イタリア映画不朽の名作「鉄道員」。
舞台は戦後のイタリアで、時代の移り変わりに取り残され、大人になっていく子供たちにもとまどう鉄道の機関手である父親の物語。
その父親を見つめる、この映画の語り部役のサンドロ少年が実に良い。
仕事が終わり、仲間と酒場でギターを奏でながら飲み明かす父親。
機関車で事故を起こしてしまい、苦しい思いに沈みお酒を飲んで忘れようとする父親。
そのどちらのお酒も藁に包まれたキャンティワインだろうか。
仕事が終わり、仲間とクアトロで美味しいものでも食べながら藁のキャンティをいかがでしょう。
または、なでしこジャパンの大敗を忘れようとクアトロで藁のキャンティを飲みますか。
この薦被りのキャンティは、昔は酸っぱくてまずかった。
でも、今のは中味は通常のボトルのものと同様です。
「パパ、お家に帰ろう」
と、サンドロが迎えに来るまでゆっくり飲みたくなる、そんなワインです。