紫 蘭
何時の頃からか我家の住人である
増えもせず減りもせず
風邪を引かないようにしようと言った、舌の根も乾かぬ間に
ゴホンゴホンとやっている。
ホームドクターとのお付き合いはかれこれ45年になる。
初めは子供がかかり、私は年に一度か二度の風邪で通う
程度だった。姑を看取っていただき、現在は主人と私
高血圧でお世話になっている。
私は若い頃は低血圧といわれ、まさか自分が高血圧になる
とは思いもしなかった。3年前遍路の途中で突然鼻水垂れ
流し状態になり、夜は微熱状態、帰宅して念のため診察を
受け、芳しからぬ病名を聞く。それと同時に先生から
頼まれた。「息子(阪大)の恩師が東北大学で高血圧の
研究をしておられ、そのモニターを探している。それも
古くからの患者は駄目で、新しい人が欲しい。受けて
もらえないか」というのである。これからお世話になる
お医者様の事私は快諾した。東北大貸与の血圧計を頂、
朝,寝る前とはかり、これまた支給されたノートに記入
二週間に一度血圧計と共に持参する。医院のコンピュー
ターが東北大に繋ぎ、指導を受けると言う寸法である。
二年程して、薬を飲みながらとはいえ、状態は安定した。
所が去年の9月、目の前で起きたショッキングな出来事に
より私の血圧は上がり、その位置で不安定になった。早
半年になるが高止まりのままである。安定していた血圧が
乱れだして、先生が不思議がられるので、私は9月の
出来事を語り、この影響はないかと聞いた。在るだろうと
言うことで、理由がわかり先生も納得された。
二年掛かりで安定したのだから元に戻るのもそのくらい
掛かるだろうと、気長に考える事にしている。
二年ほど前右のお尻の辺りが痛くて、立ってすぐ歩けない
状態になったことがある。一週間に一度が一日に一度になり
立ち上がる毎とエスカレートしていった。どういうわけか
正座から立ち上がるときは痛まないのに、椅子から立ち
上がる時のみ、その状態は現れる。日に日に悪化するのに
たまりかねて整形の門を叩いた。
「先生立ち上がるときお尻が痛いのです」「肛門の辺り?」
「いいえ、この辺り(私はお尻のへっこんだ辺りを手で示す)
「あ~。腰ですね」「腰ではありませんここです」
「医学的にはそこも腰です」「えっ!」「レントゲンを
撮りましょう」結果恐れていた骨折、ひび割れはなく
「筋肉痛でしょう、痛み止めを上げましょう」って事で
5日分痛み止めを頂いた。2回飲んだ辺りで痛みを感じなく
なった。薬はきついので胃を荒らすこともあると注意を
受けていたので、自分の感覚で薬の回数を減らしていった。
でもまだ私は「お尻の辺り」と思っている。私の感じでは
腰とはウエストの辺りと思っている。私の痛んだお尻の
辺りが下がる事を「お尻が地球の引力で下がる・・・」と
言うけれど「腰が地球の引力でさがる・・・」とは
言わないと思うけど、これへ理屈?
おかげさまで今ではほとんど痛まなくなったが、1万歩歩き
が3日続くと、少し痛む事に気が付いた。それからは自分の
身体の調子によ~く耳を傾けるようになった。
私は自分の身体を運転するドライバーで、お医者様は
よりよい道を教えてくださるナビゲーターだと思う。私の
身体は最終的には私しか解らない。だからより注意深く
体中のエンジンの音に耳を傾け、ポンコツにならないよう
心がけたいと思う。最低時速でも良い周りの景色を
見ながら静かな晩年を送りたいと念じている。
☆ 14日早朝からちっちゃな旅に出ます。
20日までお休みいたします。
何時の頃からか我家の住人である
増えもせず減りもせず
風邪を引かないようにしようと言った、舌の根も乾かぬ間に
ゴホンゴホンとやっている。
ホームドクターとのお付き合いはかれこれ45年になる。
初めは子供がかかり、私は年に一度か二度の風邪で通う
程度だった。姑を看取っていただき、現在は主人と私
高血圧でお世話になっている。
私は若い頃は低血圧といわれ、まさか自分が高血圧になる
とは思いもしなかった。3年前遍路の途中で突然鼻水垂れ
流し状態になり、夜は微熱状態、帰宅して念のため診察を
受け、芳しからぬ病名を聞く。それと同時に先生から
頼まれた。「息子(阪大)の恩師が東北大学で高血圧の
研究をしておられ、そのモニターを探している。それも
古くからの患者は駄目で、新しい人が欲しい。受けて
もらえないか」というのである。これからお世話になる
お医者様の事私は快諾した。東北大貸与の血圧計を頂、
朝,寝る前とはかり、これまた支給されたノートに記入
二週間に一度血圧計と共に持参する。医院のコンピュー
ターが東北大に繋ぎ、指導を受けると言う寸法である。
二年程して、薬を飲みながらとはいえ、状態は安定した。
所が去年の9月、目の前で起きたショッキングな出来事に
より私の血圧は上がり、その位置で不安定になった。早
半年になるが高止まりのままである。安定していた血圧が
乱れだして、先生が不思議がられるので、私は9月の
出来事を語り、この影響はないかと聞いた。在るだろうと
言うことで、理由がわかり先生も納得された。
二年掛かりで安定したのだから元に戻るのもそのくらい
掛かるだろうと、気長に考える事にしている。
二年ほど前右のお尻の辺りが痛くて、立ってすぐ歩けない
状態になったことがある。一週間に一度が一日に一度になり
立ち上がる毎とエスカレートしていった。どういうわけか
正座から立ち上がるときは痛まないのに、椅子から立ち
上がる時のみ、その状態は現れる。日に日に悪化するのに
たまりかねて整形の門を叩いた。
「先生立ち上がるときお尻が痛いのです」「肛門の辺り?」
「いいえ、この辺り(私はお尻のへっこんだ辺りを手で示す)
「あ~。腰ですね」「腰ではありませんここです」
「医学的にはそこも腰です」「えっ!」「レントゲンを
撮りましょう」結果恐れていた骨折、ひび割れはなく
「筋肉痛でしょう、痛み止めを上げましょう」って事で
5日分痛み止めを頂いた。2回飲んだ辺りで痛みを感じなく
なった。薬はきついので胃を荒らすこともあると注意を
受けていたので、自分の感覚で薬の回数を減らしていった。
でもまだ私は「お尻の辺り」と思っている。私の感じでは
腰とはウエストの辺りと思っている。私の痛んだお尻の
辺りが下がる事を「お尻が地球の引力で下がる・・・」と
言うけれど「腰が地球の引力でさがる・・・」とは
言わないと思うけど、これへ理屈?
おかげさまで今ではほとんど痛まなくなったが、1万歩歩き
が3日続くと、少し痛む事に気が付いた。それからは自分の
身体の調子によ~く耳を傾けるようになった。
私は自分の身体を運転するドライバーで、お医者様は
よりよい道を教えてくださるナビゲーターだと思う。私の
身体は最終的には私しか解らない。だからより注意深く
体中のエンジンの音に耳を傾け、ポンコツにならないよう
心がけたいと思う。最低時速でも良い周りの景色を
見ながら静かな晩年を送りたいと念じている。
☆ 14日早朝からちっちゃな旅に出ます。
20日までお休みいたします。