「嫌われ松子の一生」、日本版フォレスト・ガンプといったところか、クアトロの父の好きな映画だ。 なんでどうして、こんなはずじゃなかったと思う松子の生涯。 時代を映したひとつひとつのエピソードがとても身近に感じられる。 隅田川を見ながら故郷を思って泣く松子。 エンターテイメントな作風の中にとても感傷的な雰囲気も良い。 春になって帰ってきたサクラマス。 川で育ったヤマメの仲間から、はじきだされ大海でもまれて帰ってきた。 川に残ったヤマメよりも一回りも二回りも大きくなって帰ってきた。 脂だって充分に乗っている。 なんでどうして、こんなはずじゃなかったのに、やっとの思いで帰って来たサクラマスはクアトロでマリネにされて薄くスライスされてお客様に供される。 「でも、いいの一人ぼっちよりもずーとましだもの、私のことを美味しいって愛してくれるのだから」サクラマスは独白するのです。
クアトロの密かな人気デザートに「アフォガード」なるものがある。
注文するとアイスクリームとエスプレッソコーヒーが運ばれてくるだけのことである。
アフォガードとは溺れるという意味だが、冷たいアイスクリームに熱いエスプレッソをかけた状態は、甘くてほろ苦く生ぬるいその味わいは恋に溺れたような大人の味わいなのだ。
さらに、クアトロの父は黒い液体が入ったビンを持ってくる。
この液体をアイスクリームにちょっとかける。
さらに恋に溺れる媚薬なのだろうか。
クアトロの父は得意げに、これは私が作ったコーヒーリキュールだと告白する。
恋の媚薬のようにうっとりとする美味しさになるのだろうか。
クアトロで試してみよう。
(お酒がだめな人やハンドルキーパーの方にはおすすめしません)
ファルネーゼは、イタリアでナンバーワンと云われるワイン・メーカー。
数々のファルネーゼ・スタイルのワインを作っている。
ファルネーゼ・スタイルは、優良な原料のブドウを確保し濃厚な果実味のワインに仕上げるもの。
ブドウ生産者に良いブドウを作って貰い、その品質に見合った対価を支払う。
買い取り価格を約束し良いブドウを作って貰うことを大事にしている。
クアトロも見習いたい姿勢だ。
そのファルネーゼが遂にトスカーナに進出。
テヌーテ・ロセッティとタッグを組んでキャンティを作った。
そのテヌーテ・ロセッティのキャンティ・クラシコ“ポッジオ・チベッタ”がクアトロの13周年祭りに登場。
従来のキャンティをより濃厚にして、味わい深く仕上げている。
さすがに、ファルネーゼ・スタイルと思わせるワイン。
ポッジオ・チベッタは、フクロウの丘と云う意味で、幸運を呼ぶフクロウのエチケットがおしゃれだ。
ヨーロッパでは、フクロウは見通しがきくと云うことで、幸運のシンボルになっている。
日本でも、“不苦労”とか“福郎”とか語呂合わせもありやはり幸運のシンボル。
クアトロで、ポッジオ・チベッタを飲むときっと福来ろうと見通される。
クリスマスやお正月になると登場するクアトロのオマール海老のパスタ。
13周年企画として、そのオマール海老のトマトクリームが特上ウニのペペロンチーニと共に登場。
エビ・カニは、グルメ女子のお気に入りメニューだ。
特に、このオマール海老にトマトクリームを合わせたものは、人気がある。
トマトの酸味とクリームの甘味がオマール海老の旨味とよく調和する。
そして、ひこのオマール海老は美味しいだけではない。
体に良い、“タウリン”“セレン”“キチン”なとが多く含まれている。
これらは、アンチエイジング、病気の予防、美肌効果などに効力がある。
ダイエットにも良いようで、女性が好むのも本能なのだろうか。
男性も、動脈硬化に良さそうですよ。