ドイツ映画の最近の傑作「マーサの幸せレシピ」を見ていた。ハリウッド映画「幸せのレシピ」はこの映画のコピーである。女性シェフが主人公の物語である。
冒頭でマーサは語る
「美味しい魚料理は、魚自体の美味しさとそれに合ったソースがあればそれ以上のものはないわ」
クアトロの父は大きくうなずくのだった。
クアトロの料理の信念がそこにある。イタリア料理の考え方も同様だと思っている。素材の美味しさと、さらに素材をちょっと引き立てる味付けがあればそれで良い。
今日クアトロはメカジキを仕入れた。淡泊な味のメカジキをカツレツにし、トマトとバジルとニンニクをオリーブオイルに漬け込んだソース、ケッカソースを合わせてみる。
このケッカソースはいかにもイタリア料理らしいソースである。トマトとバジルとニンニクはイタリアの国旗そのものでもある。
淡泊なメカジキがカツレツという調理法とケッカソースによって、それぞれの旨みを包みこみ調和する。
“メカジキのカツレツ／ケッカソース”は、マーサも気に入ってくれることだろう。
※クアトロは、２月１１日（水）１２日（木）連休させていただきます。
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