誰でも一生のうちで何か完成させたいという目標の一つや二つはあると思う。
世界一周旅行だったり、日本百名山の登山だったり、世界の美術館めぐりだったり、難解な哲学全集の原著完読だったり、さまざまだろう。
ものぐさな私の場合でも、一応あることはある。
それは、「JR全線走破目標」というやつだ。
先日の新聞記事のコラム「歴史のダイヤグラム」で紹介されていた、宮脇俊三氏の著作「時刻表2万キロ」でしぼんでいた思いが再燃した。
近年はあまり汽車旅というものはしなくなったが、以前はけっこう青春18きっぷ、周遊券、ユースホステルを利用した旅をしたものだった。
列車の中でボーっと窓の景色を見ていたり、列車の中で聴こえてくるその地方の方言とか、子供たちの服装とかを見るのが楽しかった。
まず一番感じるのは言葉の違い。
東北と関西では全く違う。
以前、福島県の郡山で若い女子大生風の女性の発する言葉が、あまりにも土くさくて、思わずプッと笑ってしまったことがあった。
関西の人は早口で流暢だ。
関西の人は苦手だ。
多分話について行けないと思う。
自分は東北の人に惹かれる。
土地も人間も素朴な感じがする。
昔、「旅と鉄道」という雑誌の付録についていた「JR全線乗りつぶしマップ」に走破した路線に赤いマーカーを付けていたことがあった。
今日、久しぶりにこのマップを引っ張り出して見てみた。
既に廃線となった路線もいくつかあるが、JR全線の7割くらいは走破しているのではないかと、という感じだ。
とくに東北地方は殆どの路線を消化していた。
今まで乗った路線で印象深いのは、倶知安-伊達紋別間の「胆振線」、久慈-八戸間の「八戸線」、茂市-岩泉間の「岩泉線」、札幌-新十津川間の「札沼線」、深川-増毛間の増毛線、高岡-氷見間の氷見線、高岡-城端間の「城端線」。
氷見線以外は超ローカル線。(氷見線もローカル線だけど。なお氷見線と城端線以外は現在廃線)
この路線で感じるものは、何十年も変わらない、文明の進化で毒されていない素朴な世界だった。
廃線となった路線で乗ってみたかったのは、「朱鞠内線」。
いつか乗ろうと思っていたら廃止されてしまった。
日本の場合、観光地というところを訪れても中国人や韓国人がうじゃうじゃいるし、こういうところは金儲けのための施設や店が氾濫しているので観光しても疲れるだけだ。
それよりもローカル線に乗って、日常とは違う空気に触れた方がよっぽどいい。
ローカル線の終点で降りて周囲を散策し、観光地でもないその町のありのままの日常の姿を感じ取る。
あとは乗車する列車が古ければ古いほどいい。それもディーゼル列車。
9月下旬に計画年休と連休をくっつけて9連休を予定している。
この時にに未だ走破していない路線のいくつかを乗ってみたい。
昔旅したときのパンフレット類は捨てずにとってある。
弁当の包み紙。
使用済のきっぷは駅でもらったものだった。
(一度だけ断られたことがあったが、それ以外は全然大丈夫だった)
時刻表の切れ端。
世界一周旅行だったり、日本百名山の登山だったり、世界の美術館めぐりだったり、難解な哲学全集の原著完読だったり、さまざまだろう。
ものぐさな私の場合でも、一応あることはある。
それは、「JR全線走破目標」というやつだ。
先日の新聞記事のコラム「歴史のダイヤグラム」で紹介されていた、宮脇俊三氏の著作「時刻表2万キロ」でしぼんでいた思いが再燃した。
近年はあまり汽車旅というものはしなくなったが、以前はけっこう青春18きっぷ、周遊券、ユースホステルを利用した旅をしたものだった。
列車の中でボーっと窓の景色を見ていたり、列車の中で聴こえてくるその地方の方言とか、子供たちの服装とかを見るのが楽しかった。
まず一番感じるのは言葉の違い。
東北と関西では全く違う。
以前、福島県の郡山で若い女子大生風の女性の発する言葉が、あまりにも土くさくて、思わずプッと笑ってしまったことがあった。
関西の人は早口で流暢だ。
関西の人は苦手だ。
多分話について行けないと思う。
自分は東北の人に惹かれる。
土地も人間も素朴な感じがする。
昔、「旅と鉄道」という雑誌の付録についていた「JR全線乗りつぶしマップ」に走破した路線に赤いマーカーを付けていたことがあった。
今日、久しぶりにこのマップを引っ張り出して見てみた。
既に廃線となった路線もいくつかあるが、JR全線の7割くらいは走破しているのではないかと、という感じだ。
とくに東北地方は殆どの路線を消化していた。
今まで乗った路線で印象深いのは、倶知安-伊達紋別間の「胆振線」、久慈-八戸間の「八戸線」、茂市-岩泉間の「岩泉線」、札幌-新十津川間の「札沼線」、深川-増毛間の増毛線、高岡-氷見間の氷見線、高岡-城端間の「城端線」。
氷見線以外は超ローカル線。(氷見線もローカル線だけど。なお氷見線と城端線以外は現在廃線)
この路線で感じるものは、何十年も変わらない、文明の進化で毒されていない素朴な世界だった。
廃線となった路線で乗ってみたかったのは、「朱鞠内線」。
いつか乗ろうと思っていたら廃止されてしまった。
日本の場合、観光地というところを訪れても中国人や韓国人がうじゃうじゃいるし、こういうところは金儲けのための施設や店が氾濫しているので観光しても疲れるだけだ。
それよりもローカル線に乗って、日常とは違う空気に触れた方がよっぽどいい。
ローカル線の終点で降りて周囲を散策し、観光地でもないその町のありのままの日常の姿を感じ取る。
あとは乗車する列車が古ければ古いほどいい。それもディーゼル列車。
9月下旬に計画年休と連休をくっつけて9連休を予定している。
この時にに未だ走破していない路線のいくつかを乗ってみたい。
昔旅したときのパンフレット類は捨てずにとってある。
弁当の包み紙。
使用済のきっぷは駅でもらったものだった。
(一度だけ断られたことがあったが、それ以外は全然大丈夫だった)
時刻表の切れ端。