ゼリーのお月様と干菓子のピンクと白のウサギさんのセットをくださいました。なんとも可愛いセット菓子です。今日は私が一番得をしたようです。

春には「野崎の観音さんのサクラを見に行こう」と言うお約束ができました。これで鬼の笑う来年のお約束が5つ出来ました。

本題の朗読劇ですが、ハーモニカとのコラボレーションです。劇中に出てくる軍歌、童謡、BGMの全てをハーモニカでこなします。女性3人、女の子3人の終戦後が舞台の物語です。説明に『昭和20年終戦。戦争で多くの大切なものが失われた。しかし、優しい愛、人の思いやりは生きていた』とあります。題名の「きんこんかん」は私達の年代の者なら知っているラジオのドラマの主題歌「緑の丘の・・・・・鐘が鳴りますきんこんかん」から取ったようです。

終戦後の旧家では、跡取り息子の死亡通知が来た場合、弟の嫁に直らせる。そうして家を財産を守った。死んだはずの跡取りが復員してきての不幸は、多々あったらしい。其れを題材の中心に据えている。何時も苦虫を噛み潰したような顔をしている主人公(形としては出てこない)が実は優しい人であった事。何故人間不信になっていたかを最後の方で「手紙」と言う形で朗読される。

劇中で歌われた軍歌、童謡は全て私は歌える。そういう年代なんだ。出演者が若いので、客席も比較的若い人で占められていた。周りを見回して現代の若者は「今」を楽しんでいるんだな~と思いました。演ずる、朗読する事の玄人にならなくとも、趣味として舞台に立って楽しむ事の出来るのが現代なんです。

『今日を生きれば、明日いいことがあるかもしれません』いい言葉です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする