ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワインをテーマで飲む~ボージョレ・ヌーヴォーとプリムール

2016年11月21日 | ワインの話

毎週月曜と火曜は、クアトロの父がテーマを決めてワインの飲み比べ。
今日と明日のテーマは、「ボージョレ・ヌーヴォーとプリムール」

まずは、王侯貴族御用達の“シャトー・ドゥ・ピゼイ”の今年のボージョレ・ヌーヴォーと、昨年のものの飲み比べ。
今年のボージョレ・ヌーヴォーは、とてもエレガントな仕上がりと表現される。
昨年のものは、ここ50年で最高の出来と表現される。
そて、昨年のものがまだ美味しく飲めるのか、それぞれに味わいの違いがあるのか、飲み比べてみましょう。

次は、P.P.(フィリップ・パカレ)の“ボージョレ・プリムール2011”(写真)。
フィリップ・パカレは、ボージョレの自然派ワインの第一人者だ。
化学肥料や農薬を使わずに、自然酵母で仕上げるボージョレを造る。
彼は、かのロマネ・コンティの醸造長の職を蹴ったという。
プリムールとは初めてのという意味だ。
ヌーヴォーとも同義語ではあるが、今年はじめての彼の作品と云う思いが込められている。ヌーヴォーは出来たての旨さが狙いだが、このプリムールは出来たても旨く、さらにビン熟させても旨いワイン造りを目指している。
早く飲むことだけのヌーヴォーとは違うジャンルのものと云うことだ。
このフィリップ・パカレのプリムールは、ガメイ種本来の味わい風味を尊重している。
濃縮感だけを求め、ガメイ種と違うワインを造る昨今のブームには反するワイン造りだ。
さて、5年寝かしたこのフィリップ・パカレのプリムールの味はいかに。

ボージョレ・ヌーヴォー2016、ボージョレ・ヌーヴォー2015、ボージョレ・プリムール2011、三種類のグラスワイン飲み比べを2000円での販売です。
クアトロの父の解説も、もれなく付きます。







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