世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

奇跡、更新。

2011年01月25日 23時09分09秒 | Weblog
予算を本格的に作成し始めて、時間のスピードを速く感じるようになった。
今日なんてあっという間に定時1時間前でびっくりした。まさにSFちっくな時空の中にいるようである。
今日までに警備料と福利厚生費と車両費を終了。一番大変な雑費と消耗品費、プチ大変な事務用品費と会議費、諸会費が残っている。

他に、店舗からゴミの回収の件や制服の件で問い合わせがあったり、他の部署からA5のコピー用紙の納品はまだですか?と連絡を受けたり、もうね、自分がいる部署はやっぱり総務なんだなあと実感した。


2001年の冬から春にかけるこの時期。私はまだ店舗で勤務をしていた。人間関係や販売という職種に不協和音を感じつつ悶々と生きていた。公休日が合う同期と会い、愚痴を言い合って慰め合う…それだけが唯一の楽しみであった。それでも、私が選んだ商品を「あなたが言うんならばそれにするわ」と買ってくれる顧客ができたりなんかして。逆にクレームを勃発させてしまったりもして。まあ、本当、もやもやと日々を過ごしていたんである。

そんな日々が嫌になり、人生初の「とらばーゆ」を購入した日。
ちょうど今ぐらいの時期。
たしか池袋西口公園で、私の携帯電話は本社からの着信を捕らえた。

「店舗から本社に来ない?」
という内容であった。

「本当に自分に本社の仕事が務まるのだろうか。秘書検定2級しか持っていない私が」
という不安しかなかった。でも断る気持ちは微塵もなく、3月には本社・総務部に異動になった。
当然、店長や先輩には引き留められた。
「本社に行ってもつまらないよ」
「あなたに務まるわけない」
「販売の仕事は最低3年やらないと楽しさを味わえない。勿体ない」
と。

あれから10年間、色々あった。
このブログに書いていないこともたくさんあるし、記憶から抹消したいことも多々あった。
あとどれくらいこの場にいるのだろうか。

店舗から本社に来たのも奇跡だが、10年間、この仕事を続けられたのも奇跡だ。
今までの奇跡を信じつつ、今日できることを精一杯やることが、明日からの奇跡を構築するのだと信じている。

奇跡、更新。

コメント (3)