世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

まあいいや

2011年01月05日 23時35分18秒 | Weblog
心療内科デー。

今年初。
この日は定時に会社を出る。
今日は来客2件と定時払いの締め日で若干忙しかった。さっさと仕事を終え、駅まで急ぐ。
先日観た箱根駅伝の東洋大・柏原君のような走りで。「山の神」は私かもしれないってな勢いだ。

待合室には人がたくさんいた。過疎化が進んだ村の小学校の全児童レベルの人数だ。
長丁場を覚悟し、椅子に座る。

私がいつも座る席は診察室に近い椅子である。嫌でも患者さんの声が聞こえてくる。
明らかに中年女性のしゃがれた声で「先生~、こんなに薬飲んで、もしも赤ちゃん欲しくなったらどうしよう。大丈夫かしら」という内容の話とか聞こえて絶句してしまう。
「え!その予定はあるのですか」というクマ医師の声に「私だってまだわからないわよ~うぐぐ~」と答えるおばちゃん患者。
あと年金の話とか…区役所で相談したほうが的な話もたまに聞こえる。
今日はクマ医師にお年玉をあげようとしていたおばあちゃんもいた。
…クマ医師も大変だ。

待ち時間は、諸田玲子の「灼恋」を読み進めた。先日読んだ「恋ほおずき」が良かったので。帰省したときにクマパパにその旨を言ったら、彼も諸田玲子の作品を読んだことがあるらしい。「灼恋」も登場人物がたくさんでかじりつくまでは大変なのだが、咀嚼をし始めるとのめり込ませる要素がある。すげー諸田玲子。

3時間待ち、ようやく名前を呼ばれた。

クマ医師、にわかに日焼けしていた。
これは、アレだな。正月休みを海外で過ごすセレブのパターンだな。南国か、はたまた北国にスキーか。

今日は確認だけで済んだ。
最近の私はまあまあの状態にいる。
目出度いのか目出度くないのか、正月早々に生理が来た。しかし、痛みもなく、PMSの症状もなかった。このままの勢いで閉経にまでこぎ着けたら、近所に赤飯を配るぐらい万々歳なんだが。さっきのおばちゃん患者さんとは対極的な思想だ。


いよいよパキシル減薬も近いかもしれぬ。
私からパキシルがなくなったら、どうなるんだろう。前みたいに陰鬱とした日々を過ごし、本も読めなくなってしまうのだろうか。ちょっこし怖い。

まあいいや。
そしたら、またクマ医師に相談すればいいのだから。

この「まあいいや」が大切らしい。クマ医師的に。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール
今日は診察が22時近くだったので、薬局は閉店していた。
明日、処方箋を持って薬を購入する予定。


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朝から晩まで

2011年01月05日 00時07分34秒 | Weblog
最近は、もう、殆どNHKしか観ない。
芸能人が雛壇で騒ぐような賑やかなバラエティ番組を観ていると頭が痛くなるんである。
また、先日の帰省で、久々に民放を観て、コマーシャルの存在を新鮮に感じた。

今夜も、NHKをつけっぱなし。
ニュースが終わり、そして私は画面に釘づけになった。
「爆笑問題のニッポンの教養」という番組が始まったのだが、そのゲストが将棋の羽生善治名人だったんである!

アンコール@FILE108「本当の強さって何?」
ひゃ!
高校時代、私は彼のファンであった。
公文式のチラシをファイリングし、分かりもしない将棋番組を観ていた。
勿論、明治ブルガリアヨーグルトのCMも録画した。


知的眼鏡男子は、あの頃から私の好きなタイプだ。
彼はそんな私の好みの必要条件を満たす理想の殿方であった。
今日の番組の中の彼も終始にこやかで、その笑顔を観てニタニタしてしまった。

本当の個性とは、強さとは何か?
「混とんの中でこそ、自分の個性が出せる」という羽生さん。
笑顔で難しいことをさらりと言っていた。



今年も高校時代の恩師から年賀状が届いた。
NHK連続テレビ小説「てっぱん」を観ると、亮子さんを思い出します、と書かれていた。
あのドラマでは尾道が頻繁に出てくる。私も毎朝観ている。
先生が、「尾道」で私を思い出してくださって、嬉しかった。


朝から晩までNHK。