ワインは栓を抜いたらなるべく早く飲むべし…ずっとそう思い込んでいた。だから本屋で「3日目のワインがいちばんおいしい」という書名の本に出会ったとき、大いに興味を惹かれた。これまで信じてきたことが間違いなら、早くそれを正して、残りの人生を楽しまなくてはならない。
肉には赤ワインで魚には白ワイン、赤を飲んだあとに白を飲むのは邪道、ロゼは何となく中途半端な存在…そうした思い込みもあった。本書は、そうした思い込みの誤りを教えてくれる。肉といってもいろいろ、赤といってもいろいろ。そこで飲食にもクリエイティビティが求められる。
それは凡人にとっては大変なことでもある。親切な著者は、こうしておけば間違いないという新たな定石を教えてくれる。それすら覚えられない自分はどうすればいいか?とりあえずは、どうすればもっと美味しく飲み食いできるか、心でシミュレーションしてみるくらいは必要だろう。
著者はフランスのワイナリーで働いた経験もあるワインショップの経営者。本書では徹底した顧客視線に立つ。ワインは好きだが、上から目線のワイン求道者にうんざりしている方にオススメの本。意味なくグラスを回したり、テイスティングのとき「うん旨い」とかいうのはやめよう。
肉には赤ワインで魚には白ワイン、赤を飲んだあとに白を飲むのは邪道、ロゼは何となく中途半端な存在…そうした思い込みもあった。本書は、そうした思い込みの誤りを教えてくれる。肉といってもいろいろ、赤といってもいろいろ。そこで飲食にもクリエイティビティが求められる。
それは凡人にとっては大変なことでもある。親切な著者は、こうしておけば間違いないという新たな定石を教えてくれる。それすら覚えられない自分はどうすればいいか?とりあえずは、どうすればもっと美味しく飲み食いできるか、心でシミュレーションしてみるくらいは必要だろう。
3日目のワインがいちばんおいしい | |
渡辺良平 | |
新星出版社 |
著者はフランスのワイナリーで働いた経験もあるワインショップの経営者。本書では徹底した顧客視線に立つ。ワインは好きだが、上から目線のワイン求道者にうんざりしている方にオススメの本。意味なくグラスを回したり、テイスティングのとき「うん旨い」とかいうのはやめよう。