内房のマコガレイ、青森のメバル、長崎のイサキ、山形の天然真鯛どの魚にしようか。
魚を一本丸ごと皮目を軽く焼いてからアサリや白ワインなどを入れ魚を炊くようにして作るアクアパッツァというイタリア料理は豪快に旨い。
魚の骨の髄からも旨味を引き出すような料理だ。
そのアクアパッツァには、やはりイタリアのスパークリングワイン・スプマンテが良く合う。
青リンゴやミカンのような柑橘系の酸味を持ったスプマンテがこの魚料理に良く合う。
そして、グラスの底から立ち上がる泡は小さい方がよい。
ゴボゴホと上がってくるようなスプマンテは、お腹が張るだけだ。
細かい泡は、魚の旨味をきれいに包み込んでくれる気がする。
そして、アクアパッツァの醍醐味はスープだ。
スープにすべての旨味が凝縮されている料理だ。
バケットを注文してスープにバケットを浸してスープを飲むというより食べる、そしてまたスプマンテを飲む。
理想的なアクアパッツァの楽しみ方だ。
もちろん、お酒の飲めない方にも美味しいアクアパッツァである。
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