緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

JR全線走破目標

2020-08-29 21:40:56 | 旅行
誰でも一生のうちで何か完成させたいという目標の一つや二つはあると思う。
世界一周旅行だったり、日本百名山の登山だったり、世界の美術館めぐりだったり、難解な哲学全集の原著完読だったり、さまざまだろう。
ものぐさな私の場合でも、一応あることはある。
それは、「JR全線走破目標」というやつだ。
先日の新聞記事のコラム「歴史のダイヤグラム」で紹介されていた、宮脇俊三氏の著作「時刻表2万キロ」でしぼんでいた思いが再燃した。



近年はあまり汽車旅というものはしなくなったが、以前はけっこう青春18きっぷ、周遊券、ユースホステルを利用した旅をしたものだった。
列車の中でボーっと窓の景色を見ていたり、列車の中で聴こえてくるその地方の方言とか、子供たちの服装とかを見るのが楽しかった。
まず一番感じるのは言葉の違い。
東北と関西では全く違う。
以前、福島県の郡山で若い女子大生風の女性の発する言葉が、あまりにも土くさくて、思わずプッと笑ってしまったことがあった。
関西の人は早口で流暢だ。
関西の人は苦手だ。
多分話について行けないと思う。
自分は東北の人に惹かれる。
土地も人間も素朴な感じがする。

昔、「旅と鉄道」という雑誌の付録についていた「JR全線乗りつぶしマップ」に走破した路線に赤いマーカーを付けていたことがあった。
今日、久しぶりにこのマップを引っ張り出して見てみた。



既に廃線となった路線もいくつかあるが、JR全線の7割くらいは走破しているのではないかと、という感じだ。
とくに東北地方は殆どの路線を消化していた。

今まで乗った路線で印象深いのは、倶知安-伊達紋別間の「胆振線」、久慈-八戸間の「八戸線」、茂市-岩泉間の「岩泉線」、札幌-新十津川間の「札沼線」、深川-増毛間の増毛線、高岡-氷見間の氷見線、高岡-城端間の「城端線」。
氷見線以外は超ローカル線。(氷見線もローカル線だけど。なお氷見線と城端線以外は現在廃線)
この路線で感じるものは、何十年も変わらない、文明の進化で毒されていない素朴な世界だった。
廃線となった路線で乗ってみたかったのは、「朱鞠内線」。
いつか乗ろうと思っていたら廃止されてしまった。

日本の場合、観光地というところを訪れても中国人や韓国人がうじゃうじゃいるし、こういうところは金儲けのための施設や店が氾濫しているので観光しても疲れるだけだ。
それよりもローカル線に乗って、日常とは違う空気に触れた方がよっぽどいい。
ローカル線の終点で降りて周囲を散策し、観光地でもないその町のありのままの日常の姿を感じ取る。
あとは乗車する列車が古ければ古いほどいい。それもディーゼル列車。

9月下旬に計画年休と連休をくっつけて9連休を予定している。
この時にに未だ走破していない路線のいくつかを乗ってみたい。

昔旅したときのパンフレット類は捨てずにとってある。











弁当の包み紙。



使用済のきっぷは駅でもらったものだった。
(一度だけ断られたことがあったが、それ以外は全然大丈夫だった)



時刻表の切れ端。





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特大うなぎ食べた

2020-08-29 21:20:58 | グルメ
今日床屋へ行った帰りに立ち寄ったスーパーで、特大うなぎが980円で売っていた。
この大きさで980円は安いのではないかと思った。
この灼熱地獄の中、体も悲鳴を上げていたので、ちょっと高くてもいいや、と思って買って食べることにした。



2、3人前はある。
包丁で半分に切らないとどんぶりにのっからない。



うなぎだけだとさびしいので、別のスーパーで野菜を買った。



ウナギをレンジで温める。
どんぶりにごはんを盛る。



フライパン返しを使って、半切れのうなぎをのせる。


うな丼の出来上がりだ。

もう片方はおかわり用だ。



味は脂が乗っていておいしかった。
高級料理を980円+αで味わえた。
店だと2、3千円はするだろう。

外でうなぎを食べたことなど、仕事関係とかごちそうになった時とか、今までで数えるほどしなかい。
家でも食べることは殆どない。
こういう料理は、一生に数えるほどしか食べないから、おいしい、と感じるものなのかもしれない。

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鉄製鍛練棒買った

2020-08-29 01:12:19 | 金属
写真の鍛錬棒という商品を買った。



鉄製、六角棒を旋盤加工し、黒色の焼付塗装をしたものだと思われる。

何のために使うのか。
それは、貧弱な坊やのような白く、か細い腕を太くするためである。
男らしい頼り甲斐のある腕に変化させようというわけだ。

学生時代は日曜以外はほぼ毎日運動をしていた。
(最後の1年だけは勉強に専念したが)
だから社会人になって東京に出てきて社員寮に入ったとき、寮生から、結構腕、太いね、なんて言われたこともあった。
しかしそれから30数年、運動らしいことはせず筋力はすっかり衰えてしまった。

30代前半の頃、ブルーワーカーという商品を結構な値段で買ったことがあった。
たくましい筋肉質の体に変身させるための器具だという。
しかし数日使ってやめてしまった。
今は埃をかぶって部屋の隅に追いやられてしまっている。勿体ない。

この鍛錬棒は手で持って、ただ振るだけでいい。
手軽で、何かをしながらでも鍛錬できる。
ものぐさな私にピッタリの器具だ。

学生時代、ある高齢の武道の宗家と呼ばれる方の手首が、普通の男性の3倍以上の太さだったのを見て驚いたことがあった。
その方は若い頃、極寒の地で丸太をのこぎりで切って鍛えたという。

1年後くらいには、太くたくましく、鋼鉄のような硬い腕に変化していることを夢見ている。
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寺島尚彦作詞作曲、寺島夕紗子演奏「さとうきび畑」を聴く

2020-08-23 20:59:30 | 歌曲
だいぶ以前にも記事にしたことがあったが、私が中学1年生でクラシックギターにのめり込むきっかけとなり、また決定的に私を音楽好きにさせたある1枚のレコードがある。

軽音楽 禁じられた遊び -みんなでうたおう世界の歌ー
演奏:寺島尚彦とリズム・シャンソネット・プラス・アルファ
キングレコード 1966年





家においたあった古いレコードだ。
私が幼稚園にあがる前に家で日曜日の朝にかかっていたレコード。
ステレオの前でふざけて飛び跳ねて、針が飛んだことで傷だらけとなったレコードをたまたま偶然、中学1年の冬に聴いてとりこになった。
このレコードの音をステレオのスピーカーから直接カセットテープに録音して何度聴いただろう。



本当に素晴らしい演奏、素晴らしいアレンジだった。
今聴いてもその感じ方は全く変わっていない。
この演奏、音楽を聴いてどれほど音楽に目覚めていったか。

今から10年くらい前だろうか。以前に実家から送ってもたったこのレコードが傷だらけだったので、中古で同じレコードが出ていないだろうかと探していたが、ほどなくしてヤフオクで出品されているのを見つけ落札した。
このレコードの存在を誰も知らないのか、安値だったと記憶している。

そしてしばらくして、寺島尚彦という音楽家のことを調べるようになった。
そして寺島尚彦が作詞作曲した曲として、「さとうきび畑」という曲があるのを知った。
失礼ながらもう忘れられた存在の音楽家というイメージしか持っていなかったのが、この曲が意外にも有名であることを知った。
そしてこの曲を聴きたくなり、アマゾンで寺島尚彦の次女の寺島夕紗子が歌った演奏CDを見つけ注文した。
今からちょうど10年前のことだった。



2010年の8月、大阪方面のギターショップめぐりの旅にこのCDを持って行った。
大阪行きの新幹線に夕方乗車し、退屈しのぎにこの買ったばかりの「さとうきび畑」というCDを聴いてみることにした。
これから未知の見聞をする旅の道中に聴くにふさわしい、明るく穏やかなBGMに聴こえた。
たまにこういう音楽もいいな、という気持ちで聴いていた。
しかしである。途中から思いもよらぬ「え?何で?」という変化を感じた。
知らないうちに、目頭が熱くなってどうしようもなくなっていた。
気が付いた時には、周りに気付かれないように苦し紛れに取り繕うはめになってしまっていた。

これがこの時、この曲を初めて聴いた時の衝撃だった。
その後、この曲が多くの歌手に歌われていることを知った。
今、Youtubeでは森山良子をはじめ、たくさんの演奏が投稿されている。

寺島夕紗子の演奏は正統的な声楽によるものであるから、Youtubeなどで聴く演奏に慣れた方が聴くと違和感を感じるかもしれない。
しかし私は寺島夕紗子の演奏が一番好きだし、最も感動する。素晴らしい演奏だ。
演奏法とかそういうものを通り越した、一人の人間の強く熱い気持ちを感じる。

この寺島夕紗子の演奏は、部分的に選んだショートバージョンではなく、全ての詩を歌ったフルバージョンである。
はっきり言って、ショートバージョンは意味がない。
作曲者自身もこう言っている。
「戦争の悲惨さを伝えるために、「さわわ」という言葉と、10分という長さをこの歌は必要とした」

寺島夕紗子の演奏はYoutubeに投稿されていない。
今日、ニコニコ動画で見つけた。
是非、聴いて欲しい。人間の思いの強さ、というものがこれほどまでのものなのか、ということが感じられるに違ない。



寺島夕紗子(てらしま・ゆさこ)
ソプラノ歌手
雙葉高等学校卒業。東京藝術大学及び同大学院修了。文化庁在外研修員としてスペインで研鑽を積む。国内外での演奏活動のほか、NHKはじめ全国のテレビ、ラジオ番組にも多数出演。父・寺島尚彦作「さとうきび畑」「緑陰」等3枚のCDをリリース。また書籍、新聞、雑誌への執筆活動も展開。洗足学園音楽大学講師。
(論座 RONZA 2019年6月23日記事より引用)
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アニメ「聲の形」のコミック買った

2020-08-22 22:33:58 | アニメ
先日テレビのアニメ映画で見た「聲の形」という作品が意外にもいい作品で感動ものだったので、原作のコミック版をアマゾンの中古本で買って読んでみることにした。



まだ読み始めたばかりだけど、映画版とはストーリーが少し違うようだ。
一か月くらい前にアマゾンプライムで見た「君の脾臓をたべたい」も、原作にほぼ忠実だというアニメ版も後で見たが、けっこうストーリーが違っていた。
映画化された作品にはよくあることらしいが、君の脾臓のほうは両方それぞれ持ち味があり良かった。
「聲の形」の方はどうか。
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