8年半乗った車を買い替え。
気に入っていてまだ乗れるのですが。
ただ考えてみると8年前とでは、家庭の状況がずいぶん変わった。
当時5歳の長男は中学生になり、チャイルドシートに乗っていた長女は10歳に、末の娘に至っては存在すら。
家族そろって外出する機会も減ってきたが、まれに全員乗ると窮屈感がハンパない。
それは運転手の私の体重・・・腹まわりとかの関係もあるかもしれないけど。
買い替えを決断させたのは、兄が車に乗らなくなったということも大きい。
選択の条件は、家族5人プラス兄という設定で6人乗り以上。
7月にオーダーして11月末日の納車。
まるまる5ヵ月待った新車がやってきてこころなしか心がざわめいている。
心といっても、煩悩である。
煩悩はよく炎に喩えられるが、まさに燃えさかる煩悩である。
煩悩を燃やし、燃料を燃やし、環境を汚染しながら。
貧瞋痴の三毒がまさに生きる原動力になっている。
親鸞という人は煩悩を氷で表現してくださっている。
煩悩の氷解けて功徳の水となる
また正信偈には
不断煩悩得涅槃
とも。
煩悩に休みはない。夢の中まで煩悩まみれである。
煩悩ますます盛んにして阿弥陀さまのおはたらきも多忙を極める。
煩悩に休みなし
慈悲に暇なし
と師走の掲示板。
「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」、お歳暮だ、クリスマスだ、正月だ、と。
この時期、あるご門徒のおばあちゃんの言葉を思い出す。
お念仏がないと年を越せんでなぁ
いつだったか年の瀬に申経を依頼に来られてそう言われた。
私の口からそんな言葉が出る日が来るのだろうかという師走。
なむあみだぶつ
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