ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

優しくしなやかなワイン

2010年09月25日 | ワインの話

Photo クリストフ・シュヴォーのワインがクアトロに入荷した。
今やブルゴーニュのカルト的人気ドメーヌである。
クリストフのお父さんは世界一のワイン・ロマネ・コンティを生むDRCに長年勤め上げブドウ栽培の神様と呼ばれている。
どうやら頑固オヤジらしく、仕事は教わるものでなく見て盗めという昔気質の職人だという。
息子のクリストフもブルゴーニュの名門ドメーヌで修行をしている。
この親子が作るワインが今カルト的人気を得るのは大いに頷ける気がする。
このドメーヌのスローガンは「優しくしなやかなワイン」だ。
優しくしなやかなワインを作るためにすることは、せっせと畑を耕すことこれにつきるという。
クリストフ・シュヴォーのジュヴレ・シャンベルタンとブルゴーニュ・ブランがクアトロに入荷した。
優しくしなやかな味わいをクアトロで味わおう。
ブルゴーニュ・ブランはこの土日だけグラスワイン600円で優しくしなやかに販売中だ。
孫にも厳しい頑固オヤジ・クアトロの父が作る手打ちパスタも優しくしなやかな味わいである。
こちらも、よろしく。

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黄金の山からやって来た女王様

2010年09月24日 | チーズの話

Photo 秋の訪れを告げる「モンドール」というウォッシュタイプのチーズがクアトロに到着した。
例年よりも早い到着だ。
フランスとスイスにまたがるジュラ山脈にあるモン=山、ドール=黄金、黄金の山で作られるチーズだ。
8月15日から3月15日までしか作られないチーズで、9月10日以降に販売が開始される。
ボージョレ・ヌーヴォー同様に解禁とともに味わいたい旬の味覚だ。
このモンドールはチーズの女王様と呼ばれている。
このチーズの女王様は、いただきかたに気を遣わなくてはいけない。
もみの木の一種エビセアの樹皮で作られた箱に入っているが、やたらにこの箱から出してはいけない。
このエビセアの上品で爽やかな香りこそが女王の香りである。
箱に収めたままに、チーズの表面の白いベールに十文字の切り込みを入れ、そのベールの内側に秘められたとろーりととろける部分をスプーンですくう。
しかし、ここで慌ててスプーンを口に入れてはいけない。
女王様には食べ頃の温度がある。
冷蔵庫から出されたばかりの時は、充分に室温にもどしてあげなければいけない。
スプーンの上からもとろーりと流れそうな頃合いが女王様の適温である。
その状態を確認してから静かにスプーンを口に運ぶ。
口を閉じたら鼻から空気を口の中に取り込もう。
するとミルクの濃厚で甘い香りとエビセアの爽やかな森の香りが口の中いっぱいに広がり鼻孔をくすぐる。
これぞチーズの女王様の気品なのである。
その美味しさにうっとりとしつつも、ブルゴーニュの赤ワインで余韻をさらに楽しむのも一興である。
黄金の山からやって来た女王様への謁見は今晩からクアトロで。
正装である必用はありませんという女王様のお言葉をいただいております。

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もちっとした弾力がたまらない

2010年09月23日 | パスタの話

Photo 赤ん坊の寝顔を見ているだけで時間を忘れる。
たまに、ほっぺたや手足をさわる。
そのもちっとした弾力がたまらない。
しかし、いつまでも赤ん坊に見とれているわけにはいかない。
急に涼しくなるとお客様のオーダーも秋バージョンに突然に切り替わる。
クリーム系のパスタや脂の乗った魚が人気になる。
手打ちパスタのクリームソースも急に売れ始めるから不思議だ。
麺職人クアトロの父が忙しくなる季節だ。
クアトロの手打ちパスタは小麦粉とタマゴをよく練って寝かして平たく打って畳んでといった作業から生まれる。
茹で上げられたそのパスタは、乾麺と違った小麦粉本来のデンプンが持つ、炊きたてのご飯と同じ美味しさがある。
そして手打ちパスタは平たく打って畳んでという作業を繰り返すことで小さな気泡を持っている。
手打ちパスタはその小さな気泡に旨味を取り入れる。
ソースはオイル系よりクリームソースのようなスープ系が手打ちパスタには馴染みやすい。
「生ハムときのこのクリームソース/タリアテッレ」や「四種チーズのクリームソース/タリアテッレ」の美味しさの秘密はその点にある。
手打ちパスタのもちもちっとした食感はデンプンの持つ特質と小さな気泡にある。
秋分の日、麺職人クアトロの父は気持ちを新たに麺作りにいそしむのであった。
手打ちパスタのもちっとした弾力、目指すは赤ん坊のほっぺである。
その確認のために、また赤ん坊のほっぺを触るクアトロの父だ。

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クリームアンミツ

2010年09月22日 | 個人的な話

Photo_3 昨日は浅草・上野を散策するじじとばば。
建設中のスカイツリーを見ては孫が大きくなったときにこうだったよと話そうと考える。
上野の動物園にもまた出かけるようになるのだろうとか考える。
孫のことばかり考えているじじとばばである。
それでも三橋のクリームアンミツを食べている時はしばし孫のことは忘れる。
昼食は浅草で済ませたが、バスに乗ってわざわざ上野の三橋のアンミツを食べに来た。
季節は秋のはずで、栗入りのクリームアンミツをつぶあんで注文した。
クアトロの父はこしあんよりもつぶあんのアンミツが好きである。
三橋のクリームアンミツはソフトクリームが乗っているのがうれしい。
そしてあんこが甘すぎないのが良い。
そのクリームアンミツが運ばれてくるとソフトクリームを少しづつあんこと蜜に混ぜながら寒天を食べる。
その合間にぎゅうひやミカンを食べると冷たさでしびれた舌がもどる。
この作業の繰り返しが楽しいクアトロの父だ。
まあ、栗は無くても良かったかなとも思うが、季節感も尊重しなくてはいけない。
そのうちに、孫達にもこの食べ方を伝授しなくてはならないと思うクアトロの父だ。

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ビギナーズ・ラック

2010年09月21日 | 個人的な話

Photo 昨日は敬老の日。
何歳から敬老の日の対象なのだろう。
年齢に関係なく孫からするとおじいちゃん、おばあちゃんは敬老の日の対象者なのだろう。
すると、クアトロの父も今年は敬老の日の対象者のビギナーである。
昨日は長男の方の子供も遊びに来て、次男のクアトロのシェフの子供と対面。
二人のいとこ同士の記念写真を撮った。
クアトロの父には、この写真が敬老の日に最高の贈り物であった。

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