秋の虫の鳴き声がさかんに聴こえてくるようになった。
もうすぐ秋だ。
静かな夜に是非聴いて欲しい曲がある。
グラナドス作曲「詩的ワルツ集」より第5曲と第6曲。
グラナドスの「詩的ワルツ集」を聴いたのは、ギターに編曲されたジュリアン・ブリームのライブ演奏の録音だった。
1980年代初めのエジンバラ音楽祭での演奏録音で兄がFMラジオからテープに録音したものだった。
しかしその時はこの曲が何故かいい曲には感じなかった。
時が過ぎ、社会人になって、ブリームが80年代前半に録音したアルベニスとグラナドスのピアノ曲の編曲ものを集めたCDを買って数年が経った頃だった。
30代の半ば頃だった。
ブリームが自らこの曲をギターに編曲したこの曲を聴いて心底感動した。
この年になって初めてこの曲の素晴らしさに気付いた。
とくに素晴らしいと感じたのは、第5曲から第6曲にかけて。
この部分がこの曲集でもっとも要となる部分だ。
この展開は素晴らしい。
第6曲は第5曲が先にあるから一層その真価が際立たされている。
同じ頃、アリシア・デ・ラローチャのピアノ演奏録音も聴いたが、正直、ブリームのギター編曲の演奏の方が感動的だった。
それにしても第6曲は物凄く感動する。
ピアノ曲の中でも、短いながらも最も強く感情が引き出される曲として、私にとっては屈指の曲の一つだ。
是非聴いて欲しい。
この曲を聴くと、この極めて短い曲の中に、グラナドスという人間の全てが凝縮されているように思えてくる。
30代の半ば頃、この曲が絶えず頭の中に流れていたのを思い出す。
Youtubeにはスペイン・マドリッド出身のピアニスト、 Luis Fernando Pérezのライブ録音を貼り付けさせていただく。
第5曲~第6曲は、7:50から。
ENRIQUE GRANADOS - VALSES POÉTICOS- Luis Fernando Pérez, piano
もうすぐ秋だ。
静かな夜に是非聴いて欲しい曲がある。
グラナドス作曲「詩的ワルツ集」より第5曲と第6曲。
グラナドスの「詩的ワルツ集」を聴いたのは、ギターに編曲されたジュリアン・ブリームのライブ演奏の録音だった。
1980年代初めのエジンバラ音楽祭での演奏録音で兄がFMラジオからテープに録音したものだった。
しかしその時はこの曲が何故かいい曲には感じなかった。
時が過ぎ、社会人になって、ブリームが80年代前半に録音したアルベニスとグラナドスのピアノ曲の編曲ものを集めたCDを買って数年が経った頃だった。
30代の半ば頃だった。
ブリームが自らこの曲をギターに編曲したこの曲を聴いて心底感動した。
この年になって初めてこの曲の素晴らしさに気付いた。
とくに素晴らしいと感じたのは、第5曲から第6曲にかけて。
この部分がこの曲集でもっとも要となる部分だ。
この展開は素晴らしい。
第6曲は第5曲が先にあるから一層その真価が際立たされている。
同じ頃、アリシア・デ・ラローチャのピアノ演奏録音も聴いたが、正直、ブリームのギター編曲の演奏の方が感動的だった。
それにしても第6曲は物凄く感動する。
ピアノ曲の中でも、短いながらも最も強く感情が引き出される曲として、私にとっては屈指の曲の一つだ。
是非聴いて欲しい。
この曲を聴くと、この極めて短い曲の中に、グラナドスという人間の全てが凝縮されているように思えてくる。
30代の半ば頃、この曲が絶えず頭の中に流れていたのを思い出す。
Youtubeにはスペイン・マドリッド出身のピアニスト、 Luis Fernando Pérezのライブ録音を貼り付けさせていただく。
第5曲~第6曲は、7:50から。
ENRIQUE GRANADOS - VALSES POÉTICOS- Luis Fernando Pérez, piano