Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

小休止・・・

2010-05-17 15:11:55 | Weblog
週末に9月に開かれる WCSS の投稿を終えた。予稿とはいえこの2~3週間は計算と執筆で忙しかったので,昨日はぐたーっとしていた。今日も久々に本屋に行き,まだエンジンがかからない(ただし,ノルマとして今日中に査読を終える予定)。これしきのことで糸が切れていては,とても「論文の量産」などできない。自分の「限界」が透けて見える・・・。

論文のタイトルは "The Effects of Valence of Word-of-Mouth and Its Propagation by Non-Adopters on New Product Diffusion: An Agent-based Approach" ・・・ベタな感じだ。本当はもっとセクシーにしたかったが,そこまでする自信は持てなかった。投稿期限ギリギリに他に類似研究があることがわかったりした。幸いにも採択されたら,分析をもっと深めないと・・・。

シミュレーションの結果を群間の平均値比較で分析した。それだと拾われない,価値のある情報が眠っているかもしれない。寺野先生(東工大)は,シミュレーション結果にデータマイニングを適用することを推奨する。膨大な出力から,ダイヤモンドのようなシナリオを掘り起こそうというわけだ。そこまでいかなくとも,交互作用の効率的把握に役立つだろう。

さて,これから6月の学会シーズンまでにやるべきことは・・・
1)クリエイティブ・ライフの研究 総仕上げ
2)製品/顧客のロングテールのデータ解析
3)アフィリエイト広告調査の準備
4)Marketing Science Conference での発表準備
5)サービスカイゼン研修での講義準備(コンセプト創造)
6)クリエイティブマーケティング講義前期後半準備
  ・・・・・・
1~2は「着手する」ということ。自分のメモリにデータとプログラムが常駐している状態にするということだ。