どんな時代。どんな社会か。
平成最後の入学式で、東京大学の上野千鶴子名誉教授の祝辞によれば
「がんばってもそれが公正に報われない社会」であると。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html
この社会の現状は、時代が変われば変わるのではない。
考えてみれば、いつだってそうだったのかもしれない。
そういった声は発しにくく、そして聞かないようにしてただけだ。
「ガンバレ!ガンバレ!」
「ガンバレば報われる」の号令の裏に「報われないのはガンバリが足りなかったからだ」という理屈を宿して、ガンバレども報われない、ガンバレない方々の多くの声がかき消されていたと言ったほうがいいかもしれない。
問題はそれを聞く耳だ。
「新時代」に、少し発想の転換を。
頑張っても報われない時代 頑張らなくても 恩に報いるお念仏
と掲示板に書いてみた。
並列して書くと違和感しかなかったが、こういった転換があってもいいのかなと。
頑張って報われようとした時代を超えて、誰の何に報いて生きるのかという提起、生き方の提案です。
南無阿弥陀仏
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