ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

友人と仲間の違い

2006年04月27日 | 今日この頃
            東山山荘のさくら


「友人」と言うのは「仲間」とはちがって、群れるわけではなく、何時も何時も一緒に居る必要もなく、お互い仕事を(生き方を)暖かく見守りながら「元気だった!」と再会を喜び、語り合う、そういうものです。
村上龍さんのRyu's倶楽部の「仲間」ではなく友人としての後書きです。

退会して後、「やすこさんの家に行くのでご一緒しませんか」とかずこさんからお誘いのメールが入った。私は「喜んで」とお返事した。今月半ば集まった。1月まで少なくとも月一度は会っていた人たち、まだ3ヶ月と経っていないのに、半年も一年も逢っていないような懐かしさを感じた。かずこさんも同じ事を言った。5時間半話は弾んだ。その時上記の書き抜きを思い出した。「仲間」から抜けた私は彼女達とは「友人」になったのだと。

来月にはとしこさんとたかこさんの再会が予定されている。としこさんのメールが一番早く来たのだが、三人のスケジュールが合わなくて(凄い!)延び延びになっていた。彼女達とも「仲間」から「友人」に代わる大事な再会である。

メル友は「仲間」であり「友人」でもある。さてどちらのパーセンテージが多いのだろうか?ひとそれぞれの考え方かな?

昨日、京都にお食事に行ったんですよ。「東山山荘」って言うのです。JR京都駅にお迎えに来るはずのバスが来なくて、3台のタクシー(相手払い、一台1,520円)を連ねていきました。着きますとまず囲炉裏が切られ、100年前のドイツ系オルゴール、地方の古い箪笥、時計、獅子頭、酒器、帽子等々骨董品に囲まれたお部屋に通されお茶を一服頂きます。「お料理が出来上がりました」の声が掛かるまでオルゴールを聞かせていただきましたよ。オルゴールで新知識、音楽を刻んだ盤(直径60㎝以上)は今でもドイツの会社に頼めばどんな曲でも、1曲50,000円ぐらいで刻んでくれるそうですよ。但し送料が本体より高いそうですが、2ヶ月ぐらいで出来るそうです。日本のように新型が出来ると旧型の部品がなくなる国とは大違いですよね。

お座席に席を移し、一品ずつ運ばれてくるお料理に舌鼓をうち、一時の「セレブ階級」に移籍した様な気分を味わいました。

食後はしばし桜の咲くお庭を散策・・・されど待てど暮らせど送っていただくはずのバスが帰って来ない「道が込んでおくれております。タクシーをご用意・・・」とて又あちら様のお支払いタクシーにて最寄の駅までお送りいただく。今日のお支払いの数%はタクシー代の露と消えたであろう。そうだその上、お飲みになる方が頼まれた白ワインが栓を抜いた時赤ワインであったと間違いに気づき、これまた新しい白ワインにお替えいただく。出てきた白ワインの名前が「王様のなみだ」グッドタイミング、何を訴えているの?

食欲を満たした後は知識欲とて「思文閣美術館」へ「長艸(ながくさ)の仕事展を見に行きました。日本刺繍の美しい事、でも気の遠くなるような手先の仕事8,000色の糸を使っています。昔の自然の物の染色ではなく、化学染料で染められていますので、昔のものに比べて華やかな色合いです。ちょうど来られた長艸氏は「染料に中心を置かず、日本刺繍そのものを伝えたい」との弁、お会いしたのが幸いと撮影禁止の作品の前で先生を囲んで記念撮影をさせていただいた。

さてこのグループですが、地域の集まりから派生して出来たもので、何時も同じメンバーではない。しかしこうして時々群れるので「お仲間」と言う事だろう、「遠くの親戚より近くの他人」と言う通りこのグループの「お仲間」からは「友達」に変わってはならないと思っている。




コメント (2)
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