昨年の年初で宣言した2冊の書物の出版については、全く約束を果たせず2025年が始まった。とはいえ、Complex Modeling of Consumer Behavior はもうすぐ脱稿できるはず。というか、そうしなくてはならない(amazonでは今年7月発売になっている…)。もう1冊のビジネス書については全く進まず、企画として残っているか、編集者の方に問い合わせるのも怖いぐらいだ。
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論文の発表も全くない。そんな中、唯一の出版といえば、瀧川裕貴さんとの共同研究の一部が、『ブルデュー社会学で読み解く現代文化』(片岡栄美・村井重樹編著、晃洋書房)という本の第7章に「ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間」として収録されたことだ。基本的に社会学の論稿であり、大半の貢献は瀧川さんによるが、自分の業績リストにもちゃっかり載せることにする。
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このプロジェクトは、ウェブ調査+Twitterのクローリングで収集したデータから、ソーシャルメディア上で職業や社会的地位をシグナルする行為について探ったもの。期待通りの結果では必ずしもなかったが、それなりに社会科学的に深い含意があると思っている。このプロジェクトで開発した職業ベースの社会経済的地位の測定方法を他のデータに適用すべく研究費を申請、朗報を待っている。
4月からの半年間、在外研究をNYUで行う。石原昌和さんたちと行ってきた研究のうち、昨年冬のJIMSで発表したパッケージグッズ市場における新製品普及の研究について、論文投稿まで行くのが第1の目標。また、同種のデータを使い、既存製品を含めたマーケティング戦略の定石に関しての研究を大きく前に進めたい。春のJIMSで発表した音楽ストリーミングの分析も待ったなしである。
…といろいろ並べていくと、また口先だけで終わる不安がよぎる。居直って妄想だけの研究テーマを挙げると「美への選好」と「死への恐怖」の2つで、実は昨年の年初にも言及しているので、妄想としては一貫している。もう1つ加えると「嫉妬と羨望」という、美への欲望と死への恐怖をつなぐキーワードだと勝手に考えているテーマがある。これらは来年もまた、夢のテーマとして挙がるだろう。
加齢やら何やらで健康上の不安がないわけではないが、明治大学らしく「前へ」進むしかないのである。秋に帰国したあとは1年分の講義を半年で集中して行う必要があるので、けっこう大変ではある。まあ何とかなるでしょう。
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論文の発表も全くない。そんな中、唯一の出版といえば、瀧川裕貴さんとの共同研究の一部が、『ブルデュー社会学で読み解く現代文化』(片岡栄美・村井重樹編著、晃洋書房)という本の第7章に「ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間」として収録されたことだ。基本的に社会学の論稿であり、大半の貢献は瀧川さんによるが、自分の業績リストにもちゃっかり載せることにする。
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このプロジェクトは、ウェブ調査+Twitterのクローリングで収集したデータから、ソーシャルメディア上で職業や社会的地位をシグナルする行為について探ったもの。期待通りの結果では必ずしもなかったが、それなりに社会科学的に深い含意があると思っている。このプロジェクトで開発した職業ベースの社会経済的地位の測定方法を他のデータに適用すべく研究費を申請、朗報を待っている。
4月からの半年間、在外研究をNYUで行う。石原昌和さんたちと行ってきた研究のうち、昨年冬のJIMSで発表したパッケージグッズ市場における新製品普及の研究について、論文投稿まで行くのが第1の目標。また、同種のデータを使い、既存製品を含めたマーケティング戦略の定石に関しての研究を大きく前に進めたい。春のJIMSで発表した音楽ストリーミングの分析も待ったなしである。
…といろいろ並べていくと、また口先だけで終わる不安がよぎる。居直って妄想だけの研究テーマを挙げると「美への選好」と「死への恐怖」の2つで、実は昨年の年初にも言及しているので、妄想としては一貫している。もう1つ加えると「嫉妬と羨望」という、美への欲望と死への恐怖をつなぐキーワードだと勝手に考えているテーマがある。これらは来年もまた、夢のテーマとして挙がるだろう。
加齢やら何やらで健康上の不安がないわけではないが、明治大学らしく「前へ」進むしかないのである。秋に帰国したあとは1年分の講義を半年で集中して行う必要があるので、けっこう大変ではある。まあ何とかなるでしょう。