Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

SMWS2016@湯布院

2016-10-24 22:37:37 | Weblog
ソーシャルメディア研究ワークショップ(SMWS)、今年は湯布院であった。湯布院を訪れるのは初めてだ。金曜の夜に出歩いたときは寂れている感じがしたが、土曜の昼間、金鱗湖から駅に向かう中心部を歩いたときは多くの人で賑わっており、まったくそのようなことはなかった。

人通りの多い道から外れると静かな田園風景が広がる。眼前に迫る山々に雲がかかっている。野鳥が飛んでいる。Google Mapの指示通り歩いていると、道があるはずの場所に道がなかったりする。そうかといえば、軽井沢にでもあるような、お洒落な店に遭遇する。湯布院は奥が深い。



このワークショップは、今回で6年目、7回目を迎える。例年のようにマーケティング、社会学、社会心理学、コンピュータサイエンス、物理学等の研究者が参加した。元々クローズドな研究会ということもあり、今回の新規参加者は一人だけであった。メンバーはほぼ固定化してきた。

お互いに気心の知れた研究者どうしで交流することはメリットが大きい。過去に報告された研究の進捗を知るのも興味深い。一方で、全く異質な刺激もほしくなる。そのためには新規メンバーを増やしたいが、規模が大きくなると現在のような交流はできない。非常に難しいところである。

そもそもソーシャルメディアに関する研究(というのは漠然とした括りだが)は、世界的にどのように進んでいるのだろうか。われわれの知らない、非常に刺激的な一連の研究があるのではないか。それぞれが目を外に向けて、そこで見たことを語り合うことがより重要かもしれない。

最後にワークショップと関係のないことだが、前日の夜、一人で入った「まる」という居酒屋がなかなかよかったので、ここに記しておきたい。