緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

イエペスの最晩年のライブ録画を見る

2020-05-30 22:55:45 | ギター
Youtubeで今日(5/30)、投稿されていた貴重なライブ映像を見つけた。
ナルシソ・イエペス(1927-1997)の亡くなる前年(1996年)のライブだ。

ギターファンであれば多くが知っていると思うが、イエペスは悪性リンパ腫で69歳という比較的短い生涯を閉じた。
「1990年頃に、悪性リンパ腫に冒されている事が発覚し、1993年には医師から演奏活動の中止を忠告されたが、その後も演奏活動を続けた。だが、1996年3月にサンタンデール音楽祭に出演したのが最後のステージとなり、1997年5月3日に69歳で死去した。」(Wikipediaより引用)

この1996年のライブ映像が上記のサンタンデール音楽祭ものかどうかは分からなかったがその可能性はある。
それにしてもこのライブ映像を見て、病魔に冒され末期にある人間の演奏には到底思えなかった。
健康な演奏家(特にギタリスト)でも68歳で出来るような演奏ではない。
しなやかな速い指の動き、
正確な指さばき。
エネルギッシュな表現力。

圧巻はファリャの「ドビュッシー讃歌」。
ブリームもそうだったが、リョベートの運指を使っていない。

イエペスは間違いなくクラシックギターの真の巨匠である。
是非この映像を見て欲しい。

Narciso Yepes - The Kammer Konzert ( Live 1996 )
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金属の魅力-超特大銀メッキ加工アルミ製鍋つかみ買った-

2020-05-30 21:26:27 | 金属
1か月くらい前に買った、総アルミ製鍋には弱点が2つある。



1つは、持ち手がアルミ鋳物製なので、鍋に火を通すとすぐにこの持ち手にも熱が伝わり、手で持てない程の温度になってしまうことである。
初めてこの鍋を使ったとき、何も知らなかった私は、今までの雪平鍋(その取っ手は木製だった)と同じ感覚で持ち手を掴んだ時、あまりの熱さに、ギャー、熱い!、と叫ぶほど驚かされた。
2つ目は注ぎ口が無いことである。しかしこういう弱点があってもこの鍋が好きだ。

予期せぬトラウマを経験してから、この鍋の持ち手を掴むときは、持ち手をタオルにくるむことにした。
しかしこのタオルのくるみ方が不完全だと、タオルからはみ出た手が直接持ち手に触れて熱い思いをしなければならなかった。
そこで何かいいものがないかと探しているうちに、実家にいる母が未だ料理が出来ていた頃に「鍋つかみ」というものを使っていたのを思い出したのである。
かすかな記憶では布製の、ちょっと大きめの手袋、それは私が幼い頃に冬にはめていた、親指と指4本の2つに分かれた手袋のような形をしたものだった。
これと同じものがないかアマゾンで探してみたら、けっこうたくさん出品されていた。
いろんな種類があったが、耐熱温度200℃という、表面の素材をアルミに銀メッキを施したものがあったので、これを買うことにした。
サイズも「左右兼用で男女も問わずのタイプなので、どの方でも簡単にご利用いただけます。そして、滑り止め機能高い網状のデザインで作られ、手に持っているものはしっかり固定られ、落ちにくいです。」と記載があったので、これがいいと思った。

一昨日この商品が配達された。
ビニール袋には中国語が。中国から直接仕入れたもののようだ。



袋から出してみたら、これが超特大。
手袋なんてもんじゃない。
長さを測ってみたら40cmあった。



ひじがすっぽり隠れるほどの長さだ。
サイズは余裕。きつくない。

早速、手にはめてみる。



上腕がほぼ覆われる。
これは何のためか。
恐らく、揚げたての天ぷら鍋を掴んだとき、高温の跳ね油が腕の皮膚を直接攻撃してくるのを防御するためなのではないか。
貧弱な坊やのような、いかにも弱々しい腕の白い皮膚を守るのに最適なアイテムと言える。

これはいい。気に入った。
早速これで総アルミ製鍋を掴むために使うことにした。

この超特大手袋にはフックに吊るすことのできる輪っかが縫ってあった。
真鍮製のフックをホームセンターから買ってきて柱にねじ込み、超特大手袋をすぐにはめられるよう吊るした。



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カレーライス作ってみた

2020-05-30 14:56:17 | グルメ
コロナがもう収束に向かっていると思っていたが、全国の緊急事態宣言が解除されてから、少しずつ感染者が増えてきているようだ。
勤め先のテレワークは5月末で終了だと思っていたが、何と6月末まで延長するという。
6月の稼働日数22日間のうち、東京の勤務先に出勤するのはわずか8日間。
あとは在宅だ。
4月の一番のピークだったときに数日間しか在宅が許されなかったのに、今になって何故?
変な職場だ。
もう6月に入れば殆どの人が元通りの仕事に戻るのだろうけど、近所で自分だけが日中ほとんど家の中にいるのはなんか気が引けるな。
ただ、睡眠時間をたくさんとれるのと、ギターを弾いたり、音楽を聴いたり、本を読んだりと、今までなかなか平日に出来なかったことに時間を当てることが出来るというのは、それはそれで嬉しい。
あと職場の嫌な奴とかと会わなくても済む、というのもいい。

今日の昼に先週の休日に引き続き、料理を作ってみた。
料理と言ったら大袈裟だが、昔よく作っていた自分の定番料理であるカレーライスを久しぶりに作ってみたのである。
作ったのは10年ぶりくらいかな。

まずは材料調達。
野菜は、にんじん、じゃがいも、たまねぎとだけ。いたってシンプル。



肉はもも肉。皮つきだ。



ルーは定番のハウスジャワカレー中辛。



今まで食べた中で一番おいしいルー。
小学校6年生くらいに新発売されてから、ずっとこれを食べている。
ほかのルーも試したことがあるが、これが一番。
(昔、ハウスの「インドカレー」という商品を試したことがあったが、これもなかなかだった。今は売っていないようだ)

いよいよ調理だ。
まず野菜を切る。



一人分にしては多くないか?

次にもも肉。
一口サイズに切る。皮がなかなか切れない。
包丁を20年以上、一度も研いでないからか?
めんどうだから、こいつを肉から引っ剥がしてやった。



次に15cmサイズの、ルイボスティーの大量の染みが付いた総アルミ製鍋に油をひき、火をつける。



野菜と肉を鍋に入れる。



お玉で野菜と肉を炒める。



肉の表面がきつね色になってきたら、火を止め、水を入れる。
このとき、水を入れる量が最大のポイント。入れ過ぎると、ルーが水っぽくなってしまう。



再び火を点けて煮込む。



しばらくすると、水の表面にやや薄茶っぽい黄色い泡のようなものが浮かんでくる。



この泡は何か? これは「あく」だ。
この「あく」は必ず取り除かなければならない。
何故か。
何故ならば、それは臭いからだ。

ここで重大なミスを犯したことに気付く。
何と、米を炊くのを忘れていたのである。
急いで、先日買った青天の霹靂を取りだし、研いで、ほこりだらけの小汚いジャーに入れる。





いもが柔らかくなってきたところで、ジャワカレーのルーを入れる。
ルーの量は水の分量次第で決まる。
まず2カット入れる。



ルーが溶けた段階でルーの水っぽさを確認する。
カット2つでは全然水っぽい。
そこでルーを包丁で小さくカットして、これを鍋に放り込む。



これでも未だ水っぽい。
ここで作戦変更し、火を強めて、水を蒸発させることにした。



しかしあんまり火を強くし過ぎると、じゃがいもが溶けてしまうので、きりのいいところでやめる。
だけどまだ水っぽい。
もうちょっと小さいカットを更に入れる。



徐々に小さくカットしたルーを継ぎ足して、ルーの状態をベストに持っていく。
これが意外に難しい。

いいあんばいのところで火を止める。
ルー完成!。



あとを米が炊き上がるまで鍋に蓋をして、ギターを弾くなどして時間を潰し、待つ。



20分程して、ご飯炊きあがりお知らせブザーが鳴ったので、ルーの鍋に再び火を付け温め直す。
沸騰したら火を止め、どんぶりにご飯を盛る。



ルーを乗せて、どんぶりカレーの完成!



(そういえば子供のときに読んだ「包丁人味平」という漫画に、「どんぶりカレー」というのがあったことを思い出した。そば屋のカレーライスもどんぶりカレーなのかな?)

肝心の味はどうか。
昔自分で作ったときの味そのものだ。全く変わっていない。
自分では合格点。

ルーがだいぶ余ってしまった。これは夜に食べよう。
2食連続自作カレーだ。



久しぶりに満足の食事だった。
次はチキンライスかな。

(注意点としては、どんぶりカレーに使ったどんぶりを洗うとき、カレーの染みが付かないよう、よく洗うことだ)

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