ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ボージョレ・ヌーヴォー2021入荷

2021年11月16日 | ワインの話

いよいよ18日の木曜日にボージョレ・ヌーヴォー2021が解禁。
クアトロにも、例年仕入れている、王侯貴族御用達のボージョレ・ヌーヴォー“シャトー・ドゥ・ピゼイ”が入荷して解禁日を待っている。
ボージョレ・ヌーヴォーは、お祭りのワインと云われ、日本人もそのお祭りに便乗しているが、そもそも何のお祭りなのだろう。
一般的には、その年の収穫を祝うお祭りとか、その年のワインの出来を計る行事とか云われる。
しかし、それならばボージョレのワインである必要があるのだろうか。
そもそも、ボージョレと云う地域は、ワイン作りにとても適した地域。
ワインの出来を計る必要も無く毎年安定して良いワインが出来る。
量産の出来るブドウ品種ガメイが特にこのボージョレ地域に適していた。
近くに大都市リヨンがあり、ボージョレのワインは昔からリヨンの人々に消費されていた。
第二次大戦になると、ドイツ軍にパリを占拠されパリジャンがこのリヨンに疎開してくる。
そしてパリジャンもこのボージョレの軽快な味わいを好んだ。
大戦後にパリに戻ったパリジャン達を素にボージョレのワインが流行り、さらに、ヌーヴォーと云うワインの作り方が生まれ、お祭り好きのパリジャンに大ヒットすることになる。
パリの人々には、このお祭りは戦争が終わり、自由にワインを楽しめるお祭りだったのかもしれない。
やがて、このお祭り騒ぎが日本人の目にとまり、日本では世界で一番早く飲めるとのことで一大ブームとなったが、パリジャンの気持ちは置き去りにしたのかもしれない。
そんな、ボージョレ・ヌーヴォーを木曜日には、豊四季のクアトロで乾杯。

※毎週火曜日の夜の夜と水曜日全日は、定休日になります。
※来週の火曜日は祭日なので夜も営業します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする