緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

チョン・キョンファ演奏 メンデルスゾーン作曲「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」ライブ演奏1971年を聴く

2024-02-25 00:10:14 | バイオリン
5,6年くらい前にも記事にしたが、韓国のチョン・キョンファのロンドンでのライブ演奏だ。
メンデルスゾーン作曲「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」
1971年、指揮:アンドレ・プレヴィン、ロンドン交響楽団

チョン・キョンファもアンドレ・プレヴィンも若かった頃だ。
チョン・キョンファの姿が初々しい(22、3の頃だ)。
渾身の演奏。

自分もこのくらい無心でエネギッシュな演奏が出きたらな、と思うのだが...。


Kyung Wha Chung plays Mendelssohn violin concerto (1971)
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カルカッシ・ギター教則本Op.59第Ⅲ部50の漸進的作品集第2番録音

2024-02-24 22:29:44 | ギター
先日2月5日の記事に、カルカッシ・ギター教則本Op.59第Ⅲ部50の漸進的作品集を少しずつおさらいして記録を録っていくことを話したが、今日は第2曲目を録音した。

ハ長調の優しい曲であるが、強弱の変化を付けるのは意外に難しい。
ただあまり大きな変化はこの曲にはふさわしくないと思った。
中間部はメロディが浮き出るようにアポヤンドを中心に弾いてみた。

カルカッシ・ギター教則本Op.59第Ⅲ部50の漸進的作品集第2番 2024年2月24日


1か月1、2回のペースで進めていくと、全曲録音は4年くらはかかるかな。

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フレット浮きギターで弾いた「アラビア風奇想曲」

2024-02-24 22:00:47 | ギター
先日記事にした、フレット浮きが原因で音が詰まったような症状が出ていた楽器でタレガの「アラビア風奇想曲」を弾いてみた。

やはり録音で聴いてみても音の詰まりが出ているのが分かる。

フレット浮きギターで弾いた「アラビア風奇想曲」2024年2月24日

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マイケル・レビン演奏 メンデルスゾーン作曲「 ヴァイオリン協奏曲ホ短調」を聴く

2024-02-23 23:29:55 | バイオリン
メンデルスゾーン作曲「 ヴァイオリン協奏曲ホ短調」で素晴らしい演奏に出会った。
ヴァイオリン独奏:マイケル・レビン、指揮:エイドリアン・ボールト、管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団 1957年スタジオ録音。

マイケル・レビンは1936年生まれだから、21歳の時の録音。
音楽家の両親のもとに育ち、若くして成功を収め、早熟の天才として注目されたが、20代半ば以降、精神疾患を病み、36歳の若さで悲劇的な死を遂げた。

クリスチャン・フェラスの人生と重なるが、このマイケル・レビンの弾く、メンデルスゾーンの ヴァイオリン協奏曲は間違いなく素晴らしい。名盤の1つに入る。
この曲でこれほど感情が刺激される演奏は極めて少ない。
これ以上ないというくらい非常に美しい音と感情表現、美しいけどその陰に悲しさが宿っているようにも感じられる。

マイケル・レビンの録音はそのほとんどが廃盤であるが、中市市場では非常に高値が付いている。
彼の演奏に真に魅せられた愛好家が少なからずいることを示している。

Michael RABIN -MENDELSSOHN Violin concerto-(AUDIO REMASTERED)


こうなったら、メンデルスゾーン作曲「 ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の聴き比べを徹底的にやることにしよう。
チャイコフスキーの悲愴を聴き比べをやったときのように。




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ウラジミール・ミクルカのライブ録音 コシュキン作曲「王子のおもちゃ」、ラック作曲「タレガ讃歌」を聴く

2024-02-23 21:14:19 | ギター
チェコのギタリスト、ウラジミール・ミクルカのライブ録音で、ニキータ・コシュキンの「王子のおもちゃ」とシュテファン・ラックの「タレガ讃歌」を弾いたものがYoutubeの投稿で見つかった。

Youtubeには1980年と記載されていたから、もしかすると両曲とも初演の時の演奏なのかもしれない。
それにしても、ミクルカの音が魅力的だ。
私が理想とする音、力強く、芯のある男性的な音。
楽器から、その楽器の持つ能力が最大限に引き出された音だ。
このような音を出せるギタリストは現在の時代にはいない。

楽器はフレタか河野の可能性があるが、フレタではないかと思う。80年代初めにミクルカがフレタを使っていたという記録がある。
5弦開放の響きが素晴らしい。

コシュキンの「王子のおもちゃ」は80年代前半の頃、現代ギター社から出版された。



しかし、あまり注目されなかったようだ。時代はすでに前衛音楽から軽いソフトな音楽に移行していた。
ミクルカの本領は現代音楽であろう。
彼が最も活動的であった1970年代後半から1990年代半ば頃は現代音楽が下火となった時代だ。
とても高い実力の持ち主なのに、十分に才能が開花させられなかったような感じを受ける。

「王子のおもちゃ」と「タレガ讃歌」の両方とも、コピー譜であるが手持ちの楽譜があった。





「王子のおもちゃ」は現代ギター社版ではなく、ロシア版だ。

Vladimir Mikulka: live concert playing Koshkin & Rak
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