緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

カラーボックス横積み三段重ねにした

2020-05-09 22:33:12 | その他
マンドリンクラブの楽譜などを乱雑に置いていたのを整理しようと思って、カラーボックスをホームセンターから買ってきた。



整理前はこんな状況。



カラーボックスを横積み2段重ねにして楽譜等を入れていたが、入りきれなくなったので、カラボックスの上に乱雑に乗せていた。
でも積み重なるほど、必要なものを探し出すのに一苦労するのだ。
そこで、カラーボックスをもう一つ買って、2段重ねの上に更に乗せて、横積み3段重ねにすることにした。

カラーボックスを組み立てる。
ねじ締めまで5分くらい、簡単である。



しかし写真のねじ頭隠しシートを台紙から外すのに手間取る。



台紙がシールごと切れてしまい、その状態で台紙を剥がすのが大変だった。
これは不具合だ。
メーカーは改善しないのだろうか。

今回は、最上部のボックスが地震による揺れで転倒しないように養生することにした。
カラーボックスの側面にフックをねじ込む。
粗悪な材質なのか、いとも簡単に割れてしまった。



柱にもフックをねじ込む。



両者を紐で結ぶ。



とりあえず乱雑に置いていた楽譜等を新たに乗せたボックスにつっこんだ。
完成!。



この3段目のボックスの上に以前のように楽譜や物を置くようにならないように。

男はたいがい整理整頓が苦手だ。
勤め先のデスクも、男の机はおおくが、資料や本等が乱雑に山積みされていて、整理整頓するのは年末の掃除くらいだ。
工場にいた時もそうだった。
5S活動を推進する立場にいる製造部長の机の上も乱雑に資料が山積みされており、何年も前に私が渡した資料が、日光で日に焼けた状態で、その山の隙間からはみ出しているのを見たことがあった。

何で整理整頓が苦手なのか。
多分、小さな時から母親が片付けてくれていたから、自分で整理するという習慣が育っていないからであろう。
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冷蔵庫に巨大(?)氷が

2020-05-09 22:25:34 | グルメ
冷蔵庫の冷凍室を開けたら、奥の方に霜がたくさん付いていた。
よく見ると巨大(?)な氷だった。

こいつをタガネとハンマーでぶったたいてやったら、一発でとれた。
ちょっと爽快。





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松下眞一/立岩利夫「俳句と音によるラジオのための作品 日本人一九七〇」を聴く

2020-05-09 21:03:34 | 現代音楽
「- 俳句と音によるラジオのための作品 - 日本人一九七〇」
松下眞一(音楽・音響構成)・立岩利夫(俳句)
昭和45年度芸術祭参加作品(毎日放送制作)
(Youtube解説より転載)

下記にYoutubeの音源を貼り付けさせていただく。
(現代音楽が嫌いもしくは拒絶反応のある方はお勧めできません)

日本の電子音楽 松下真一/立岩利夫:日本人一九七〇 毎日放送



昨日記事にした松下眞一氏の作品である。
1970年に起きたさまざまな出来事とそれに対する思いを俳句にし、ナレーションと背景音、および音楽との組み合わせにより構成された作品である。
ドキュメンタリー作品のように思えるようで、注意深く聴くと、かなり不気味な箇所がある。
(動画のイラストもかなり不気味な印象が残るが、作者の創作の動機は何だろう)

こういう作品は現在、皆無である。
ナレーションを交えた音楽作品は山ほどあるだろうが、こういう時事的、世相的な内容をテーマにしたもの、また音楽や特異な意識的な背景音により構成されたものは恐らく無いのではないか。
それにしてもよくこのような作品が作れるものかと思う(いい意味で)。
いわゆる前衛作品の一つであろうが、芸術に対する固定観念にとらわれない発想、新しい音楽表現に対する挑戦意欲が無いと、なかなか生みだせない作品だと思う。
この時代だったから可能だったとも言えるのかもしれないが。

1970年。
私が小学校に上がった頃だったであろうか。
この頃に連想するもの。
タイガーマスク、巨人の星、仮面ライダー、ウルトラマン、ウルトラセブン、白黒テレビ、水鉄砲、煙幕、ロボコン、ファンタ、サンダーバード、謎の円盤UFO、ひょっこりひょうたん島、マッハ・ゴーゴーゴー、アタックNo.1、底抜け脱線ゲーム、ビー玉、ボンネットバス、竹のストック、紐で結ぶスキー靴、石炭ストーブ、煙突掃除、木の桶のような風呂、アノラック、ヤッケ、マグマ大使、黄色のカッパ、なかよし子供館、フルヤのウィンターキャラメル、長靴、水筒、定山渓鉄道廃線跡、桜山、セミの抜け殻、札幌地下鉄試運転、五番館、クリームソーダ、メロンパン25円、ゴムのげじげじ、ミクラス、ちくろ、ダブルラーメン、BCG、おたふくかぜ、蒸気機関車、トンネル餅、

ちょと後になって、
カラーテレビ、札幌オリンピック、笠谷、ジャネット・リン、浅間山荘事件、過激派による放火、爆破事件、赤き血のイレブン、帰ってきたウルトラマン、ミラーマン、オイルショック、大江戸捜査網、水戸黄門、タイムカプセル、仮面ライダーのカード集め、切手集め、科学と学習、新八犬伝、小遣い10円、竹とんぼ、プリンスメロン、映画「家族」、ガロ、

1970年代半ば頃、
ミニスキー、パンサー(長靴)、2段スパイク(月星長靴)、カウンタック、釘差し、リリヤン、没収、かたき、反乱軍と国王軍、少年野球、高橋一三、ベビースターラーメン、ファンタゴールデングレープ、スポーツハウス、天ぷらそばとクリームソーダ、ゲロ、鍋焼きうどん(アルミ鍋)、生味ラーメン、明星ラーメンビーフ味、チカレタビー、パラボラアンテナ、野球帽、かまくら、アイスホッケーの真似事、トムとジェリー、草薙さん(NHKの天気キャスター)、新日本紀行、北海道7:30、旭川竜谷高校(甲子園)、おやきや、泳げたいやきくん、キャラメルコーン、たまご麺(38円なおけっこう)、チェスタ、ミスターピブ、滝野自然公園、アメリカンヨーヨー、犬の散歩、三角ブランコ、輪投げ、ミスタードーナツ、ダイエー、シャープペン、蓄膿症、江戸川乱歩、暗黒星、アルセーヌ・ルパン、8・1・3の謎、キカイダー、キカイダー01、少年チャンピオン、750ライダー、マノク商事、自転車、トリアルタイヤ、旧千歳線跡、東月寒、共進会場、シベリア博、毒入りコーラ事件、道庁爆破事件、水ぼうそう、シクラメンのかほり、猿の惑星、男たちの旅路、太陽にほえろ、パッチ、

他にも色々あるだろうが、思いつくままに挙げてみた。
子供の目線での連想、イメージとなってしまったが。
1970年代、私は小学生から中学生時代であった。
今振り返ってみると、1970年代というのは、自分のこれまでの人生の中で最も楽しかった時代、日本が最も輝いていた時代だった。
この時代は1日が始まるのが待ち遠しいほど楽しく、活気に溢れていた。
今の時代に比べるとまだ日本も貧しさが残っていたけど、年月を経るにしたがい生活が豊かになっていったという実感がある。
この時代って、ドラマ、映画、歌謡曲、フォークソング、アニメ、文学作品など文化面でも人々の記憶に永久に残り続けるような傑作が生まれた時代でもある。
クラシック音楽界は前衛音楽の全盛期だったに違いない。

あとこの時代の人間には、とてつもなくやさしい人が多かった。
この時代の大人って、皆、戦争体験者だった。
戦争で、大切な人、家族だったり、恋人だったり、親友だったり、そういう人たちを失った人たちがたくさんいたのだ。
だから、人の心の痛みに敏感だった。
そして戦争で死んだ人の分まで生き抜くという、凄まじいほどのエネルギーがあった。
自分の子供時代はこういう大人たちから自然に生き方を学んだのである。
身近な人間だけでなく、アニメ、例えば、タイガーマスクや巨人の星などからも、正しく生きるための拠りどころのようなものを気付かずとも学んでいたのだと思う。

日本の1970年代は1960年代とも違う。
1960年代は安保闘争や高度経済成長期の幕開けなどめまぐるしく日本が変化していった時期だが、1970年代はめざましい経済成長と落ち着き、闘争と終焉、文化の発展、犯罪の増加、日本の国際地位の向上など、発展しながらもさまざまなことが織り交ざったような時代だった。

1970年をテーマにしたこの音楽を聴いて、さまざまなことを連想し、また自身の記憶の断片を蘇らせてみた。
曲の感想よりも、自らの回想による甚だ自己満足的な内容となってしまったが、感じたことをそのまま書くことにした。

1980年代以降は自分にとってはあまり思い出したくない時代だ。
とくに多くの日本人が物質的豊かさを享受していたバブル時代は私にとっては最悪の暗黒の時代だった(経済的理由ではないが)。
だからと言って今の時代に失望しているわけではない。
時代に対する見方は、その人の精神の幸福度に密接に関わっていると思うからだ。
しかし今の時代って、精神的、心理的に幸福感を維持できる生き方が昔、例えば1970年代の頃よりも難しくなってきていると思う。
物質的満足という価値観から解き放たれ、「心理的に幸福感を感じ、維持できる日々を送るためには、どうしたらよいのか」というテーマを常に問いかけられるようになれればな、と思う。
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