ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロの父の告白

2011年06月20日 | チーズの話

昨晩、中島哲也監督の「告白」を録画で観たクアトロの父。
久しぶりに凄い映画に出会えたと思った。
脚本が良く書かれているのだが、編集も中島監督らしいテンポの良い作りで観ていて飽きない。
原作の味わいは、芥川龍之介、映画の味わいは、黒澤明を思い浮かべたクアトロの父だ。

Photo クアトロの父は告白する。
ペライユというフレッシュチーズがクアトロに入荷しています。
フランスとスペインの国境を分けるピレネー山脈で造られる羊乳のフレッシュチーズです。
有名なブルーチーズ、ロックフォールに使われる羊乳の絞りたてをチーズにしたのが始まりでした。
羊は春に子供を産むために、春先から初夏の間にしか食べられないフレッシュチーズで、そのコクのある味わいは絶品なのです。
そう、今が旬の盛りのチーズなのです。
そして、わたしは、そのチーズに良く合うワインを知っています。
仮にそのワインをAと呼びます。
ワインAは、青リンゴのような風味が心地よい南フランスの白ワインです。
でも、わたしはこのペライユとワインAの関係を誰にでも教えたくはありません。
そう、わたしはもったいぶっているのです。

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リカゾリ男爵のワイン

2011年06月19日 | ワインの話

Photo 父の日にクアトロでワインを楽しみたいお父さんにおすすめの赤ワインがある。
大多数のお父さんの理論では、イタリアンで飲むワインはイタリア・ワインでなくてはならない。
イタリア・ワインといったらキャンティでなくてはならない。
そこで、“キャンティ・バローネ・リカゾリ”をお勧めするクアトロの父だ。
バローネとは男爵のことだから、リカゾリ男爵のキャンティである。
このリカゾリ家は1000年前からキャンティというワインを築いたキャンティの生みの親と云われている。
イタリアンで飲むべき正統なワインはこれだとお父さんも納得することだろう。
さらに、このリカゾリ家からはイタリアの首相も輩出している名家だ。
1867年日本では坂本龍馬が暗殺された年にイタリア王国の首相だったのが鉄の男爵と呼ばれたリカゾリ男爵だ。
歴史が好きなお父さんは、このワインを飲みながら多弁になることだろう。
さらにさらに、クアトロはこの正統派キャンティを2400円という特別価格で提供する。
今日はご馳走になるお父さんも、会計は自分持ちのお父さんも納得の価格だろう。

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ペルージャ物語

2011年06月18日 | ワインの話

02100010001324_2 遂に運命の父の日がやって来る。
父の日はクアトロで食事をしましょうと云うご家族もあるようだ。
父の日はクアトロで美味しいものを食べる口実だとしても、お父さんは嬉しいものだろう。
お父さんの味方クアトロとしても、お父さんが喜びそうな美味しいものを色々と用意している。
勝浦のカツオとか江戸前のマコガレイとか、新着チーズも色々と取りそろえ、米沢豚の料理とかも用意している。
ここで、お父さんはワインを選ばなくてはと思う。
家族の手前、かっこよくワインを選びたいと思うかもしれない。
当然、クアトロの父はお父さん向けのワインを色々と用意している。
たとえば、イタリア・ウンブリアのグレケットという白ワインはいかがだろう。
グレープフルーツやミカンの花のアロマは魚料理や前菜との相性が良い。
今注目の自然派ワインだ。
ワインの評価誌ガンベロ・ロッソで高評価を受けている。
とか、伝えようか。
いや、ここはお父さんにこう囁く。
「サッカーのナカタ選手がいたペルージャの白ワインですよ」
もう若い人には解らない話題かもしれないが、きっとお父さんの話題は広がることだろう。
その他にも、お父さんの話題に合うワインやお酒を用意しているクアトロである。

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十二橋物語

2011年06月17日 | ワインの話

Photo マンガ「ソムリエール」で扱われて評判になったワイン“ガバ・ド・シル”。
主人公のソムリエール(女性のソムリエ)がワイン通のお客様にブラインドでワインを飲ませる。
ワイン通のお客様は数万円する“エルミタージュ”というワインだと確信するのだが、実はスペインの新しいワイン“ガバ・ド・シル”だった。
このワインの価格は安い。
ブドウ品種はスペインの地ブドウで無名と云っても良い“メンシア”と云うブドウ。
テルモ・ロドリゲスと云う、若き醸造家によって発掘されたブドウ品種だ。
今では、ワイン評論家などにも高い評価を受けているブドウ品種だ。
テルモ・ロドリゲスの手がけるワインは、そのエチケットもセンスが良い。
このワインはシル川沿いで造られるのだが、エチケットの12の橋はこのシル川に架かっているのだろうか。
ワインを楽しむ会話も提供してくれるエチケットである。

後日、クアトロの父もソムリエールを秘かにマネるかもしれない。
「お客さん、ちょっとこのワインをブラインドで飲んでみませんか」
「美味しいでしょ、何万円もするワインみたいでしょう、何て云うブドウ品種だか解りますか・・・」
ヒ、ヒ、ヒと含み笑いをするかもしれない。
卑屈なクアトロの父である。

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レポゼッション・メン

2011年06月16日 | 映画の話

Photo DVDで2010年ジュード・ロウ主演「レポゼッション・メン」を観たクアトロの父。
ジュード・ロウの出世作「ガタカ」を思わせる暗い近未来世界の話だ。
ジュード・ロウはこういった暗い影のある役が良く似合う。
レポメンは、近未来に人工臓器がビジネスになっているのだが、その価格は高い。
命に代えられないだろうと人々は高金利ローンで購入する。
しかし、そのローンも払えないとレポメンと呼ばれる回収屋によって臓器を回収され命をも奪われてしまう。
ジュード・ロウは優秀なレポメンだったのだが、事故に逢い今度は自分が人工心臓を付けることになり・・・。
近未来に住む人々の幸せとは何だろう。
すでに夢の中にしか、幸せはないのだろうか・・・。
スカッとしない映画なのだが、こういう映画には溶け込みやすいクアトロの父だ。
根が暗い人におすすめの作品である。
豊四季界隈に住む人々の幸せとは何だろう。
クアトロで旬の料理と気の利いたワインを飲むことだろうか・・・。

※本日のディナーは貸切のため一般の営業を休ませていただきます。

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