遊煩悩林

住職のつぶやき

善人面を剥ぐ

2017年12月08日 | ブログ

ご本山の報恩講にお参りさせていただいた翌々日、しんらん交流館でインド出身の天台宗のお坊さまの講演会がありました。

何とか行きたいと思いつつも参加できませんでしたが、当日のYouTubeのアドレスを大先輩が送ってくれました。

非常に重たいお話ではありますが、目を背けてはならない事実を認識して、心ある方々と共有したいと思います。

https://youtu.be/F5NefkZIC0g

 


 

また、「真宗大谷派・九条の会」から来年2月8日に開催される集会のご案内をいただきました。

「差別する心 向き合っていますか?」というテーマで、

「殺」をためらう人も差別を触媒にすることで、簡単に「殺」へ導かれることは歴史が証明しています。戦争という「殺」の推進には差別が必要です。今の現状、次の世代、その先の世代が差別を触媒としての「殺」に導かれないために何ができるか。釈尊から「殺」を戒められた者として、人を「殺」に導く「差別」について考えます。

と開催趣旨に述べられていました。

世界中で繰り返されてきた差別と排除の歴史。そしていまエルサレムを巡る問題。平昌冬季五輪から東京五輪に向かう背景にある問題。

集会の開催テーマから、テレビや新聞の「向こう側」の問題にしてませんか、と問われてきます。

また、趣旨文には

差別の当事者でないものは善人に収まり眉をひそめながらも傍観者という加害者になっていないか。

とも。

善人面を被って傍観する加害者は一体誰のことなのか。

京都の「しんらん交流館 http://jodo-shinshu.info 」で13:30から。

少し先のことですが、スケジュールに書き込んだ次第です。

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