非国民通信

ノーモア・コイズミ

最近、頭に浮かんだこと

2011-09-30 23:10:42 | 編集雑記・小ネタ

どうにもまとまった記事を書く気力がないので、この頃気になったことをメモ代わりに残しておきます。
これもまた、そのうち気分が乗ったときに、掘り下げて取り上げることもあるかも知れません。

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○○時代の政治家が現代に甦ったなら、みたいなフィクションが語られることは、割とあります。往々にして昔は良かった的な懐古趣味の披露であり、過去の人間に仮託して現代を嘆くものになりがちだったりするものですが、では反対に現代の政治家が昔の日本にいたのならどうなるかを考えてましょうか。

現代の政治家や財界人が過去の世界で活躍するとしたら――「繊維産業こそ日本のあるべき姿」などと称して「いとつむぎ大学」を創設し、製造業ではなく繊維産業と心中を図ったりしそうな気がしますね。そして繊維産業を存続させるべく、そこで働く人の賃金を新興国よりも低くできるよう頑張ったり等々。

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人間が一生をかけて排出する膨大なゴミは当然のことながら深刻な問題でもあります。石炭発電なんかでも膨大な灰(フライアッシュ)が出てしまうわけで、これの処理なんかも大いに問題だったりするわけです。

「放射性廃棄物は処理方法が確立されていない(キリッ」みたいな言説を得意気に披露されることが多い昨今ですが、原発のゴミならずともゴミ問題は行政府の頭を大いに悩ませる代物です。

人間が一生に必要な電力を原発で賄った場合に排出されるゴルフボール3個分の放射性廃棄物と、日本人が一生をかけて排出する30トンを超えるゴミ、前者ばかりを深刻視している人がいたら、さすがに首を傾げないでもありません。

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ワシントンは子供の頃、桜の木を誤って切り倒してしまいました。これを正直に父親に話したところ、怒られることはなく許されたそうです。きっと、斧を持ったまま謝りに行ったのでしょう。

公務員はぼろくそに言われるわけですが、一方で自衛隊員は賛美されるばかりで、彼らを面と向かって罵倒するような政治家など皆無です。普通の公務員も、武器を携行するようにすればいいと思います。そうすれば、しかるべく敬意を払われることでしょう。

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ソフトバンクの孫正義が、太陽光や風力発電の事業化に向けた新会社を作ろうとしているそうです。携帯電話と同じように契約者拡大にばかり熱心で、いざというときに繋がらない電気になりそうですね。

ちなみにiPhoneがKDDIからも発売とのことで、ユーザーのソフトバンク離れが急加速しているとか。KDDIは東京電力と関係が深いこともあって坊主憎けりゃ何とやら、KDDIまで非難する人がいて苦笑しますが――従業員を続々と自殺に追い込むFoxconnの製品を採用したことの方が、よっぽど非難されてしかるべきだと思います。

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正直に告白しますが、原発事故が起こるまでは反原発論者の言うことを鵜呑みにしていました。この点は率直に反省しています。その後、反原発論者の言うようなことが実際には起こらなかったことを見るにつれ、考えを改めたわけですが、あの事故がなければ根拠の怪しい俗説を信じていたままだったと思うと深く恥じ入るばかりです。

ノストラダムス等々の予言が当たったように見えるとしたら、数限りない予言の中から、たまたま現状に合致しているかに見えるものがピックアップされた結果です。小出裕章あたりの語ることもその類なのですが、それでも予言者を信じる人は後を絶ちません。

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ここまで週刊誌報道が信頼されたことは、かつてあったのでしょうか。週刊誌報道というものは基本的に煽り系のヨタばかり、記者の妄想を詰め込んだゴシップばかりであって、それを真に受けるのは恥ずかしいことだと思っていました。政権交代後は日刊ゲンダイを信奉する小沢信者なんてのも出てきたわけですが、原発事故後には週刊誌を信奉する人が……

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アホの枝野が東京電力の賠償請求書類の分量が多いことを指して「弁護士の私でも読み切れる中身ではない」などと宣ったとか。でも事業仕分けなんかを見る限り、枝野に何かを理解させるのは誰にとっても至難だと思います。そもそも賠償請求書を簡略化すると逆に穴だらけになるわけで、そうなったらまた別の方面から非難されていたことでしょう。

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台風の日、地上を走る電車が止まるのは予想通りでしたが、地下鉄区間での折り返し運転がなかったことまでは想定しておらず、またもや帰宅難民となってしまいました。折り返し運転はしないのですか、と駅員に聞いたところ、ダイヤを組み直しているところですとのこと。そのまま約5時間、風が収まるまで地下鉄は動きませんでしたとさ。

台風が来るのはわかっていたはず、というより非常事態を想定した地下鉄区間のみの折り返し運転のダイヤぐらい、事前に用意してあっても良さそうなものだな、と感じました。例によってJRの復旧が最も遅く他の私鉄の足を引っ張りまくる……かと思いきや意外にも山手線がしぶとく頑張っていたので驚きました。

台風が来るのはわかっているので、それぞれ自分の判断で早めに帰宅するなどの対策をとれ、なんて話もあるわけですが、そうできない立場の人も多いのです。業務命令で帰宅が許されなかったり、総務の判断を待たずに自主的に相対すれば時給がもらえなくなったり等々。

花粉症の季節とか、飛散量が多い日は天気予報で「外出を控えた方が良いでしょう」みたいなアナウンスが流れるものです。でも、仕事があるのですから無理してでも外に出るしかない人だって多いのです。そういう立場の人は多いはずなのに、不思議と配慮のない発言が多いなぁと思います。

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節電効果 大口29%、家庭は6%減 東電が発表(朝日新聞)

 東京電力は26日、今夏の節電効果の分析を発表した。今夏と昨夏の需要ピークを比べたところ、大工場やオフィスビルなど大口利用者の電力需要は29%、小口は19%それぞれ減ったが、家庭は6%減にとどまったという。

節電の夏も意外に大丈夫だったと宣う人も多いですけれど、家庭(個人)レベルでは実は大して節電できていないことがわかります。本当に頑張ったのは、大企業だったようです。夏場を乗り切れたのは大企業のおかげ、今後も節電という名の無理を続けるかどうかを問うべき相手は、国民ではなく大企業なのかも知れません。

これは勤務日を土日にずらしたり、あるいは操業時間を深夜にずらすなどのシフト策が奏功した結果と考えられますが、こうしたシフト勤務を強いられる労働者の立場は、もうちょっと慮られてしかるべきです。労組も左派も、デマを流しては偏見を植え付け差別を煽り、風評被害を広めるのにばかり熱心で労働者のことなど忘れている人が多いですけれど!

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東京電力の例を見るにつれ、日本では一般社員が経営責任を負わされるのが当たり前と考えられており、業務量の増大が支払われるべき対価の増加に結びつくべきものとは考えられていないことがわかります。資本主義とは別の、特殊な道徳律が支配する世界なのでしょう。

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何度も書いてきたことですが、お金は使ってもなくなりません。ただ所有者が変わるだけです。そしてお金が使われれば有効活用ですが、使われずに死蔵されれば機会損失であり「無駄」です。

社会保証受給者に関して思うのですが、受け取ったお金は税金が原資であるからこそ、社会に還元するのが筋です。一刻も早く、遊興費でも何でもいいですから使ってしまうことが大事です。逆にダメなのは、蓄えておくことですね。公金を死蔵させることこそ最大の悪です。お金が必要になったら、そのつど当然の権利として要求するべきなのです。

定額給付金に子ども手当、貯金に回されてしまうと経済効果も損なわれるばかりで財政支出ばかりが増えてしまいます。逆に得たそばから使ってしまう人は乗数効果を生み経済を活性化させ、将来的な税収増にさえ貢献してくれます。社会保障費は浪費家にこそ優先的に給付しましょう。それが経済優先というものです。道徳なんて糞食らえ!

 

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コメント (11)
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