世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ネクタイとガンダム

2005年11月11日 23時16分50秒 | Weblog
仕事中はネクタイを着用してクールに仕事をしている殿方社員が、
昼休みの喫煙所で、ガンダムやタイムボカンの話をしながら盛り上がっている様子は、いとおかし。

パソコンに向かっている時は厳しい顔付きなのに、
昼休みに「それはガッチャマンだよ」と発している表情は少年そのものだ。

半ズボン履いてガンプラを熱心に作成していたであろう少年時代の面影を、
ネクタイ姿の彼等に見出してしまう。
高度成長期の中で新幹線や飛行機にも夢を馳たのだろうなあ。

私が栃木で生まれた時、彼等はちょうどそんな少年時代を生きていたんだと思うと、こうして今、一緒の会社に属している事実を不思議に思う。

運命によって私は彼等と接点を共有することになったのか、
運命など初めから存在していなくて、出会えた結果を運命と呼ぶのか、わからない。

でも、小春日和の喫煙所で彼等の話を聞くのは楽しい。

コメント (2)

有耶無耶にできそうなもの

2005年11月10日 23時54分52秒 | Weblog
「引いたかな?と思ったら、早めのパブロン」
だから昨日は早めにパブロンを飲んで、さっさと布団に潜り込んだ。
マイスリーとパブロンとの化学反応@体内を恐れ、どっちを飲もうか20分ぐらい迷った挙げ句、パブロンの方を服用。

なかなか寝つけず、また明け方に何度も目が覚めた。

上司に依頼されていた同窓会の案内状送付を忘れていて、
「げ!やっべ~」と跳ね起きるという冷や汗もんの悪夢を観た。
また、鼻の奥が固めの鼻水で詰まり、呼吸困難になった。
苦しくて何度も起きてしまう。

我が家では、鼻詰まりになると「ナザール」(佐藤製薬株式会社)という点鼻薬に頼る風習がある。
ちなみにMADE IN TAIWAN。
鼻の中の血管を収縮させて、一発で鼻通りが良くなるんである。

明け方、モゾモゾ起きだして、ナザールを探す。
薬箱をはじめ台所や机の中を隈無く探したのだが、出てこなかった。

私は、使用したものを元の場所に戻す作業、いわゆる片付けが非常に苦手である。
ナザールもきっとそんな私の性癖の餌食となり、どこかにワープしていったのだろう。

諦めて再び布団へ。
結局、合計二時間しか眠れなかった。

現段階では、固めの鼻水が鼻の奥で「出ようかな。辞めておこうかな。」と悩んでいるのが分かる程度。
たまに押し出された気弱な鼻水が穴の縁に絡まる。
食欲もあるし、熱もないので、このまま上手く行けば有耶無耶にできるかも。
昨日、休暇をいただいたので、これ以上会社に迷惑は掛けられない。

「ごめん、無かったことにして~♪」
郷ひろみの歌が脳内で流れる中、ナザールを鼻に突っ込む。

上司の案内状未送付は有耶無耶にできそうもないが、
今回の風邪なら何とか騙せそうな気がする。

…なんとなく。

胃との初対面

2005年11月09日 14時10分50秒 | Weblog
胃カメラ終了。
不安でいっぱいだったが、別に大したことなかった。
飲む過程で「上手ですね。上手ですよう。」と誉められ、
映し出される胃の画面を「綺麗です」と評され、
満更でもなかった。
「上手」と「綺麗」という単語にめっぽう弱い私。
胃の中でカメラが動く。
時々空気が流し込まれる。気持悪い。

涙と涎の洪水の中、頭上の画面をしっかり目を見開いて見た。
好奇心は苦痛を乗り越え、ピンクの襞を目で必死に追う。
「凄いですね。初めてなのに画面を見られる余裕があるなんて。どうぞ見てください!」
おだてられりゃ、木にでもエベレストでもホイホイ登れる私。

胃との対面は不思議なものだった。
胎児をエコー写真で見る心境に似ているかもしれない。

食べている物を暗闇で文句も言わずに淡々と消化してくれている、胃。
君の存在を忘れていた私を許しておくれ。
初めて光を当てられて恥ずかしそう。

いつもありがとう。

マウスピースをつけられているから上手く言えなかったが、
私は小さな声で胃に感謝の意を述べた。

終盤、気付くとトトロ医師のズボンを握り締めていた。慌てて離す。

結果は慢性胃炎と逆流性食道炎。
上手く付き合っていくしかないらしい。

逆流性食道炎は、胃の上部分の絞まりが悪いため、胃液が食道に向かって逆流するらしい。食道は身に纏う粘膜がないため、胃酸によってダメージを受ける。ミゾオチが痛かった原因はこれだったのか。
油っぽいものはなるべく避ける食生活をデザインせねばなるまい。
あとは、「メンタルな部分を上手くコントロールしよう」トトロ医師にそう言われた。

生理前、私は自分をコントロールできないぐらいイライラする。
イライラすると胃痛を発するので、生理前をいかに安らかに過ごすかということも今後の課題だ。

筋肉注射は無かった。
せっかく可愛く断る練習をしたというのに。徒労に終ってしまった。

メールやブログにアドバイスをくださった皆さん。本当にありがとうございました。そしてご心配をおかけしました。
朝から何件もの励ましや応援メッセージを読み、ウルウルしてしまいました。

胃の写真は頼み込んでゲットした。
トトロ医師に「どうして欲しいの?」と驚かれた。
「…趣味で」
と答えた私。
トトロ医師は「この子は絶対ストレスとは無縁だな」と思ったに違いない。

画像は病院前の公園で。
コメント (5)

よく分かっている。

2005年11月08日 23時58分54秒 | Weblog
「お前、もし医者から煙草辞めないと死ぬって言われたらどうすんの?」
「辞めませんね」
「死ぬんだぞ?」
「別にこの世に未練なんてないですから。悲しむ人もいないでしょうし」

煙を吐き出しながら上司に答える。
思ってもいない、思いたくないことが次から次に、悲しいぐらいのスピードで舌を滑り落ちていく。
自由を束縛されそうになると、途端に暴走するのが私の悪い癖。

よく分かっている。

精一杯の強がりと「心配されたい」という甘えが混在した言動だということ…

発した私が一番よく分かっている。

コメント (5)

MK5 ~マジで嫌悪の5秒前~

2005年11月08日 23時41分57秒 | Weblog
筋肉注射…

聞いただけで腰が抜けそう。

筋肉に注射

「に」という格助詞を入れたら余計リアルさが増して、嗚呼、気絶しそう。

ネットで「胃カメラ」をぐぐった結果、胃カメラを飲む際に麻酔の筋肉注射をするパターンが多いことが判明。

嫌だ。絶対に嫌だ…。

注射なんて中学時代に風疹の予防接種を受けたのが最後だ。
しかも女子だけ。
担任の畑先生に「私、出産しないんで受けなくても良いですか?」と真面目に質問した女子、それが私。

宝飾品業界にいながら「痛いから」という理由のみでピアスの穴を貫通させない女子、それが私。

子供嫌いというのもあるけど、出産拒否の理由第二位に「痛いから」という理由をノミネートしている女子、それが私。

そのぐらい、注射や痛みが嫌い。

明日。
どうしませう。

そんな時はまずママに電話。
「馬鹿だね、あんた。そんなん断ればいいじゃん。」
さすがママ。…母はやはり強かった。

でも麻酔の同意書にサインしちゃったしなあ。

うじうじ。

そういえば、トトロ医師は筋肉注射の件を私にきちんと説明したのだろうか。聞いていないような気がする。
そこんところ、しらばっくれてしまうのはどうだろうか。
なかなか名案だぞ!さっすが、リョウコ。あったまいい~!!

しかし、「言いましたよ」と言われればそれまでだしな…。

うじうじうじ…。


暗澹たる気持ちで同意書を見つめる。

草津にでも逃亡したいぜ。
露天風呂で猿と紅葉狩りしたい。←現実逃避。




オブラート

2005年11月07日 23時54分49秒 | Weblog
友達とのメールのやりとり。
職種は違うのに、彼女の一文字一文字が、まるで自分の悩みそのもののようで驚いた。
真面目で頑張り屋さんの彼女だから、きっと乗り越えていくに違いない。

13年前、夕日の射す体育館裏や教室で、受験や恋愛などを相談し合った仲である。
今考えると、「せ、青春だぜ…」と照れてしまう内容なのだが、あの頃は小さな世界でいっぱいいっぱい生きていた。
今の私たちも、悩みの種や大きさは違えど、あの頃と変わらず悩んでいる。
そしてお互い相談しあっている。

女子は基本的に相談事が好きな生物である。
既に自分の中で答えが用意され解決しているにも関わらず、
電話や喫茶店でメビウスの環のように「相談事」をする。
たしかに13年前、私もそうだった。
「…どう思う?」と発した舌の裏に、相手にこう言って欲しいという期待を忍ばせていた。
老人が餅を舐るように、
自分の満足できる答えを相手が言ってくれるまで、
何度も同じ事を繰り返し訊いた。
「…どう思う?」と。

今は…。
「こう言って欲しい」という期待はあまりない。
「こう」の部分の模範解答が、一つに定まらない問題を抱えるようになったから。
背を押して欲しい時はあるけれど。

反対に「こう言って欲しいんだな」という勘繰りもしなくなった。
お互いの近況報告の陰にひっそりと存在する悩みに対して助言や意見(異見はしない)をするのみだ。

彼女の場合、天性の優しさで助言や意見をオブラートに包んでくれる。
そのオブラートという優しさだけで私は胸がいっぱいになることもある。
それは13年前から変わらない。

彼女の悩みに対し、私はどんな助言ができるだろう。
オブラートにそっと包んで送りたい。

コメント (6)

けっこう幸せ

2005年11月06日 23時30分25秒 | Weblog
実家にプチ帰省with芋子&吉熊。
昨日は餃子鍋、今日はすき焼き。
今週胃カメラ飲むっていうのに、すごい食欲であった。

本来なら今日は家族で近くの公園へ紅葉を見に行く予定だったのだが、
雨だったので近場のカラオケに行った。(やっぱり私は雨女)

いつも物静かな父が井上陽水の「氷の世界」を歌いながらスパークしていて、
見ていて面白かった。
夕御飯、すき焼きを食べながらテレビを観ていると本田美奈子さんの訃報のニュースが。

私は世代的に彼女をあまり知らない。
しかし、昨年たまたま観たNHKの番組で、彼女の歌声(「シシリエンヌ」)を聴いて涙が出たのを覚えている。
透き通るような繊細な声でありながら、凛とした力強さを持っている声。
この世のものとは思えない声だった。
あの後すぐに、彼女は白血病で入院した。
38歳。まだ歌いたかっただろう。

生きるのってけっこう大変だけれど、
こうして家族とカラオケで熱唱したり、
餃子やすき焼き食べたりできる幸せを味わえるのは
生きているからなのだ。
そう考えると「月曜日って鬱~」って言えるのも
けっこう幸せなことなんだと思う。

上野行きの電車に乗る前、
ホームから待合室にいる両親を見ながら、そんなことを思った。
(画像は雀宮駅3番線ホームから撮影したもの)
コメント (3)

大造じいさんとガン

2005年11月05日 14時37分33秒 | Weblog
早起きして近くの総合病院へ。
いつもお世話になっている病院より大きな病院。
胃の不快感に限界を感じ、また内視鏡検査を受けたい思い…自分の体への不安感が飽和状態になり、自発的に行って来た。

診察室に入場。
トトロみたいな青年医師。
好感度抜群。
「どうしました?」
症状を素直に述べる。
「じゃあ、横になってください」
診察はやはり触診。
またもや日活ロマンOLになるはめに。
こそばゆい。
「敏感なんですね。押しますよ。ごめんなさいね」
この彼の低姿勢に、私は自分の敏感な腹を恥ずかしく思った。

「今、何歳でしたっけ?」
「27歳です」
「そっか…微妙な年齢だね」

微妙?
なんで?
そりゃ三十路間近の揺れる年頃ではあるけれど。

「あのね。胃カメラ飲まないと何とも言えないんだけど、…ひょっとして胃壁が硬くなる病気かもしれない。」

へぇ。そんな病気もあるんだ。

「まぁ、ぶっちゃけガンなんだけどね」

ガン。
嗚呼、そういえば小学校5年生の時、研究授業で「大造じいさんとガン」っていうのやったなあ。作者は椋鳩十だったっけ。福田先生が「大造じいさんの年齢を当てたら国語の評価を5にしてやると」言うもんだから、みんな必死になって図書館に通って調べまくったんだっけ。あの作品で、私は読書に興味を持ったんだ。

え?ガン?
雁と癌を混同していた。

私の顔色の変化に慌てたトトロ医師は、
「いや、ホント、胃カメラで見てみないと分からないんだけどね。でも20代後半からの胃癌発生率って多いんですよ。あと、胃壁ってストレスに弱いから、胃壁が爛れているだけかもしれないし。取り合えず胃カメラの予約取りましょうね。ね?」

(‐_‐)←こんな顔になっているであろう私。
自分と癌が上手く結びつくような結びつかないような変な感じ。
「まさかね」と思う気持ちと「やっぱりね」と思う気持ちが鬩ぎ合っている、不思議な気持ち。
入院し、仕事の引継ぎをしている自分が容易に想像できる。そう考えると今まで何気なくやっていた仕事をいとおしく感じる。私の仕事。

っていうか、まだ癌宣告されたわけではないのだが。

胃カメラは事前に同意書を書いて、血液検査を受けないといけないらしい。
看護婦さんに腕を出すように言われる。
太い針が腕に接近してくる。刺す瞬間、
「はにゃ~」
という声が私の口から漏れた。
はに丸かよ?いつも一緒のお馬のジンベエ…♪
脳内に、はに丸のテーマソングが流れる私に看護婦さんは
「あら、顔に似合わず可笑しな声を出しますのね。ほほほ」
とか、言う。

決戦は9日(水曜日)
9時45分からに決定。

喧嘩上等!夜露死苦ぅ。
コメント (10)

年末に向けて思うこと

2005年11月04日 23時49分14秒 | Weblog
今週もようやく終わった。
仕事の方も、何とか一段落。良かった。

渋谷ではクリスマスツリーのイルミネーションが飾られ始めたらしい。
先日購入した「美的」では、クリスマス限定コフレの特集が組まれていた。
「やっぱ、今年もエスティローダーかな」

ここ数年、自分にご褒美と称して、各化粧品会社のコフレを吟味し、購入している。
お得感溢れるクリスマスコフレの中でも、エスティローダーは話題のマスカラ、捨て色無しのアイシャドウや口紅(3本)、マニキュアなど、他社の追随を許さない「コフレクィーン」と言うべきポジションに立っている。

そんなエスティローダーのクリスマスコフレは人気で、すぐに完売してしまう。
「美的」をよく見たら、もう販売開始日が過ぎているではないか。
今年は諦めるか…。
じゃ、第2候補のゲランで良いか。ボールパウダーも付いてるし。

年々、クリスマスの到来が早くなるような気がする。
つい最近まで、ノースリーブで夏の光を燦々と浴びていたのに…。

社会人になって、ゆっくりクリスマスを迎えたことがない。
業界で一番の稼ぎ時。
見知らぬ土地で、慣れない仕事をする。
賑わうカップルを尻目にして、マライアキャリーのクリスマスソングの下、黙々と仕事をしている。

でも、クリスマスケーキだけは欠かさず購入している。
浮腫んだ足を引きずり、コージーコーナーでショートケーキを1個購入。

で、吉熊と食するんである。

「クリスマスは殿方と迎えるものだ」
そう思っていた、思い込んでいた若い時期が私にもあった。
しかし、今の私の置かれた環境や私個人の思想により、そのような事象は起こり得ないことなのだとぼんやり思う。

吉熊のように、じっと私を待っていて、大人しくコージーコーナーのケーキをモクモク食べてくれる殿方ではないと。無理。
疲れているので会話もしたくない。ケーキ作製や、プレゼント交換をする余裕はないし発想もない。
咥え煙草をしながら吉熊を愛で、「美味しいかい?」など尋ねる。

クリスマスが終了し、本社の大掃除に参加して、ベートーベンの第九を鑑賞し、…気付くと実家の堀炬燵で紅白を鑑賞。
年々大人になる弟を家族全員で写メし、保存する。

もうそんな年末を迎えて何年になるのだろう。

でも、私はそんな年末が好きである。
コメント (6)

介入者

2005年11月03日 22時08分41秒 | Weblog
体調が優れず、起きたのは夕方であった。
いつもお世話になっているクリーニング屋さんが休みのため、別のクリーニング屋さんに行く。

「あなた、困るんですよね。冬物は冬が終わったら直ぐに出さないと汚れが落ちなくなっちゃうのよね」

「にしやま」というネームプレートを付けた中年の女性店員は、私のコートを広げながらそう言った。

「無駄口を叩かず、決められた業務を素早くこなすのがあなたの仕事でしょう?さっさとして頂戴。」
そう心で呟いたが、にしやまさんの口調が、昔の上司の口調に似ていたため、
そして寝起きで頭がボンヤリしていたため、
「申し訳ございません。今後そのようなことがないよう気を付けます」と深く頭を下げてしまった。

にしやまさんは、他にも言いたいことがあったっぽいが、私の雰囲気にただならぬものを感じたのだろう、辞めて代金を請求してきた。

どうしてあの世代の女性はヒトの生活にズカズカと介入してくるのだろう。

そんな中年女性にだけはなりたくないって思う。
コメント (7)

嬉しいこと

2005年11月02日 23時51分42秒 | Weblog
気付いたら霜月に突入していた。
早い…。
朝晩、だいぶ寒くなってきた。

今日は嬉しいことがあった。

文章にしたら嬉しいことが消えてなくなりそうだから、
あえて書かないケド。

「生きていて良かった」と感じることなんて滅多に無い。
特に最近では。

私自身、無感動になりつつあるというのも一因なのだろう。
昔は箸が転がっただけでも笑えたのに、昨今の私は大抵不機嫌そうである。

「そんなんじゃ駄目だ」と思い、何かのキッカケを期待しつつ、ブログを立ち上げた。
如月のあの日から、
「能動的に生きよう」、「幸せを感じよう」と思うようになった。

今日はそんなことを意識していない時に、
突然、受動的な幸せを得られた。

棚からボタ餅。

自ら追いかけて得られる「嬉しいこと」も達成感があって好きだけど、
こうしたプレゼントみたいな「嬉しいこと」は、意外性というオマケが付いてくるので、一層嬉しい。

嬉しいことってこんなにも人を幸せにするもんなんだね。

コメント (4)

システムダウン

2005年11月01日 23時26分20秒 | Weblog
東証のシステムがダウンした。原因は不明らしい。
朝、板を見ていたのだが、なかなか東証の銘柄だけ寄り付かず、変だと思っていた。
結局、取引再開したのは後場が始まってから。
株で生計を立てている人は、さぞかしイライラしたんだろうなあ。

残業をそこそこにして、病院に寄ってガスターを処方された。
そろそろ胃カメラかバリウムで原因をはっきりさせなければなぁ。
なかなか忙しくて…。

帰宅後、ドラマ「火垂るの墓」を観る。
清太君は生きていれば70代半ば。

会社で毎日会う70半ばの上司。
彼も、清太君と同じ「あの時代」を生きたのだ。
接点がなく、個人的なことは話したことがないけど、
「あの時代」を生き抜いた強さが彼には漂っている。
仕事への厳しさ等に。

想像でしかないが、彼も戦争によって多くの苦しみや悲しみも経験したに違いない。
どの時代を生きたってそれなりの苦労はある。
戦争を経験したからといって、人格までも凄くなる…とは言い難い。

しかし、常に死ぬかもしれないという「あの時代」を生きた、生き抜いたという事実は、戦争を知らない我々の世代を黙らせるに充分だ。

ドラマ「火垂るの墓」であるが、ジブリのアニメの印象があまりにも鮮烈すぎて、ドラマにのめりこめなかった。台詞もほぼ同じだったし。

私が前々から気になっていた、居候先の西ノ宮のおばさんを松嶋菜々子が熱演していた。原作やアニメの様に、久子が関西弁を駆使してくれればより一層雰囲気が出たと思う。(東京から疎開してきたということで標準語を使用していた)

節子が声高に泣くシーンでは本当にイライラした。
子役が元々声が高いからなのかもしれないが、…あれ、うるさすぎ。
テレビのスイッチをオフにしようかと思った。

子供の泣き声で私の脳のシステムはダウンするらしい。