ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

魚の名前

2006年11月08日 | 今日この頃
            (見~つけた)花屋の店角で
              麒麟麦酒が作った園芸種
               スプレー菊の一種

昨日のサウナでのお話。「XXさん、やっと見つけた」「???」「教えて~、魚篇に冬と書いてなんて読むの?」「えっ?私そんな字みた事無いよ、読めないよ」途端にニコニコ顔が寂しい顔に変わった。「何処からそんな字見つけたん?」テレビにクイズであったそうだ。魚篇に春夏秋冬とつく字のうち一字だけ無い字がある、正解は夏だそうで、春は鰆、後の字の読み方が解らないので字引が引けないというのです。

「XXさんやったら知ってるかな~と思って・・・」「一寸待って!私そんなに物知り違うよ。こんな字見たことも聞いた事もないよ」やはりサウナの中で彼女が疑問に思っている字があって、たまたま私の答えが合った事が二度ばかりあった。彼女はよく字引を引くらしいが、字が読めなくては字引が引けない。私は4日ほどジムに行かなかったので、探していたらしい。

彼女はプールだし私はジムかスタジオなので、接点はサウナだけと言う事になる。彼女の知りたいという気持ちは良く解る。私も知りたい事をそのままに出来なくて、この人ならと言う人に尋ねる事が多いから。知らない事を尋ねる事は少しも恥ではないと私は思っている。だから心の中では「調べてあげよう」と思っていたのだが、この頃の私は忘れやすいから、期待を持たせてはいけないと、そのまま帰ってきた。

ブログを書いて、友達にメールの返事を書いて寝床に着いた。その時思い出してしまった「鮗」と言う字を・・・でももう1時を過ぎている。先生が睡眠不足は年を取るといわれた・・・。でも彼女への答えを用意したいという事よりも自分が知りたいという気持ちが強かった。もう一度起き出した。

大正3年初版の背表紙も千切れて無く何と言う字引なのか解らないのですが、特価金3円50銭の右隣に「学生版大辞典」とあります。字画で索引する字引です。

まず「魚」が11画なので11画から「魚」を探し出しました。それから魚篇の字を調べていきました「あった!!」「コノシロ」と読むのです。

読めてもどんな魚か解りません。今度は「広辞苑」を引きました。アバウトなことは解りましたが、納得できません。おもむろにパソコンを立ち上げました。

「コノシロ」と引くと説明が出てきました。「寿司や辞典」と言うのまで在るのを見つけました。「コノシロ」は「鮗」または「鰶」とも書く。ニシン科で5~6cmの時を「しんこ」、7~10cmを「コハダ」12~13cmを「ナカスミ」それ以上を「鮗」と言うそうだ。「鰤・ブリ」のような出世魚の反対で小さい時ほど値打ち物だそうだ。関東では「コハダ」を三枚におろして、酢でしめた(身が柔らかい為)江戸前寿司の「ひかりもの」の代表である。

ちなみに「鰍」は「カジカ」と言う淡水魚だそうだ。「鰍」「梶木」「旗木」とも書く。彼女が私を頼ってくれたお陰で色々と調べる楽しみが出来た。

覚えても瞬間忘れる事もあるし彼女も2歳下の同世代だから、小さなビニール袋に回答を記入した紙を入れてジムに行った。サウナにいた彼女に渡した。とても喜んでくれた。今日はいそいそと好きな字引を楽しんだんではなかろうか・・・

おすし屋さんには良く行く方だが、品書きは「ひらかな」で書いてある。何処かで湯飲みに魚の名前をプリントしたのを見たことがあるが、きっとその中には書いてあるのだろうね。いつかその湯飲みに出会えたら、じっくりと眺めてみよう。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする