ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

飛騨高山春祭り(2)

2006年04月22日 | ちっちゃな旅
              からくり人形 三番叟
             箱を開ければ童子が翁になる                

15日
宿舎に帰る道すがら薬局で「カイロ」を買った。寒がりの私
はまさかの為に「カイロ」を二枚持ってきていた、けれどそ
れでは足りそうにない寒さである。自分に必要な薬は自分で
薬袋に入れておくと言うのが旅のルールになっているが、袋
ごとぽんとほり込むのがO型の主人、3泊分きっちり数えて
必要数だけ持つのがA型の私。「カイロ」二枚はその為だ。

昨夜は両肩に一枚ずつ、腰に一枚張るという。「カイロ」は
空気にさえ触れなければ2日もつと教えたが信用しない。

20分ほどの距離なので歩こうと言う事になり会場まで歩い
た。人は続々と集まってくる。昨日の事があるので今日は
待つ覚悟である。写真を左右から撮ろうということになり、
二手に分かれた。

お人形は高い山車のうえにあるので小さく見えるが1m20㎝
もあるのだ。熟練の綱方が息を合わせて何十本の綱を操る
とからくり人形が見事な動きを見せるのである。観衆をう
ならせる見事な演技でした。90分があっという間に過ぎて
いいった。満足満足!

有名なお蕎麦屋さんの前に来たので昼食に並ぶ事にした。
私達の後ろに並んだ茨城からのご夫妻の話では「雨のため
2時のからくりが中止になり、それぞれの館で行われると言
うのです。と言う事は一つしか見れないと言う事なのです。
そういえば傘をささなくても良いほどの時雨があった。
金箔と漆は湿気を嫌うので、パラパラとでも降れば中止は
良くある事だそうだ。私達は幸運にも三体とも見る事が
出来た。

並んでいる時ふと隣を見ると、奥様方が紙袋を提げて大勢
出入りしています。そこは「落雁」のお店だった。
上品なお味の美味しい落雁でした。

「蕨もち」も美味しかったですよ。「蕨もち」大好き人間
の主人が買うと言うので昨日買って食べたのですが、美味
しいので買って帰ろうと言う事になった。関西と違って
「冷蔵庫に入れないでください」と言うのです。「蕨もち」
は冷やして食べるものと言う常識の外の食べ方の美味しか
った事。「落雁」も「蕨持ち」ももう一度食べたい品だった。

今日こそ宿舎でゆっくりしようと言う事になった。
一宮の「臥龍桜」を明日見て下呂に行くつもりだったが、
来る時の車窓から見た桜がまだ咲いていなかったので中止
にした為、明日朝市を見ても十分の時間があるからだ。

「どうなっているか見て!」主人の言葉に「カイロ」を張っ
ていた辺りを見ると赤くなっている。「これ低温やけどや」
良く聞くと一度外した昨日の「カイロ」落ちないように
バンドでしっかり抑えていたという。まさに皮膚にアイロン
を押し付けたと同様である。「低温やけど」今も主人の腰に
鎮座ましましている。これって直るの長く掛るよね!

二日目の夜はふける。



コメント (2)
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