1か月ほど前だったか、インターネットの広告に、真鍮を加工したアクセサリーのようなものがコロナ対策として販売されているのをたまたま見かけた。
真鍮とは銅と亜鉛の合金である。
銅は導電性が高く、電線等、身近な製品を構成する素材として幅広く利用されている。
銅はまた、抗菌性に優れた金属素材だと言われている。
最近はあまり見かけなくなったが、流しの三角コーナーにたわしやスポンジを入れる銅の箱のようなものを見たことはないか。
これは箱に菌が繁殖しないようにするために選ばれた素材が銅であることを示している。
Wikipediaに次のような記述があった。
「多くの抗菌効果の研究において、A型インフルエンザウイルスやアデノウイルス、菌類だけでなく広範囲にわたる細菌を不活化するための銅の有効性について10年以上研究されてきた。研究の結果、建物内の給水管に使用した場合、表面に生成される酸化膜や塩素化合物の影響により短期間に不活化能力が低下する現象のほか、残留塩素の低減作用が明らかとなっており、実用上の課題として認識されている。
銅合金の表面には広範囲の微生物を不活化する固有の能力があり、例えば腸管出血性大腸菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA)、ブドウ球菌、クロストリジウム・ディフィシル、A型インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどを不活化する。
(中略)
銅製のドアノブは病院で院内感染を防ぐために用いられ、レジオネラ症は配管システムに銅管を用いることで抑制することができる。抗菌性銅合金製品はイギリス、アイルランド、日本、韓国、フランス、デンマークおよびブラジルにおいて医療施設に用いられている。また、南米チリのサンティアゴでは、地下鉄輸送システムにおいて銅-亜鉛合金製の手摺が2011年から2014年の間に約30の駅に取り付けられることになっている。」
つまり銅及び銅の合金である真鍮は抗菌性に優れているおり、水道の蛇口、ドアノブ、流しの三角コーナー、使用頻度の高い小銭(10円玉等)など、菌が繁殖しやすい、または菌が四六時中付着するような環境の物質に使用されるということだ。
目下、新型コロナウィルスが蔓延している最中、もし菌が多数付着している可能性の高いものに触れてしまった場合、しかもアルコール消毒用のスプレーが備え付けられていなかった場合や、携帯用の消毒スプレーをうっかり忘れてしまった場合、感染の確度は増大する。
このような場合に遭遇することを念頭に用意周到に準備をしておかなければならない。
ではどのような対策を取ったら良いのか。
先日たまたまホームセンターに行って、なにげなくボルト類の売り場を通りかかった際に、赤銅色のひときわ目立つものが目に入った。
それは「銅ワッシャ」であった。
サイズは外径Φ32、内径Φ16、厚みt2.5、2個入りだった。結構大きい。
ワッシャは裏と表がある。平の方が裏だ。
これを抗菌対策に使えないか考えてみた。こっちのほうが安上がりだ。
これをいつも持ち歩き、公衆トイレなどに入った後にこれを握ることで消毒しようというわけだ。
そこでこの2個の特大銅ワッシャを手持ちのカラビナに吊るし、ショルダーバックのファスナーの紐に取り付けてみた。
これはいい。ちょっとしたアクセサリーにも見える。
ただ銅は新しいうちは赤銅色に輝き、美しく見えるが、古くなるとどうしても茶色く変色してしまう。
下の写真は昭和49年の10円玉と昭和51年の5円玉だ。
ともに日本が最もいい時代だったころに作られたものだ。
このように変色してしまうのが銅の宿命だ。
この銅ワッシャもいずれこげ茶色に変色していくに違いない。
下は新品の時は鮮やかな赤銅色だったカップだが、使用に伴いえび茶色に変色してしまったものだ。
しかしこのような状態の方がかえって渋くていいかもしれない。
写真のカップはいいあんばいに銅の表面が変化してきている。
真鍮とは銅と亜鉛の合金である。
銅は導電性が高く、電線等、身近な製品を構成する素材として幅広く利用されている。
銅はまた、抗菌性に優れた金属素材だと言われている。
最近はあまり見かけなくなったが、流しの三角コーナーにたわしやスポンジを入れる銅の箱のようなものを見たことはないか。
これは箱に菌が繁殖しないようにするために選ばれた素材が銅であることを示している。
Wikipediaに次のような記述があった。
「多くの抗菌効果の研究において、A型インフルエンザウイルスやアデノウイルス、菌類だけでなく広範囲にわたる細菌を不活化するための銅の有効性について10年以上研究されてきた。研究の結果、建物内の給水管に使用した場合、表面に生成される酸化膜や塩素化合物の影響により短期間に不活化能力が低下する現象のほか、残留塩素の低減作用が明らかとなっており、実用上の課題として認識されている。
銅合金の表面には広範囲の微生物を不活化する固有の能力があり、例えば腸管出血性大腸菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA)、ブドウ球菌、クロストリジウム・ディフィシル、A型インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどを不活化する。
(中略)
銅製のドアノブは病院で院内感染を防ぐために用いられ、レジオネラ症は配管システムに銅管を用いることで抑制することができる。抗菌性銅合金製品はイギリス、アイルランド、日本、韓国、フランス、デンマークおよびブラジルにおいて医療施設に用いられている。また、南米チリのサンティアゴでは、地下鉄輸送システムにおいて銅-亜鉛合金製の手摺が2011年から2014年の間に約30の駅に取り付けられることになっている。」
つまり銅及び銅の合金である真鍮は抗菌性に優れているおり、水道の蛇口、ドアノブ、流しの三角コーナー、使用頻度の高い小銭(10円玉等)など、菌が繁殖しやすい、または菌が四六時中付着するような環境の物質に使用されるということだ。
目下、新型コロナウィルスが蔓延している最中、もし菌が多数付着している可能性の高いものに触れてしまった場合、しかもアルコール消毒用のスプレーが備え付けられていなかった場合や、携帯用の消毒スプレーをうっかり忘れてしまった場合、感染の確度は増大する。
このような場合に遭遇することを念頭に用意周到に準備をしておかなければならない。
ではどのような対策を取ったら良いのか。
先日たまたまホームセンターに行って、なにげなくボルト類の売り場を通りかかった際に、赤銅色のひときわ目立つものが目に入った。
それは「銅ワッシャ」であった。
サイズは外径Φ32、内径Φ16、厚みt2.5、2個入りだった。結構大きい。
ワッシャは裏と表がある。平の方が裏だ。
これを抗菌対策に使えないか考えてみた。こっちのほうが安上がりだ。
これをいつも持ち歩き、公衆トイレなどに入った後にこれを握ることで消毒しようというわけだ。
そこでこの2個の特大銅ワッシャを手持ちのカラビナに吊るし、ショルダーバックのファスナーの紐に取り付けてみた。
これはいい。ちょっとしたアクセサリーにも見える。
ただ銅は新しいうちは赤銅色に輝き、美しく見えるが、古くなるとどうしても茶色く変色してしまう。
下の写真は昭和49年の10円玉と昭和51年の5円玉だ。
ともに日本が最もいい時代だったころに作られたものだ。
このように変色してしまうのが銅の宿命だ。
この銅ワッシャもいずれこげ茶色に変色していくに違いない。
下は新品の時は鮮やかな赤銅色だったカップだが、使用に伴いえび茶色に変色してしまったものだ。
しかしこのような状態の方がかえって渋くていいかもしれない。
写真のカップはいいあんばいに銅の表面が変化してきている。